VMware vSphere 4.x での Microsoft Windows Server フェイルオーバ クラスタ:サポートされる構成のためのガイドライン
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VMware vSphere 4.x での Microsoft Windows Server フェイルオーバ クラスタ:サポートされる構成のためのガイドライン

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Article ID: 342286

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VMware vSphere ESXi

Issue/Introduction

VMware は、高可用性ソリューションの設計における柔軟性と豊富な選択肢を顧客に提供します。Microsoft では、VMware に対するクラスタリング ソリューションのサポートを明確に表明しています。

さらに、VMware は VMware on vSphere によってサポートされるストレージ プロトコルとノードの数に関するガイドラインを提供します。これは特に共有ストレージにアクセスする特定のクラスタリング ソリューションに焦点を置いています。Exchange Cluster Continuous Replication (CCR) や Database Availability Group (DAG) などの共有ストレージにアクセスしない他のクラスタリング ソリューションは、追加の検討事項のない物理システムに実装するように VMware vSphere に実装することができます。

この記事はさまざまな Microsoft クラスタリング ソリューションおよび構成を実行するためのガイドラインおよび vSphere サポート ステータスを提供します。

注:この記事全体での MSCS に関する記述は、関連する Windows サーバ バージョンの Windows Server Failover Cluster (WSFC) にも適用されます。




Symptoms:
免責事項:これは英文の記事「Microsoft Windows Server Failover Clustering on VMware vSphere 4.x: サポートされる構成のためのガイドライン(2147663)」の日本語訳です。記事はベストエフォートで翻訳を進めているため、ローカライズ化コンテンツは最新情報ではない可能性があります。最新情報は英語版の記事で参照してください。


Environment

VMware ESXi 4.1.x Installable
VMware ESXi 4.0.x Embedded
VMware ESXi 4.0.x Installable
VMware ESXi 4.1.x Embedded

Resolution

VMware 製品での Microsoft クラスタリング ソリューションの VMware vSphere サポート

次の表は、Microsoft クラスタリング ソリューションの VMware vSphere サポートの概要を示しています。

Microsoft
クラスタリング
VMware

vSphere
サポート

VMware
HA
サポート

vMotion
DRS
サポート

ストレージ
vMotion
サポート

MSCS
ノード
制限

ストレージ プロトコルのサポート

共有ディスク

FC

ゲスト内
OS iSCSI

ネイティブ
iSCSI

ゲスト内 OS SMB

FCoE

NFS

RDM

VMFS

共有
ディスク

MSCS
共有ディスク

はい

はい1

いいえ

いいえ

2

はい

はい

いいえ

はい4

いいえ

いいえ

はい2

はい3

Exchange のシングル
コピー クラスタ

はい

はい1

いいえ

いいえ

2

はい

はい

いいえ

はい4

いいえ

いいえ

はい2

はい3

SQL クラスタリング

はい

はい1

いいえ

いいえ

2

はい

はい

いいえ

はい4

いいえ

いいえ

はい2

はい3


共有
ディスク

ネットワークの負荷
残り

はい

はい1

はい

はい

OS/app
と同じ

はい

はい

はい

該当なし

該当なし

いいえ

該当なし

該当なし

Exchange CCR

はい

はい1

はい

はい

OS/app
と同じ

はい

はい

はい

該当なし

該当なし

いいえ

該当なし

該当なし

Exchange DAG

はい

はい1

はい

はい

OS/app
と同じ

はい

はい

はい

該当なし

該当なし

いいえ

該当なし

該当なし

SQL AlwaysOn
可用性
グループ

はい

はい1

はい

はい

OS/app
と同じ

はい

はい

はい

該当なし

いいえ

いいえ

該当なし

該当なし


表 1 注

1.DRS アフィニティ/非アフィニティ ルールが使用される場合。詳細については、この記事の「クラスタリングされた仮想マシンのための HA/DRS 固有の構成」セクションを参照してください。

2.共有ディスク構成の詳細については、この記事の「ディスクの構成」セクションを参照してください。

3.Cluster in a Box (CIB) 構成でのみサポートされます。詳細については、この記事の「共有ストレージ クラスタリングに対する検討事項」セクションを参照してください。

4.Windows Server 2012 フェイルオーバー クラスタのみ。


· Microsoft Clustering Services (MSCS) 仮想マシンは共有された Small Computer System Interface (SCSI) バスを使用します。共有バスを使用する仮想マシンは、仮想マシン ハードウェアに対するホット変更を実行できません。これは MSCS ノード間のハートビートの混乱を招くためです。これらのアクティビティはサポートされず、MSCS ノード フェイルオーバの原因となります。

o vMotion による移行

o ディスクのサイズの増加

o メモリのホット アド

o CPU のホット アド

o スナップショットの使用

o 仮想マシンの状態の一時停止と再開

o 仮想スワップまたはメモリ バルーニングを引き起こすメモリのオーバー コミットメント

:MSCS の制限の詳細については、『vSphere Resource Management Guide』の「vSphere MSCS 設定の制限」セクションを参照してください。

· このドキュメントでは VMware は SQL ミラーリングをクラスタリング ソリューションとは見なしません。VMware は、特に制限を設けることなく vSphere の SQL ミラーリングを完全にサポートします。

· vSphere では、SQL Server AlwaysOn 可用性グループが非共有ディスク構成の場合にのみサポートされます。ただし、システム ディスクの VMDK は、NFS データストアに配置しないでください。

· MSCS クラスタは、vSphere 4.x の VMware 準仮想化 SCSI コントローラでサポートされます。

· 共有ディスク構成のための Storage vMotion と vMotion の移行はサポートされていないため、移行を試みると失敗します。詳細については、「Troubleshooting migration compatibility error: Device is a SCSI controller engaged in bus-sharing (1003797)」を参照してください。

· 物理 Windows サーバ ノードおよび仮想マシン ノードの両方から成る Microsoft クラスタがサポートされています。詳細については、『Setup for Failover Clustering and Microsoft Cluster Service Guide』の「物理マシンと仮想マシンのクラスタリング」セクションを参照してください。

· Microsoft SQL Server AlwaysOn Failover Clustering Instance (FCI) は、以下の条件のもとで VMware vSphere でサポートされます。

* FCI ノードが別の ESXi ホストにホストされている場合(
Cluster across Boxes 構成)、FCI ノードが認識する共有ディスクは、物理互換モードで仮想 SCSI コントローラに接続された Raw デバイス マッピング (RDM) ディスクとして構成する必要があります。
* さらに、DRS 非アフィニティ ルールを使用して、この FCI 構成に参加している仮想マシンを別の ESXi ホスト上に常時分けておく必要があります。
* vMotion の操作は、vSphere 4.x のこの種類の FCI 構成でサポートされません。

· VMware では、SQL Server 2012 よりも前のバージョンの SQL Server におけるレガシーの SQL クラスタリング オプション (Microsoft Clustering Service) の vMotion をテストしておらず、検証していません。そのため、VMware では、MSCS で構成された仮想マシンの vMotion をサポートしません。

· どのバージョンの vSphere でも、物理モードの RDM では Storage vMotion がサポートされません。

システム ディスク I/O 遅延による不要なクラスタ ノードのフェイルオーバを回避するため、仮想ディスクは、下位プロトコルの種類に関わらず VMFS ボリュームの EagerZeroedThick フォーマットのみを使用して作成する必要があります。

:NFS は、Microsoft クラスタリングでサポートされるストレージ プロトコルでありません。

一般的に使用される Microsoft クラスタリング ソリューション


VMware ユーザーが仮想マシンで一般的に使用する Microsoft クラスタリング ソリューションは、次のとおりです。

· Microsoft クラスタリング サービス:MSCS または Windows フェイルオーバ クラスタリングは、オペレーティング システム レベルでフェイルオーバと可用性を提供するクラスタリング機能です。一般的にクラスタリングされたアプリケーションには以下が含まれます。

o Microsoft Exchange Server

o Microsoft SQL Server

o ファイル サービスと印刷サービス

o カスタム アプリケーション

· Microsoft Network Load Balance (I/O 負荷分散):Microsoft Network Load Balance (NLB) は、バックエンド データベースおよびアプリケーション サーバにフロントエンドを提供する Web サーバのような、ステートレス アプリケーションまたはマルチティア アプリケーションのティア 1 に適しています。物理的な代替物となるのは、F5 から利用可能なアプライアンスです。

:クラスタリング ソリューションを使用しない仮想マシン間の共有 RDM はサポートされていません。

Microsoft クラスタ構成を実行するための VMware vSphere サポート

次の表は、Microsoft クラスタ構成を実行するための VMware vSphere サポートの概要を示しています。


表 2 注

1.この表は VMware on vSphere によるサポートステータスをまとめたものです。サードパーティ ソフトウェア ベンダーのサポート ステータスは異なる場合があるので、それぞれのベンダーに確認してください。たとえば、VMware はクラスタリングされた Windows Server 2003 仮想マシン上で MSCS を使用した構成をサポートしますが、Microsoft はサポートしません。同じことが、オペレーティング システム バージョンのサポート ステータスにも当てはまります。ソフトウェアのサポートが終了期限に達すると、それぞれのソフトウェア ベンダーのライフ サイクル ポリシーに応じて、サポートが限定されたりサポートされなくなる可能性があります。VMware は本番環境ではサポート期限の切れた製品を使用しないことを推奨します。

2.ゲスト内 SMB およびゲスト内 iSCSI でのみサポートされます。

3.システム ディスクの VMDK がサポートされない NFS データストアに配置されている場合を除き、SQL ミラーリング、SQL Server AlwaysOn 可用性グループ(非共有ディスク)、Exchange Database Availability Group (DAG) などの共有ディスク構成を使用しないゲスト内クラスタリング ソリューションでは、VMware からの明示的なサポート ステートメントが必要ありません。

注記

· システム ディスク C: drive) の仮想ディスクは、下位プロトコルに関係なく、ローカルの VMFS または SAN ベースの VMFS データストアにのみ配置することができます。システム ディスクの仮想ディスクは EagerZeroedThickフォーマットを使用して作成する必要があります。詳細については、ESXi/ESX 4.x の『フェイルオーバー クラスタリングと Microsoft Cluster Service のセットアップ』ガイドを参照してください。

· Windows Server 2012 では、クラスタの検証が完了すると次の警告が生成されます:ストレージ領域の永久予約を確認してください (Validate Storage Spaces Persistent Reservation)。この警告は無視してかまいません。


MSCS、SQL および Exchange に対する Microsoft クラスタリングのサポート情報については、
Windows Server Catalog から適切なドロップダウンを選択してください。

:このリンクは 2015 年 3 月 31 日時点のものです。リンクが切れているのに気づいた場合はご連絡ください。VMware の担当者がリンクをアップデートします。

Windows Server 2012 フェイルオーバー クラスタは、vSphere 4.x の ESXi により提供される共有ストレージ(RDM あるいは仮想ディスクなど)ではサポートされません。

詳細については、次の Microsoft ナレッジベースの記事を参照してください。

· Support policy for Microsoft SQL Server products that are running in a hardware virtualization environment

· Support Policy for Windows Server 2008 or Windows Server 2008 R2 Failover Clusters

· Support Policies and Recommendations for Exchange Servers in Hardware Virtualization Environments

· Windows Server Virtualization Validation Program

:このリンクは 2014 年 2 月 11 日時点のものです。リンクが切れているのに気づいた場合はご連絡ください。VMware の担当者がリンクを更新します。

共有ストレージ クラスタリングに対する検討事項

ストレージ プロトコル

· ファイバ チャネル:vSphere 4.x では、クォーラムまたはデータの共有ストレージを使用する構成はファイバ チャネル (FC) ベースの RDM で行う必要があります(Cluster Across Box ( CAB ) の場合は物理モード、Cluster in a Box ( CIB)の場合は仮想モード)。FC 以外のストレージ(NFS または iSCSI など)の RDM は vSphere 4.x でサポートされません。仮想ディスクベースの共有ストレージは CIB 構成でのみサポートされ、VMFS データストアの EagerZeroedThick オプションを使用して作成する必要があります。

· ネイティブ iSCSI(ゲスト OS 外):VMware では、ESXi/ESX ホスト iSCSI イニシエータの使用をサポートしていません。vSphere 4.x では、これを MSCS によるネイティブ iSCSI(ハードウェアまたはソフトウェア)ともいいます。

· ゲスト内の iSCSI ソフトウェア イニシエータ:他のすべての構成が文書化およびサポートされた MSCS 構成を満たす場合、VMware はゲスト内 iSCSI イニシエータを使用する MSCS の構成を完全にサポートします。VMware 仮想マシンでこの構成を使用することは、物理環境で使用することと比較的似ています。この構成では、vMotion は VMware によってテストされていません。

· ゲスト内 SMB(サーバ メッセージ ブロック)プロトコル:他のすべての構成が文書化およびサポートされた MSCS 構成を満たす場合、VMware はゲスト内 SMB を使用する MSCS の構成を完全にサポートします。VMware 仮想マシンでこの構成を使用することは、物理環境で使用することと比較的似ています。この構成では、vMotion は VMware によってテストされていません。

· FCoE:FCoE は vSphere 4.x でサポートされません。

仮想 SCSI アダプタ

共有ストレージは、クラスタリングされた仮想マシンの専用仮想 SCSI アダプタに接続する必要があります。たとえば、システム ディスク (drive
C:) SCSI0:0 に接続すると、最初の共有ディスクは SCSI1:0 に接続され、データ ディスクは SCSI1:1 に接続されます。

Windows Server 2008 以降の共有ストレージ SCSI アダプタは LSI Logic SAS タイプである必要があります。それ以前の Windows バージョンは LSI Logic Parallel タイプを使用する必要があります。(準仮想化 SCSI コントローラは、vSphere 4.x の構成でサポートされません)。

ディスクの構成

· RDM:クォーラムまたはデータの共有ストレージを使用する構成はファイバ チャネル (FC) ベースの RDM で行う必要があります(cluster across boxes CAB の場合は物理モード、 cluster in a box CIB の場合は仮想モード)。FC 以外のストレージ(iSCSI および FCoE)の RDM は、サポートされません。

· VMFS:クラスタリングされた仮想マシンの共有ストレージとして使用される仮想ディスクは VMFS データストアに常駐する必要があり、EagerZeroedThick オプションを使用して作成する必要があります。これは、コンソール、vSphere CLI、またはユーザー インターフェイスからコマンド vmkfstools を使用して実行することができます。詳細については、ESXi/ESX 4.x 『フェイルオーバー クラスタリングと Microsoft Cluster Service のセットアップ』ガイドを参照してください。

vmkfstools コマンドを使用して EagerZeroedThick ストレージを作成するには:

1.ホストのコンソールにログインするか、VMware vSphere CLI を起動します。

2.たとえば、10 GB のファイルを myVMData.vmdk という名前の datastore1 に作成するには、次のコマンドを実行します。

コンソールを使用する場合:

vmkfstools –d eagerzeroedthick –c 10g /vmfs/volumes/datastore1/myVM/myVMData.vmdk

10g を希望のサイズに置き換えます。

vSphere CLI を使用する場合:

vmkfstools.pl –-server ESXHost –-username username --password passwd –d eagerzeroedthick –c 10g /vmfs/volumes/datastore1/myVM/myVMData.vmdk


ユーザー インターフェイスを使用して EagerZeroedThick ストレージを作成するには:

3.vSphere Client を使用して、新しい仮想ディスクを作成する仮想マシンを選択します。

4.仮想マシンを右クリックして、[設定の編集] をクリックします。

5.[仮想マシンのプロパティ] ダイアログ ボックスから、[追加] をクリックして新しいハードウェアを追加します。

6.[ハードウェアの追加] ダイアログ ボックスで、デバイス リストから [ハード ディスク] を選択します。

7.[新規仮想ディスクを作成] を選択して、[次へ] をクリックします。

8.作成するディスクのサイズを選択します。

9.仮想マシンを備えたデータストアを選択するか、[データストアの指定] をクリックして、データストアを参照し目的のデータストアを見つけて選択します。

10.EagerZeroedThick ディスクを作成するには、[Fault Tolerance などのクラスタリング機能をサポート] を選択します。

:手順 8 は最後の構成手順です。[Fault Tolerance などのクラスタリング機能をサポート] を選択した後でデータソースを変更すると、選択が解除されてしまいます。

11.ウィザードを完了して仮想ディスクを作成します。

非共有ストレージ クラスタリング

非共有ストレージ クラスタリングとは、アプリケーションのデータまたはクォーラム情報を格納するために共有ストレージを必要としない構成を意味します。データは他のクラスタ ノードにレプリケート(たとえば CCR)されるか、ノード間で分散(たとえば DAG)されます。

これらの構成は、特定のストレージ プロトコルまたはノードの数に関する VMware による追加の検討事項を必要とせず、物理環境と同じように仮想環境にデプロイすることができます。

· Microsoft Exchange 2007 の Exchange Cluster Continuous Replication (CCR) では、データはネットワーク上のクラスタ ノード間でレプリケートされます。Microsoft Exchange 2010 の Exchange Database Availability Group (DAG) は、Exchange 2007 で使用されていた CCR 機能を置き換えるものです。この機能はネットワークベースなので共有ストレージを必要としません。詳細については、『Microsoft Exchange 2010 on VMware Best Practices Guide』を参照してください。

· Microsoft Network Load Balance (NLB) はマルチキャスト モードで構成する必要があります。詳細については、「Sample Configuration - Network Load Balancing (NLB) Multicast Mode Configuration (1006558)」を参照してください。

クラスタリングされた仮想マシンのための HA/DRS 固有の構成

アフィニティ/非アフィニティ ルール

クラスタ内の仮想マシンでは、仮想マシン間のアフィニティまたは非アフィニティ ルールを作成する必要があります。仮想マシン間のアフィニティ ルールは、どの仮想マシンを同じホストに配置するかを指定します(たとえば MSCS 仮想マシンのクラスタを 1 つの物理ホストに配置するなど)。仮想マシン間の非アフィニティ ルールは、どの仮想マシンを別々の物理ホストに配置するかを指定します(たとえば MSCS 仮想マシンのクラスタを複数の物理ホストに配置するなど)。

1 つの物理ホスト上の仮想マシンのクラスタの場合、アフィニティ ルールを使用します。複数の物理ホスト上の仮想マシンのクラスタの場合は、非アフィニティ ルールを使用します。詳細については、
ESXi/ESX 4.x 『フェイルオーバー クラスタリングと Microsoft Cluster Service のセットアップ』ガイドを参照してください。

アフィニティまたは非アフィニティ ルールを構成するには:

1.vSphere Client でインベントリのクラスタを右クリックし、[設定の編集] をクリックします。

2.VMware DRS の [クラスタ設定] ダイアログの左ペインで、[ルール] をクリックします。

3.[追加] をクリックします。

4.[ルール] ダイアログで、ルールの名前を入力します。

5.[タイプ] ドロップダウンで、ルールを選択します。

o 1つの物理ホスト上の仮想マシンのクラスタの場合は、[仮想マシンの包括] を選択します。

o 複数の物理ホスト上の仮想マシンのクラスタの場合は、[仮想マシンの分割] を選択します。

6.[追加] をクリックします。

7.ルールを適用する仮想マシンを 2 台選択し、[OK] をクリックします。

8.[OK] をクリックします。

マルチパス構成

Path Selection Policy (PSP)

ラウンドロビン PSP は、vSphere 4.x の共有ストレージ クラスタリングと共に使用される RDM によってマッピングされる LUN ではサポートされません。ストレージ アレイでラウンド ロビン PSP を使用する場合、あるいは使用中の vSphere バージョンがデフォルトで使用中のアレイにラウンド ロビン PSP を使用する場合は、RDM LUN を要求する PSP を別の PSP に変更することができます。詳細については、「
Changing a LUN to use a different Path Selection Policy (PSP) (1036189)」を参照してください。

vSphere 4.x のネイティブ マルチパス (NMP) では、パスのポリシーがラウンド ロビンに設定されている場合、クラスタリングはサポートされません。詳細については、ESXi/ESX 4.x 『フェイルオーバー クラスタリングと Microsoft Cluster Service のセットアップ』ガイドの「vSphere MSCS 設定の制限事項」セクション
を参照してください。

サードパーティのマルチパス プラグイン (MPP) を使用するパス選択ポリシー (PSP)

N+1 クラスタ構成は、物理マシンのクラスタ ノードが仮想マシンのノードによってバックアップされている場合(すなわち、各クラスタ ノード ペアの 1 つのノードが仮想マシンにある場合)に発生します。この構成では、物理ノードをマルチパス ソフトウェアで構成することはできません。詳細については、サードパーティ ベンダーのベストプラクティスとサポートを参照してください。

『フェイルオーバ クラスタリングと Microsoft Cluster Service のセットアップ』ガイド

詳細については、ESXi/ESX 4.x のセットアップ ガイドを参照してください。


Additional Information

vSphere のその他のバージョンについては、マスターの「KB 1037959」の関連記事へのリンクを参照してください。

· Microsoft Cluster Service (MSCS) support on ESXi/ESX (1004617)

· ESXi/ESX hosts hosting passive MSCS nodes with RDM LUNs may take a long time to boot (1016106)

Microsoft Windows Server Failover Clustering on VMware vSphere 4.x: Guidelines for supported configurations