診断情報は vCenter Server から次の方法を使用して収集できます。お使いの環境に最も適した方法を選択してください。
VMware vSphere Client を使用して診断情報を収集する
VMware vSphere または VI Client を使用して、VMware vCenter Server と管理対象 ESXi/ESX ホストの診断情報を同時に収集できます。
vSphere Client を使用して診断情報を収集するには:
- vSphere Client を使用して vCenter Server に接続します。
- 診断情報の収集を開始します。詳細については、「Collecting diagnostic information for VMware ESXi/ESX using the vSphere Client (653)」を参照してください。
- チェック ボックスを選択して、vCenter Server からの情報を含めます。
ダウンロードが完了すると指定したフォルダにログ バンドルが表示されます。ログ バンドルには現在の日時で名前が付けられます。例:
VMware-vCenter-support-yyyy-mm-dd@ HH-MM-SS.zip
PowerCLI を使用して vCenter Server から診断情報を収集する
コマンド ラインを使用して vCenter 5.x Server Appliance から診断情報を収集する
vCenter 5.x Server Appliance から診断情報を収集するには:
- vCenter Server Appliance へのコンソール セッションを開きます。
root
など、管理者ユーザーとしてログインします。 - 次のコマンドを実行します。
/usr/sbin/vc-support.sh
このコマンドでは、サポート バンドルに含まれる各ファイルと、作成されたログ バンドルのパスとファイル名が一覧表示されます。ログ バンドルには、コマンドを発行したディレクトリの下に現在の日付で名前が付けられます。例:
/root/vcsupport-yyyy-mm-dd.pid.zip
コマンドラインを使用して vCenter 6.0 Server Appliance または外部 Platform Service Controller から診断情報を収集する
vCenter Server 6.0 Server Appliance から診断情報を収集するには:
- vCenter Server Appliance へのコンソール セッションを開きます。
- root など、管理者ユーザーとしてログインします。
- 「shell.set --enabled true」と入力し、Enter キーを押します。
- 「shell」と入力し、Enter キーを押します。
- 次のコマンドを実行して、ログを /storage/log/ にエクスポートします。
vc-support -l
Web ブラウザを使用して vCenter 6.0 Server Appliance または外部の Platform Service Controller から診断情報を収集する
- Web ブラウザを開き、次のリンクに移動します。 https://vCenter_server_FQDN:443/appliance/support-bundle
- プロンプトが表示されたら、root 認証情報を入力して Enter キーをクリックします。
- vm-support.tgz としてダウンロードが自動的に開始します。
Web ブラウザを使用して vCenter 5.x Server Appliance から診断情報を収集する
Web ブラウザを使用して vCenter 5.x Server Appliance (VCSA) から診断情報を収集するには:
- Web ブラウザを開き、次へ移動します。
https://vCenter_Server_IP_address:5480
- 自分の認証情報を使用するか、ローカル管理者としてログインします。
- [vCenter Server] タブをクリックします。
- [ステータス] タブをクリックします。
- [vCenter Server サポート バンドルのダウンロード] リンクをクリックします。
完了すると、サポート バンドルは次の場所にある VCSA に置かれます。
/tmp/vc-support-bundle/
[スタート] メニュー項目を使用して Windows 版 vCenter Server 4.0 以上から診断情報を収集する
VMware vCenter Server 4.x 以上から診断情報を収集するには:
- VMware vCenter Server がインストールされている Windows サーバにログインします。
- [スタート] > [すべてのプログラム] > [VMware] > [vCenter Server ログ バンドルの生成 - 拡張] または [スタート] > [すべてのプログラム] > [VMware] > [vCenter Server] > [vCenter Server ログ バンドルの生成] の順にクリックします。
注:Windows 2008 R2 では、[管理者として実行] を使用します。
- コマンド プロンプト ウィンドウが開き、ログ収集の進行状況が表示されます。
完了すると、コマンド プロンプト ウィンドウが閉じます。ログ バンドルは、現在の日時で名前が付けられ、現在のユーザーのデスクトップに置かれます。例:
vc-support-mm-dd-yyyy-HH-MM.zip
注:
[vCenter Server のログ バンドルの生成] をクリックすると、以下のスクリプトがバックグラウンドで実行されます。
C:\Windows\System32\cscript.exe "C:\Program Files\VMware\Infrastructure\VirtualCenter Server\scripts\vc-support.wsf" /z
このスクリプトは、vpxd プロセスのライブ コア ダンプを作成します。これにより、プロセスが一時停止され、メモリ ダンプが作成されます。その間、メモリ ダンプが作成されるまで、ホストは切断される場合があります。
これを回避するには、vCenter ログを生成し、以下のコマンドを実行します。そうすると、メモリ ダンプの作成はスキップされます。
C:\Windows\System32\cscript.exe "C:\Program Files\VMware\Infrastructure\VirtualCenter Server\scripts\vc-support.wsf" /nlc /z
コマンドラインを使用して Windows 版 vCenter Server 2.5 以上から診断情報を収集する
コマンドラインを使用して vCenter Server 2.5 以上から診断情報を収集するには:
- VMware vCenter Server がインストールされている Windows サーバにログインします。
- コマンド プロンプトを開きます。
- ディレクトリを vCenter Server インストール ディレクトリに変更します。例:
cd "C:\Program Files\VMware\Infrastructure\VirtualCenter Server\"
vc-support.wsf
コマンドを実行してログ バンドルを生成します。
- 64 ビット Windows 上の vCenter Server 4.x:
%WINDIR%\SysWOW64\cscript.exe vc-support.wsf
- その他すべてのバージョン:
cscript scripts\vc-support.wsf
デフォルトのデスクトップ場所からリダイレクトするには:
cscript scripts\vc-support.wsf /z /s:output_location
このコマンドでは、サポート バンドルに含まれる各ファイルと、作成されたログ バンドルのパスとファイル名が一覧表示されます。ログ バンドルには現在の日付で名前が付けられます。例:
vcsupport-mm-dd-yyyy-HH-MM.zip