LSILogic SCSI コントローラを使用するように構成されている Windows 仮想マシンが、このコントローラはオペレーティング システムでサポートされていないと報告する
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LSILogic SCSI コントローラを使用するように構成されている Windows 仮想マシンが、このコントローラはオペレーティング システムでサポートされていないと報告する

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Article ID: 344172

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VMware vSphere ESXi

Issue/Introduction

Symptoms:

免責事項: これは英文の記事 「Windows virtual machine configured to use a LSILogic SCSI controller reports that the operating system does not support the controller (2004740)」の日本語訳です。記事はベストエフォートで翻訳を進めているため、ローカライズ化コンテンツは最新情報ではない可能性があります。最新情報は英語版の記事で参照してください。


  • Windows 仮想マシンがパワーオン状態のときに、vSphere Client 上にある仮想マシンの [タスクおよびイベント] タブの [イベント] に次の警告が表示されます。

    ゲスト OS は <Windows OS> であり、仮想マシンに 1 つまたは複数の仮想 SCSI デバイスがインストールされています。<Windows OS> は、VMware ESX がその仮想 SCSI デバイスで現在使用している LSI Logic SCSI アダプタをサポートしていません。続行するには「OK」を、キャンセルするには「キャンセル」を選択してください。

  • 仮想マシンがパワーオンにならず、同様の警告が表示される。
  • 仮想マシンのパワーオン操作は正常に行われるが、仮想マシンの起動に失敗し、青い画面 (BSOD) が表示される。
  • この警告メッセージが、仮想マシンの vmware.log ファイルで見つかることもあります。
  • この問題が、Windows 2000、Windows NT、Windows XP 32 ビットなど、Windows Server 2003 より前の Windows オペレーティング システムで発生します。


Environment

VMware ESXi 4.1.x Embedded
VMware ESXi 4.0.x Embedded
VMware ESXi 4.1.x Installable
VMware ESX 4.1.x
VMware ESX 4.0.x
VMware ESXi 4.0.x Installable
VMware vSphere ESXi 5.0

Cause

この問題が発生するのは、これらの Windows 仮想マシンの SCSI コントローラのいずれかが LSILogic Parallel タイプとして構成されている場合です。

デフォルトでは、Windows 2000、Windows NT、Windows XP 32 ビットなどの Windows オペレーティング システムには LSILogic SCSI アダプタ用のデバイス ドライバが組み込まれていません。

Resolution

  • 仮想マシンのパワーオン操作が正常に行われ、仮想マシン内のすべての仮想ディスクが表示されている場合は、[イベント (Events)] タブのこのメッセージを無視しても構いません。

  • ゲスト OS のインストール中にこの問題が生じている場合は、インストール プロセス時に LSILogic SCSI コントローラ用のドライバが必要です。

    : Windows Server 2003 よりも古い Windows オペレーティング システム(Windows XP 32 ビットを除く)をインストールしている場合、SCSI コントーラのタイプを BusLogic Parallel に変換すれば、LSILogic SCSI コントローラ ドライバをインストールする必要がなくなります。これらのオペレーティング システムには BusLogic Logic SCSI コントローラ ドライバのビルトイン サポートが含まれていますが、Windows XP 32 ビットにはこのビルトイン サポートがありません。SCSI コントローラのタイプを BusLogic Parallel に変更するには、手順 1 に従います。

    LSILogic SCSI コントローラ ドライバは LSILogic Web サイトのダウンロード センターからダウンロードできます。http://www.lsi.com/support/products に移動して、使用しているゲスト OS 用の LSI20320-R SCSI アダプタ ドライバをダウンロードします。ダウンロードしたドライバの zip アーカイブには、Windows オペレーティング システムのインストール時にドライバをインストールするための手順が記述されたテキスト ファイルも含まれます。

  • 次に該当する場合は、いずれかの手順を実行します。

    • インストール済みの仮想マシンのパワーオン操作に失敗し、青い画面 (BSOD) が表示される。
    • LSILogic Parallel タイプの SCSI コントローラからアクセスする仮想ディスクの一部が、仮想マシン内に表示されない。

手順 1:仮想マシンの SCSI コントローラのタイプを Bus Logic Parallel に変更する

:仮想マシン内で LSILogic Parallel タイプの SCSI コントローラを使用する必要がない場合は、この手順を実行します。

仮想マシンの SCSI コントローラのタイプを Bus Logic Parallel に変更するには:

:開始する前に、コントローラ上の仮想ディスクにスナップショットがないことを確認します。
  1. 仮想マシンがパワーオフになっていることを確認します。
  2. 仮想マシンを選択し、設定の編集 をクリックします。
  3. LSILogic Parallel として構成されている SCSI コントローラ フィールドを選択します。
  4. タイプの変更 をクリックします。
  5. BusLogic Parallel を選択し、OK をクリックします。
  6. タイプが LSILogic Parallel に構成されているすべての SCSI コントローラ フィールドで、手順 3 ~ 5 を繰り返します。
  7. 仮想マシンをパワーオンします。

手順 2: LSILogic Parallel ドライバをインストールする

:仮想マシン内で LSILogic Parallel タイプの SCSI コントローラを使用する必要がある場合は、この手順を実行します。

LSILogic Parallel を使用する場合に必要なドライバを仮想マシンにインストールするには:

  1. 仮想マシンのパワーオン操作で青い画面 (BSOD) が表示される場合は、手順 1 を実行して、起動仮想ディスクの SCSI コントローラのタイプを Bus Logic Parallel に変換します。
  2. 仮想マシンをパワーオンします。
  3. LSILogic SCSI コントローラ ドライバを LSI Logic Web サイトのダウンロード センターからダウンロードします。

    http://www.lsi.com/support/products に移動して、使用しているゲスト OS 用の LSI20320-R SCSI アダプタ ドライバをダウンロードします。

  4. ダウンロードしたドライバ ファイルを、仮想マシンのデスクトップまたは簡単にアクセスできる別の場所にコピーします。
  5. 仮想マシンをパワーオフします。
  6. LSILogic Parallel タイプの新しい SCSI コントローラを仮想マシンに追加します。

    LSILogic Parallel タイプの新しい SCSI コントローラを追加するには:

    1. 1 MB 程度の少容量の新しいハード ディスクを追加します。
    2. ウィザードの仮想デバイス ノードの選択では、起動デバイス用とは異なるコントローラを選択します。

      たとえば、仮想マシンの起動仮想ディスクがコントローラ 0 にある場合(起動仮想ディスクの仮想デバイス ノードが SCSI (0:x) の 1 つである場合)は、新たに追加したハード ディスクの仮想デバイス ノードに SCSI (1:0) を選択します。

    3. ハード ディスクを追加すると、手順 b で選択した仮想デバイス ノードに対応する新しい SCSI コントローラのエントリが追加されます。
    4. 新しい SCSI コントローラを選択し、タイプの変更 ボタンをクリックして、SCSI コントローラのタイプを LSILogic Parallel に変更します。

  7. 仮想マシンをパワーオンします。
  8. [新しいハードウェアが見つかりました] ウィザードまたは Windows ゲスト内の Windows デバイス マネージャに従って、手順 3 でダウンロードした LSILogic SCSI コントローラ ドライバの場所を指定します。これにより、ゲスト OS 内に LSILogic SCSI コントローラのドライバがインストールされます。
  9. 仮想マシンをパワーオフします。
  10. 手順 6 で仮想マシンから追加されたハード ディスクを削除します。
  11. 残りの SCSI コントローラのタイプを LSILogic Parallel に変更します。
  12. 仮想マシンをパワーオンします。


Additional Information

Windows VM configured to use an LSILogic SCSI controller reports that the OS does not support the controller