Internet Control Message Protocol (ICMP) 要求への重複応答 - 同じ ESXi ホスト上で動作する CARP コントローラ ノード

Products

• VMware vSphere ESXi

Issue/Introduction

Symptoms:
免責事項：これは英文の記事「Duplicate response for Internet Control Message Protocol (ICMP) request - CARP controller nodes running on a same ESXi host (2144849)」の日本語訳です。記事はベストエフォートで翻訳を進めているため、ローカライズ化コンテンツは最新情報ではない可能性があります。最新情報は英語版の記事で参照してください。

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<CONTENT></CONTENT>VMware ESXi 5.x および 6.x のホストで、Common Address Redundancy Protocol (CARP) コントローラ ノードから、同じ ESXi ホスト上で動作する別のノードに対して ping コマンドを実行すると、次の症状が発生します。

• Internet Control Message Protocol (ICMP) 応答の重複が観測される

Environment

VMware vSphere ESXi 6.0
VMware vSphere ESXi 5.1
VMware vSphere ESXi 5.0
VMware vSphere ESXi 5.5

Cause

この問題は、同じ ESXi ホスト上で動作するコントローラ ノードで無差別モードが有効になっており、vSphere Distributed Switch (vDS) が複数のアップリンクを使用している場合に発生します。

Resolution

この動作は、VMware ESXi 5.x および 6.x で想定されたものです。

CARP コントローラのインターフェイスは、vNIC に割り当てられている MAC アドレスを使用しません。それが、MAC アドレスが標準仮想スイッチ (VSS) に登録されていない理由です。

無差別モードが有効になっていると vSphere Distributed Switch (vDS) のレベルで MAC アドレスの確認が発生しないため、ICMP パケットが送信されると、無差別モードが有効になっている vSwitch によってパケットのコピーの 1 つがターゲット仮想マシンに送信されます。一方で、vSwitch はターゲットの MAC アドレスを認識していないため、これもパケットをアップリンクに転送します。次にパケットは物理スイッチを通過して、別のアップリンクを通って戻ってきます。さらに、ターゲット仮想マシンは ICMP エコー要求の 2 つのコピーを受信し、2 回応答します。これにより、ICMP 応答の重複が発生します。

Additional Information

Duplicate response for Internet Control Message Protocol (ICMP) request - CARP controller nodes running on a same ESXi host

Impact/Risks:
ICMP 応答の重複