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Article ID: 343443
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Environment
VMware vSphere ESXi 5.1
VMware ESX 4.1.x
VMware ESXi 4.1.x Installable
VMware ESX 4.0.x
VMware vSphere ESXi 5.0
VMware vSphere ESXi 5.5
Cause
この問題は、次のいずれかの原因で発生する場合があります。
- 仮想マシンの構成が vCenter Server データベースにある仮想マシン用のレコードと異なる場合。
- 仮想マシンのネットワーク カードのいずれかに無効なポート グループが選択されている場合。
- クローン操作中に作成された(物理的には存在しない)一時ディスクが、操作後に削除されない場合。
たとえば、元の仮想マシンに 2 つのハード ディスクがある場合、VI Client または vSphere Client の仮想マシン用の [設定の編集] 画面から表示すると、新しい仮想マシン上の 1 つの追加ディスクが使用不可となることがあります。 - vCenter Server データベースが仮想マシンの設定と一致しない場合。
Resolution
シナリオ 1:無効なポート グループの選択
この問題を解決するには、仮想マシンのネットワーク カードに対して有効なポート グループが選択されていることを確認します。
- vSphere Client から vCenter Server に接続します。
- 仮想マシンを右クリックし、[設定の編集] を選択します。
- ネットワーク カードを選択し、ポート グループ設定を別のポート グループに変更して [OK] をクリックします。
- 仮想マシンのポート グループを元のポート グループに戻し、[OK] をクリックします。
シナリオ 2:クローン操作中にディスクを作成
この問題を解決するには、.vmx
構成ファイルから一時ディスク エントリを手動で削除します。
追加ディスクを削除するには、次の手順を実行します。
- 次のコマンドを実行して、仮想マシンのパスと
.vmx
ファイルの名前を特定します。
vmware-cmd -l
- 手順 1 の出力で見つかった仮想マシン フォルダに移動します。
例:
cd /vmfs/volumes/mydatastore/myvm
- 次のコマンドを実行して、変更の前に
.vmx
ファイルをバックアップします。
cp myvm.vmx /backup_path
- テキスト エディタで
.vmx
ファイルを開きます。詳細については、「Editing files on an ESX host using vi or nano (1020302)」を参照してください。 - エラーの原因となった追加の仮想ディスクの
scsi0:x.present = "TRUE"
行を見つけて scsi0:x.present = "FALSE"
に変更します。
例:
編集後、エントリは次のようになります。
scsi0:1.present = "FALSE"
scsi0:1.fileName = "myvm.vmdk"
scsi0:1.deviceType = "scsi-hardDisk"
scsi0:1.redo = ""
- 変更内容を
.vmx
ファイルに保存して、テキスト エディタを終了します。 - vCenter Server でこれらの変更を有効にするため、仮想マシンを右クリックして、[インベントリからの削除] をクリックします。
- 次のコマンドを実行して、仮想マシンを再登録します。
ESX/ESXi 4.x の場合
vmware-cmd -s register /vmfs/volumes/mydatastore/myvm/myvm.vmx
ESXi 5.x の場合:
vim-cmd solo/registervm /vmfs/volumes/datastore_name/VM_directory/VM_name.vmx
注:仮想マシンの .vmx
ファイルをインベントリから削除することなく再ロードする方法については、「Reloading a vmx file without removing the Virtual machine from inventory (1026043)」を参照してください。
- vSphere Client で仮想マシンを右クリックして、[設定の編集] をクリックします。これで問題のあるディスクが表示されなくなります。この後、既存ディスクのコントローラ値を 0:1 に切り替えて、整合性を実現することができます。
- 仮想マシンに疑問符記号が付いている場合、仮想マシンをパワーオンして選択し、[サマリ] タブをクリックします。
- 新しい UUID を作成する(vShere Client を使用している場合は新しい UUID をコピーする)ように求められたら、[はい] をクリックします。
これで、仮想マシンはエラーや疑問符記号なしにパワーオンするようになります。