この問題は、クラスタ内のすべてのホストが同じサービス コンソールまたは管理ネットワーク構成を共有していない場合に発生します。 一部のホストが異なる名前を使用するサービス コンソールを持っているか、別のホストよりも多いサービス コンソールを持っている可能性があります。
たとえば、このエラーは、VMkernel ゲートウェイ設定がクラスタ内のすべてのホストで同一でない場合にも発生することがあります。 設定を再構成するには、このエラーの出ているホストを右クリックし、[HA 用に再構成] を選択します。
[シャットダウン] または [パワーオフ] で隔離時の対応を行う場合は、これらのオプションにより、サービス コンソールまたは管理ネットワークの不具合時に VMware HA の隔離が生じるため、ホスト間のネットワーク構成の相違を解消しておきます。
[仮想マシンのパワーオン状態の維持] で隔離時の対応を行う場合は、VMware VirtualCenter 2.5 Update 3 でこれらのメッセージを無視するオプションを使用できます。
これらのメッセージを無視するように VirtualCenter を構成するには、詳細オプション das.bypassNetCompatCheck を True に設定します。
注: das.bypassNetCompatCheck オプションを使用するとき、構成中、VirtualCenter 2.5 で使用されているハートビート メカニズムは、ノードをまたがるサブネット内で対称の IP アドレスのみをペアリングします。 たとえば、2 つのノードのクラスタ内で、ホスト A が vswif0 「サービス コンソール」 10.10.1.x 255.255.255.0 と vswif1 「サービス コンソール 2」 10.10.5.x を持ち、ホスト B が vswif0 「サービス コンソール」 10.10.2.x 255.255.255.0 と vswif1 「サービス コンソール 2」 10.10.5.x を持っているとすれば、ハートビートは、vswif1 上でのみ起ります。 vCenter Server 4.0 からは、サブネット間の ping 送信が許可されている場合は、サブネットをまたいだペアリングが可能です。 ただし、VMware は、サブネット内のペアリングを推奨しています。
- クラスタを右クリックして、[設定の編集] をクリックします。
- [VMware HA をオンにする] を選択解除します。
- クラスタ内のすべてのホストで HA の構成が解除されるまで待機します。
- クラスタを右クリックし、[設定の編集] を選択します。
- [VMware HA をオンにする] を選択し、左側のペーンから [VMware HA] を選択します。
- [詳細オプション] を選択します。
- 値を True にして das.bypassNetCompatCheck オプションを追加します。
- [詳細オプション] 画面で [OK] をクリックし、もう一度 [OK] をクリックしてクラスタ設定の変更を受け入れます。
- クラスタ内のすべての ESX ホストが HA 用に再構成されるまで待機します。
注:
das.bypassNetCompatCheck オプションは vSphere 5.x ではサポートされなくなっています。 詳細については、『
vSphere Availability Guide』の「vSphere HA Advanced Attributes」を参照してください。