この問題を解決するには、VirtualCenter に、必要なサービスが開始した後でのみ VirtualCenter サービスが開始するようにする依存関係を追加します。
この解決方法では、データベース サーバと SQL Server が同じマシンに存在していることを前提にしています。SQL Server が異なる物理マシンに存在する場合は、vCenter Server サービスを開始する前に SQL Server が機能していることを確認する必要があります。
また、この手順は、この問題が発生しているどのサービス(vCenter Server Webservices など)にも使用できます。
注:次の手順では Windows レジストリを変更します。レジストリを変更する前に、レジストリと仮想マシンの有効な最新バックアップを作成していることを確認してください。レジストリのバックアップとリストアの詳細については、Microsoft のナレッジ ベースの記事
136393 を参照してください。
サービスの依存関係を作成するには:
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[スタート] > [ファイル名を指定して実行] をクリックし、services.msc と入力して、Enter キーを押します。
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vCenter Server に必要なサービスを見つけます。たとえば、SQLEXP_VIM, ADAM_VCMSDS や、ADAM_VMwareVCMSDS などです。
注:SQL Express と SQL フル実装では、サービス名が異なります。たとえば、SQL Express でのサービス名は SQLEXP_VIM ですが、SQL フル実装では MSSQLSERVER となります。
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サービスのプロパティを開き、サービス名を書き留めます。たとえば、MSSQL$SQLEXP_VIM などです。
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[スタート] > [ファイル名を指定して実行] をリックして、regedit と入力して、[OK] をクリックします。レジストリ エディタ ウィンドウが開きます。
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HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\vpxd に移動します。
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DependOnService キーをダブルクリックし、手順 4 で特定した名前を使用してサービス名を追加します。
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レジストリ エディタ ウィンドウを閉じます。
- [サービス] ウィンドウで、手順 3 で特定したサービスのプロパティを開きます。
- [依存関係] タブで、VMware vCenter Server サービスが依存サービスとして表示されていることを確認します。
- vCenter Server に必要なすべてのサービスについて、手順 3 ~ 9 を繰り返します。
Windows 2008 を実行している場合は、次のように VMware VCenter Server サービスの起動タイプを [自動(遅延)] に設定できます。
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[スタート] - [ファイル名を指定して実行] をクリックして services.msc と入力し、[OK] をクリックします。
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VMware vCenter Server サービスを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
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起動タイプを [自動] から [自動(遅延)] に変更します。
注:
- DependOnService キーの詳細については、Microsoft の記事 193888 を参照してください。
- VMware SSL Certificate Automation Tool を使用している場合、サービスの依存関係を変更すると、ツールに影響を及ぼす場合があります。VMware SSL Certificate Automation Tool は特定のサービスを開始および停止できる必要があります。
- 起動時に起動タイプがデフォルトの [自動] にリセットされることがあるため、vCenter Server アップグレードを実行するたびに、起動タイプを確認および変更してください。
注:このリンクは 2011 年 4 月 25 日時点のものです。リンクが切れているのに気づいた場合はご連絡ください。VMware の担当者がリンクをアップデートします。