VMware Converter または vCenter Converter Enterprise を使用して物理マシンを仮想マシンに変換するとき、初期カスタマイズの際にアダプタ タイプを選択していないと、作成される仮想マシンのプライマリ OS ディスクとして IDE ディスクが含まれることがあります。
最善のパフォーマンスを得るには、IDE ディスクを SCSI に変換する必要があります。 プライマリ ディスクが IDE 仮想ディスクの場合、ゲスト OS がドライバをサポートしないために、新しく変換された仮想マシンが起動に失敗することがあります。 この問題は、ESX 4.x では、Windows XP 32 ビット仮想マシンを作成する際のデフォルトのディスク タイプが IDE であるために発生する場合があります。 仮想マシンの作成ウィザードでカスタム オプションを選択することで、このデフォルト値を手動で変更することができます。 Windows XP 64 ビットはデフォルトで SCSI を使用します。
- Avago からドライバ(LSI20320-R コントローラ)をダウンロードします。
注: 前述のリンクは、2015 年 4 月 22 日時点のものです。 リンクが切れているのに気づいた場合はご連絡ください。VMware の担当者がリンクをアップデートします。
- 仮想マシンをパワーオフします。
- この仮想マシンの [設定の編集] メニューで、次の操作を実行します。
- [追加] > [ハードディスク] > [新規仮想ディスクの作成] に移動します。
- 容量を 1 GB に変更し、[次へ] をクリックします。
- 仮想デバイス ノードが SCSI に設定されていることを確認します。
- ウィザードを完了し、[新規 SCSI コントローラ] を選択します。
- 現在のタイプが LSI Logic パラレル以外の場合は、[タイプの変更] を選択してタイプを LSI Logic パラレルに変更します。
- [OK] をクリックします。
- アダプタ タイプには、手順 4 と同じコントローラを選択します。 SCSI ID は、SCSI 0:0 と表示されます。
- 仮想マシンをパワーオンします。
- 新しいハードウェアの検出ウィザードに従うか、またはWindows ゲスト内の Windows デバイス マネージャで、不明なデバイスを選択します。
- [ドライバの更新] を右クリックして、以前にダウンロードした LSILogic SCSI コントローラ ドライバを選択します。 これにより、ゲスト OS 内に LSILogic SCSI コントローラのドライバがインストールされます。
- 仮想マシンをパワーオフします。
- 仮想マシンが存在するデータストア パスを検索します。
例:
# cd /vmfs/volumes/datastore_name/vm_name/
- ESX サービス コンソールから、vi エディタを使用してプライマリ ディスク (.vmdk) を開きます。 詳細については、「ESX ホスト上で vi または nano を使用してファイルを編集する (2092665)」を参照してください。
- 次の行を検索します。
ddb.adapterType = "ide"
- アダプタ タイプを LSI Logic に変更するには、行を次のように変更します。
ddb.adapterType = "lsilogic"
アダプタ タイプを Bus Logic に変更するには、行を次のように変更します。
ddb.adapterType = "buslogic"
一部のインスタンスでは、エントリは db.adapterType = "legacyESX" と表示されます。 この場合は、次の行を変更します。
ddb.adapterType = "lsilogic"
- ファイルを保存します。
- VMware Infrastructure/vSphere Client で次の操作を実行します。
- 仮想マシンの [設定の編集] をクリックします。
- [IDE 仮想ディスク] を選択します。
- 仮想マシンから ディスクの削除 を選択します。
- [OK] をクリックします。
警告: [ディスクから削除] を選択しないでください。
- この仮想マシンの [設定の編集] メニューで、次の操作を実行します。
- [追加] > [ハードディスク] > [既存の仮想ディスクを使用] に移動します。
- ディスクの場所に移動し、仮想マシンに追加を選択します。
- アダプタ タイプには、手順 9 と同じコントローラを選択します。 SCSI ID は、SCSI 0:0 と表示されます。
- 仮想マシンに CD-ROM デバイスがある場合、IDE チャネルを IDE 0:1 から IDE 0:0 に調整する必要がある場合があります。 このオプションがグレー アウトされている場合は、仮想マシンから CD-ROM を取り外してから再度追加します。 これで IDE 0:0 に設定されます。