以下に示すトラブルシューティング手順は両方とも実行する必要があります。それぞれの手順で、考えられる原因を排除し、必要に応じて是正措置を取るための指示あるいはドキュメントへのリンクが提供されます。手順は、問題を隔離し、適切な解決方法を特定するために最適な順番で並べられています。
注:
- VMware vCenter Converter Standalone 4.3 を使用する場合は、システムから VMware vCenter Converter 4.0.1 が完全に削除されていることを確認してください。同じシステム上に両方のバージョンがインストールされていると、この問題が発生することがあります。
- plink.exe が正しく実f行されるように、システムで UAC が無効になっていることを確認してください。
- VMware vCenter Converter を実行する場合は、プログラムを右クリックし、[管理者として実行] を選択します。
次の各手順で是正措置を実行するたびに、Linux ソース オペレーティング システムの変換を試みてください。
- Linux ソース オペレーティング システムで ssh トラフィックが許可されていることと、VMware vCenter Converter に正しいユーザー名とパスワードが入力されており、シェル プロンプトが正しく機能していることを確認します。
- Linux ソース オペレーティング システム:
- シェル プロンプトを開きます。
- ssh localhost と入力して、Enter キーを押します。
- 変換ウィザードで使用したのと同じユーザー名およびパスワードを使用してログインします。
ログインに失敗した場合は、問題を修正します。
注:シェル プロンプトを開く方法については、「Opening a command or shell prompt (1003892)」を参照してください。
- Converter:
- コマンド プロンプトを開きます。
- 次のコマンドを実行します。
telnet xxxx nn
ここで、xxxx は、Linux ソース オペレーティング システムのホスト名または IP アドレスに置き換え、nn は SSH に使用するポートに置き換えます。
これで情報が表示されない場合は、Converter Standalone を実行しているコンピュータが Linux ソース オペレーティング システムに接続することをファイアウォールが妨げている可能性があります。その場合は、問題を修正します。
- 認証に使用したユーザー名の .bashrc ファイルに echo コマンドが含まれていないことを確認してください。
root として認証する場合は、テキスト エディタを使用して /root/.bashrc を編集します。別のユーザーとして認証する場合は、テキスト エディタを使用して /home/user name/.bashrc を編集します。ここで、ユーザー名は認証に使用するユーザー名に置き換えます。
ファイル内の行が echo で始まる場合は、それを削除するか、#echo に変更します。
- ソース マシンの /tmp ディレクトリが書き込み可能になっていることを確認します。書き込み可能になっていないと、Converter エージェントが書き込むことができないため、異常終了します。
/tmp ディレクトリの権限を確認するには:
- root としてログインして、次のコマンドを実行します。
mount | grep /tmp
出力は次のようになります。
/dev/hda2 on /tmp type ext3 (rw,noexec,nosuid,nodev)
-
noexec 権限または nosuid 権限が表示された場合は、次のコマンドを実行して権限を一時的にリセットします。
mount -t ext3 /dev/hdaX /tmp -o rw,exec,nodev
または
mount -o remount,exec /tmp
注:/dev/hdaX は、お使いのデバイス名で置き換えてください。
-
ユーザーが Linux シェルにログインできることと、/etc/passwd ファイルで、ユーザーに /sbin/nologin ではなく /bin/bash が割り当てられていることを確認してください。
例:
root:x:0:0:root:/root:/bin/bash