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パフォーマンス スナップショットは、特定の期間中、定義された間隔で収集される、プロセス ノードの継続的なスナップショットです。テクニカル サポートでは、ユーザーからのサービス リクエストに対応するため、パフォーマンス問題のトラブルシューティングに役立つパフォーマンス スナップショットを送信するように依頼することがあります。
ESXi 5.x 以降のホストからの vm-support 出力の HTTP ベースによるダウンロード
HTTP クライアントを使用して:
https://ESXi_host_FQDN/cgi-bin/vm-support.cgi?performance=true&interval=5&duration=300
ログ バンドルが収集されてクライアントにダウンロードされたら、ログを SFTP/FTP サイトにアップロードします。詳細については、「VMware への診断情報のアップロード (2079025)」を参照してください。
コマンド ライン ベース
パフォーマンス スナップショットを収集するには、次のコマンドを実行します。
vm-support -s
vm-support -p
次のコマンド ライン オプションを使用すると、収集する期間と間隔を秒単位で指定できます。
vm-support -s -d <duration in seconds> -i <interval in seconds>
vm-support -p -d duration_in_seconds -i interval_in_seconds
ESXi 5.x のホストからパフォーマンス スナップショットのみを収集します。
vm-support -p -a PerformanceSnapshot:vsi -d duration_in_seconds -i interval_in_seconds
間隔を指定しない場合、vm-support により、1 つのスナップショットの収集にかかる時間の 2 倍に期間が自動設定されます。ほとんどの場合、間隔は 10 秒に設定することをお勧めします。
注:vm-support
コマンドを実行するには、コンソールまたは SSH セッションを使用して、root 権限で ESXi/ESX ホストにログインします。
収集されたスナップショットは、vm-support によって収集された標準データでバンドルされ、tar アーカイブが /var/tmp/esx-2010-01-26--20.46.3236587.tgz で作成されます。スペースの問題を回避するには、パスを指定することで、ログ ファイルをデータストアにリダイレクトします。
標準データなしでパフォーマンス スナップショットのみを収集する場合は、-s の代わりに大文字の -S を使用します。
システムでパフォーマンス問題が生じているときに、vm-support スクリプトを使用してパフォーマンス スナップショットをキャプチャすることが重要です。それ以外の場合、このスクリプトは役立つデータを収集できません。スナップショット収集間隔が、仮想マシンでパフォーマンス問題が生じていないときと重なると、収集されたデータが結果に適切に反映されず、分析が困難になることがあります。
ESX Server 2.1.x 以前のバージョンに付属の vm-support スクリプトには、パフォーマンス スナップショットの収集機能はありません。ただし、この機能を持つスクリプトのバージョンにアップグレードすることができます。
vm-support スクリプトをダウンロードするには、「VMware ESX/ESXi の診断情報の収集 (1035580)」を参照してください。この記事には、ESXi/ESX システムのデバッグ情報収集の関連情報も含まれています。
注:このバージョンの vm-support をダウンロードして使用している場合は、vmmstats.pl を ESX Server 2.1.x で実行する必要はありません。
パフォーマンス問題の報告に役立つチェックリストについては、『Performance Problem Report Check List』を参照してください。
パフォーマンス問題の特定に関するテクニカル ノートについては、「Isolating Performance Problems」 を参照してください。
詳細については、「VMware への診断情報のアップロード (2079025)」を参照してください。