Oracle Solaris 10 で VMXNET3 NIC を有効化する
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Oracle Solaris 10 で VMXNET3 NIC を有効化する

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Article ID: 344171

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Products

VMware vSphere ESXi

Issue/Introduction

Symptoms:

免責事項： これは英文の記事 「Activating a VMXNET3 nic in Oracle Solaris 10 (2009199)」の日本語訳です。記事はベストエフォートで翻訳を進めているため、ローカライズ化コンテンツは最新情報ではない可能性があります。最新情報は英語版の記事で参照してください。

  • VMXNET3 ネットワーク アダプタが構成されており、VMware Tools がインストールされている Oracle Solaris 10 仮想マシンで、ネットワーク カードを確認できません。
  • コマンド ifconfig -a を実行すると、ループバック lo0 ネットワーク インターフェイスのみが表示されます。
  • 仮想マシンに VMware Tools をインストールすると、次のエラーが表示されます。

    ゲスト vmxnet 高速ネットワーク デバイス: 終了

    次のインターフェイスは自動的に有効になりません。これは、
    そのインターフェイスに、少なくとも 1 つの対応する構成ファイルがないからです:
    - vmxnet3s0

    ゲスト OS デーモン: 終了


Environment

VMware ESX 4.1.x
VMware vSphere ESXi 5.0
VMware ESXi 4.0.x Installable
VMware ESXi 4.0.x Embedded
VMware ESXi 4.1.x Installable
VMware ESXi 4.1.x Embedded
VMware ESX 4.0.x

Cause

VMXNET3 ネットワーク カードが自動的に表示されなくても、それは予期された動作です。Solaris では、仮想マシンに追加された新しいネットワーク カードを自動的に構成しません。

Resolution

仮想マシンに追加される新しいネットワーク カードの構成には、次の 2 つの段階があります。

  1. ネットワーク カードの構成
  2. 仮想マシンでのネットワーク情報の構成

ネットワーク カードの構成

ネットワーク カードを構成するには、次の手順を実行します。

  1. 仮想マシンが、VMXNET3 ネットワーク ドライバを使用して構成されており、VMware Tools がすでに正常にインストールされていることを確認します。VMware Tools のインストールの詳細については、 「Installing VMware Tools in a Solaris virtual machine (1023956)」を参照してください。

  2. VMXNET3 のドライバ vmxnet3s が、Solaris カーネルに正常に追加およびロードされていることを確認します。システム ログで、次のコマンドを実行してドライバがロードされているかどうかを調べます。

    # grep -i vmxnet /var/adm/messages

    次のようなエントリが表示されます。

    sol10vm vmxnet3s: [ID 413941 kern.notice] vmxnet3s:0: attach()
    sol10vm mac: [ID 469746 kern.info] NOTICE: vmxnet3s0 registered
    sol10vm pcplusmp: [ID 272826 kern.info] pcplusmp: pci15ad,7b0 (vmxnet3s) instance 0 irq 0x32 vector 0x60 ioapic 0xff intin 0xff is bound to cpu 0
    sol10vm vmxnet3s: [ID 377482 kern.notice] vmxnet3s:0: intrType=0x4, intrMaskMode=0x0, intrPrio=6

    この出力は、Solaris でネットワーク カード vmxnet3s0 が登録されていることを示します。

    注：ネットワーク カードを追加するごとに、順に名前を付けてください。たとえば、次のネットワーク カードの名前は vmxnet3s1 にします。

  3. 次のコマンドを実行して、ネットワーク カードに Solaris カーネルにあるデバイス エントリが割り当てられていることを確認します。

    # ls -l /dev/vmxnet3*

    デバイス エントリが作成されている場合、出力は次のようになります。

    lrwxrwxrwx 1 root root 34 Jan 24 09:28 /dev/vmxnet3s -> ../devices/pseudo/clone@0:vmxnet3s
    lrwxrwxrwx 1 root root 57 Jan 24 09:28 /dev/vmxnet3s0 -> ../devices/pci@0,0/pci15ad,7a0@15/pci15ad,7b0@0:vmxnet3s0

  4. 次のコマンドを実行して、現在アクティブなネットワーク カードを調べます。

    # ifconfig -a

    ネットワーク カード vmxnet3s0 は有効化されていないため、ループバック インターフェイス lo0 のみが表示されます。

    lo0: flags=2001000849<UP,LOOPBACK,RUNNING,MULTICAST,IPv4,VIRTUAL> mtu 8232 index 1
    inet 127.0.0.1 netmask ff000000

  5. 次のコマンドを実行して、ネットワーク カード vmxnet3s0 を有効化します。

    # ifconfig vmxnet3s0 plumb

  6. 次のコマンドを実行して、ifconfig で構成されているネットワーク カードを調べます。

    # ifconfig -a

    ループバック lo0 と VMXNET3 vmxnet3s0 の両方が構成されていることが分かります。

    lo0: flags=2001000849<UP,LOOPBACK,RUNNING,MULTICAST,IPv4,VIRTUAL> mtu 8232 index 1
    inet 127.0.0.1 netmask ff000000
    vmxnet3s0: flags=1000842<BROADCAST,RUNNING,MULTICAST,IPv4> mtu 9000 index 2
    inet 0.0.0.0 netmask 0
    ether 0:c:29:7a:1b:bb

MAC/イーサネット アドレスがネットワーク カードに割り当てられていますが、IP アドレスまたはネットマスクは構成されていないことが分かります。UP フラグが表示されていないため、ネットワーク カードもオンラインではありません。

注：仮想マシンを再起動すると、vmxnet3s0 インターフェイスは再び表示されなくなります。これは、そのインターフェイスのネットワーク情報を何も構成していないからです。

仮想マシンでのネットワーク情報の構成

仮想マシンでネットワーク情報を構成するには、『Oracle Solaris Administration: IP Services』ドキュメントの「TCP/IP Administration」セクションを参照してください。

注：このリンクは 2012 年 1 月 25 日時点のものです。この記事のリンクが切れているのに気づいた場合はご連絡ください。VMware の担当者がリンクを修正します。

例：構成は次のようになります。

  • IP アドレス： 192.168.0.15
  • ホスト名： solaris15
  • ネットマスク/サブネットマスク： 255.255.255.0
  • デフォルト ルータ/ゲートウェイ： 192.168.0.1

仮想マシンでこの情報を構成するには、次の手順を実行します。

  1. 次のコマンドを実行して、仮想マシンのホスト名を /etc/nodename ファイルに追加します。

    # echo "solaris15" > /etc/nodename

  2. 次のコマンドを実行して、仮想マシンのホスト名をネットワーク インターフェイスのファイル /etc/hostname.vmxnet3s0 に追加します。

    # echo "solaris15" > /etc/hostname.vmxnet3s0

  3. 次のコマンドを実行して、IP アドレスとホスト名を /etc/inet/ipnodes ファイルに追加します。

    # echo "192.168.0.15 solaris15" >> /etc/inet/ipnodes

  4. 次のコマンドを実行して、同じ IP アドレスとホスト名の情報を /etc/inet/hosts ファイルに追加します。

    # echo "192.168.0.15 solaris15" >> /etc/inet/hosts

  5. 次のコマンドを実行して、デフォルトのルータまたはゲートウェイの IP アドレスを /etc/defaultrouter ファイルに追加します。

    # echo "192.168.0.1" > /etc/defaultrouter

  6. 次のコマンドを実行して、192.168.0.0 ネットワークのサブネット マスクを /etc/inet/netmasks ファイルに追加します。

    # echo "192.168.0.0 255.255.255.0" >> /etc/inet/netmasks

  7. 次のコマンドを実行して、仮想マシンでネットワーク サービスを再開します。

    # svcadm restart network/physical


Additional Information

Activating a VMXNET3 nic in Oracle Solaris 10

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