vCenter Server Appliance vPostgres データベースのバックアップとリストア
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vCenter Server Appliance vPostgres データベースのバックアップとリストア

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Article ID: 341146

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Products

VMware vCenter Server

Issue/Introduction

この記事には、vCenter Server Appliance (VCSA) の vPostgres データベースのバックアップとリストアを行うための手順が記載されています。

注: この記事は、同じ vCenter Server Appliance への vPostgres データベースのバックアップとリストアに対してのみサポートされています。イメージ ベースのバックアップとリストアの使用は、完全なセカンダリ アプライアンスのリストアを実行するためにサポートされている唯一のソリューションです。

Symptoms:

免責事項: これは英文の記事 「Backing up and restoring the vCenter Server Appliance vPostgres database (2034505)」の日本語訳です。記事はベストエフォートで翻訳を進めているため、ローカライズ化コンテンツは最新情報ではない可能性があります。最新情報は英語版の記事で参照してください。


Environment

VMware vCenter Server Appliance 5.1.x
VMware vCenter Server Appliance 5.0.x

Resolution

開始する前に、次がインストールされていることを確認します。
  • vCenter Server Appliance に接続するための SSH クライアント。
  • vPostgres データベース リカバリ ファイルを取得および置換するための WinSCP (または SCP クライアント)。

組み込み vPostgres データベースのバックアップ

組み込み vPostgres データベースをバックアップするには:
 
  1. SSH を使用して vCenter Server Appliance に接続します。詳細については、『vCenter Server 5.5 and Host Management Guide』の「Enable or Disable SSH Administrator Login on the VMware vCenter Server Appliance」を参照してください。
  2. プロンプトが表示されたら、root ユーザーとしてログインします。デフォルトのパスワードは vmware です。
  3. 次のコマンドを使用して vCenter Server サービスを停止します:

    service vmware-vpxd stop
     
  4. vCenter Server Appliance 仮想マシンで、次のコマンドを使用して vPostgres ユーティリティ ディレクトリに移動します:

    cd /opt/vmware/vpostgres/1.0/bin
     
  5. vPostgres データベース構成ファイルを表示するには、次のコマンドを実行します:

    cat /etc/vmware-vpx/embedded_db.cfg
     
  6. vCenter Server データベースをバックアップするには、次のコマンドを実行します:

    ./pg_dump EMB_DB_INSTANCE -U EMB_DB_USER -Fp -c > VCDBBackupFile

    EMD_DB_INSTANCE および EMB_DB_USER を手順 4 で一覧表示された embedded_db.cfg 構成情報から入力します。VCDBBackupFile を生成される場所とファイル名とともに入力します。例:

    ./pg_dump VCDB -U vc -Fp -c > /tmp/VCDBackUp

    注意: /tmp/ ディレクトリは、vCenter Server Appliance の再起動後にリセットされます。この場所が使用されている場合、バックアップは永続的な場所に移動することをお勧めします。

    注: プロンプトが表示されたら、EMB_DB_PASSWORD パスワードを入力します。
     
  7. WinSCP を使用して、vCenter Server Appliance に接続し、VCDBackUp ファイルを /tmp/
    からダウンロードします。
  8. VMware VirtualCenter Server サービスを次のコマンドで起動します:

    service vmware-vpxd start
     

バックエンド vPostgres データベース ファイルからのリストア

バックアップ vPostgres データベース ファイルからリストアするには:

注: 操作を続行する前に、vCenter Server Appliance 仮想マシンのスナップショットを取得してください。これにより、このリストア手順が失敗しても、スナップショットからデータベースをリストアすることができます。
 
  1. SSH を使用して vCenter Server Appliance に接続します。詳細については、『vCenter Server 5.5 and Host Management Guide』の「Enable or Disable SSH Administrator Login on the VMware vCenter Server Appliance」を参照してください。
  2. WinSCP を使用して、vCenter Server Appliance に接続し、VCDBackUp ファイルのバックアップ コピーを /tmp/ ディレクトリにアップロードします
  3. 新しい vPostgres データベース構成ファイルを表示するには、次のコマンドを実行します:

    cat /etc/vmware-vpx/embedded_db.cfg
     
  4. 次のコマンドを使用して、vPostgres ユーティリティ ディレクトリに移動します:

    cd /opt/vmware/vpostgres/1.0/bin
     
  5. 次のコマンドを使用して vCenter Server サービスを停止します:

    service vmware-vpxd stop
  6. バックアップから vCenter Server vPostgres データベースをリストアするには、次のコマンドを実行します:

    PGPASSWORD='EMB_DB_PASSWORD' ./psql -d EMB_DB_INSTANCE -U postgres -f VCDBBackupFile

    EMD_DB_INSTANCE および EMB_DB_PASSWORD を手順 3 で一覧表示される embedded_db.cfg 構成情報から入力します。 VCDBBackupFile を使用される場所とファイル名とともに入力します。例:

    PGPASSWORD='g<T4EuybGsA=kG$G' ./psql -d VCDB -U postgres -f /tmp/VCDBackUp

    注: embedded_db.cfg 構成ファイルに表示されているようにパスワードを一重引用符 (') で囲みます。
  7. データベースのリストアを有効にするために VMware VirtualCenter Server サービスを再起動し、次のコマンドを実行します:

    service vmware-vpxd start


Additional Information

VMware には VMware vPostgres データベースが vCenter 5.0 Update 1a 以降の vCenter Server Appliance とパッケージ化された組み込みデータベースとして導入されています。
 
pg_dump のコマンド ライン オプションの詳細については、『PostgreSQL』から pg_dump を参照してください。 Backing up and restoring the vCenter Server Appliance 5.x vPostgres database