RDM 作成中の LUN フィルタリングメカニズム

Products

VMware vCenter Server VMware vSphere ESXi

Issue/Introduction

Symptoms:

免責事項：これは英文の記事「LUN filtering mechanism during RDM creation (1010513)」の日本語訳です。記事はベストエフォートで翻訳を進めているため、ローカライズ化コンテンツは最新情報ではない可能性があります。最新情報は英語版の記事で参照してください。

RDM で仮想マシンを作成する場合、デフォルトでは vCenter Server が、VMFS データストアや RDM にすでに使用されている LUN を、候補となるターゲット LUN のリストから除外します。選択できるように表示されるのは、フォーマットされていない LUN のみです。

この LUN フィルタリングメカニズムは、次の条件が満たされない場合に発生する可能性のある LUN の破損を防ぐのに役立ちます。

VMFS データストアと RDM で同時に同じ LUN を使用することはできません。
2 つの異なる RDM マッピングファイルを使用して、2 つの仮想マシンが同じ LUN にアクセスすることはできません。

Environment

VMware ESXi 4.0.x Embedded
VMware ESXi 4.1.x Embedded
VMware vCenter Server 5.1.x
VMware vCenter Server 4.0.x
VMware vSphere ESXi 5.1
VMware vCenter Server 5.0.x
VMware vSphere ESXi 5.5
VMware vSphere ESXi 5.0
VMware ESXi 4.1.x Installable
VMware ESX 4.0.x
VMware ESX 4.1.x
VMware vCenter Server 5.5.x
VMware ESXi 4.0.x Installable
VMware vCenter Server 4.1.x

Resolution

仮想マシンが同じ Raw LUN にアクセスする必要がある場合は、それらが同じ RDM マッピングファイルを共有する必要があります。このタイプの構成の詳細については、以下を参照してください。

vSphere Client の config.vpxd.filter.rdmFilter および config.vpxd.filter.vmfsFilter 構成オプションは、LUN フィルタリングメカニズムを制御します。オプションはデフォルトで true に設定されていますが、いずれかのフィルタをオフにする必要がある場合は、個別に false に設定することができます。

ただし、LUN の破損を防ぐため、他の方法があるのでない限り、フィルタをオフにすべきではありません。

注：環境をアップグレードしている場合は、値がデフォルト設定に戻る可能性があるため、アップグレードの後に値を確認してください。

vSphere Client を使用していずれかのフィルタをオフにするには、次の手順を実行します。

vSphere Client で、[管理] > [vCenter Server 設定] > [詳細設定] をクリックします。
ニーズに応じて、次のいずれかまたは両方のキーと値のペアを追加します。
- config.vpxd.filter.rdmFilter; false
- config.vpxd.filter.vmfsFilter; false
[追加] をクリックしてから、[OK] をクリックします。
影響を受けた ESXi ホストクラスタをハイライト表示し、[データストアの再スキャン] をクリックします。

vSphere Web Client を使用していずれかのフィルタをオフにするには、『vSphere 5.5 Storage guide』の「vSphere Web Client でのストレージフィルタの無効化」セクションを参照してください。

これで、RDM で仮想マシンを作成する場合に、すでに別の ESXi/ESX ホストで使用されていても、すべての共有 LUN が RDM 候補として表示されるようになります。

フィルタをもう一度オンにするには、値を true に設定します。

注：詳細については、次の項目を参照してください。

Additional Information

LUN filtering mechanism during RDM creation