VMDK ファイル内の仮想 SCSI アダプタタイプの調整

Products

VMware VMware Desktop Hypervisor VMware vSphere ESXi

Issue/Introduction

この記事には、ゲスト OS に適合するように仮想ディスクアダプタのタイプを変更する手順が記載されています。

Symptoms:

免責事項：これは英文の記事「Adjusting the virtual SCSI adapter type in a VMDK file (1006621)」の日本語訳です。記事はベストエフォートで翻訳を進めているため、ローカライズ化コンテンツは最新情報ではない可能性があります。最新情報は英語版の記事で参照してください。

VMware Converter を使用して物理または仮想マシンを変換した後に、次の症状が発生します。

仮想マシンを起動できない
Windows がブルースクリーンエラーで起動する
次のうち 1 つ以上のエラーが表示される。
- STOP 0x7B INACCESSIBLE_BOOT_DEVICE
- STOP 0x0000007B INACCESSIBLE_BOOT_DEVICE
- Mount: error No such device or address mounting /dev/root on /sysroot as ext3
  Setuproot: moving /dev failed: No such file or directory
  Setuproot: error mounting /proc: No such file or directory
  Setuproot: error mounting /sys: No such file or directory
  Switchroot: mount failed: No such file or directory
  Kernel panic – not syncing: Attempted to kill init!
- A disk read error occurred

Cause

この問題は、SCSI コントローラが誤認されている場合や、仮想マシンの作成時に適切なドライバを選択しなかった場合に発生する可能性があります。

Resolution

仮想マシンを変換または作成した後にアダプタタイプを修正するには、GUI またはコマンドラインを使用できます。

GUI

仮想マシンの変換または作成後に GUI を使用してアダプタタイプを修正するには、 Changing the virtual SCSI controller of a virtual machine (1002149) を参照してください .

コマンドライン

仮想マシンを変換または作成した後にコマンドラインを使用してアダプタタイプを修正するには：

仮想ハードディスクファイル (VMDK) を使用している仮想マシンをパワーオフします。
仮想マシンが ESX/ESXi ホスト上にある場合は、サービスコンソールを使用してファイルにアクセスします。サービスコンソールへのアクセス方法の詳細については、次を参照してください。
- ESX の場合 - Connecting to an ESX host using a SSH client (1019852)
- ESXi の場合 - Using Tech Support Mode in ESXi 4.1 (1017910)
最小の VMDK ファイル（およそ 340 バイト）を見つけます。このファイルは通常、ESX/ESXi ホスト上の /vmfs/volumes/<volume id>/<virtual machine name> というラベルのフォルダにあります。ホストにアクセスしない場合は、ローカルドライブでそのファイルを見つけてください。
仮想マシンが見つかったら、テキストエディタまたは vi (nameofvm).vmdk コマンドを使用して .vmdk ファイルを開きます。

次のようなファイルが表示されます。

# Disk DescriptorFile
version=1
CID=<cid>
parentCID=ffffffff
createType="<create_type>"

# Extent description
RW <num_sectors> <TYPE> "<filename>"

# The Disk Data Base
#DDB

ddb.virtualHWVersion = "<version>"
ddb.geometry.cylinders = "<cylinders>"
ddb.geometry.heads = "<heads>"
ddb.geometry.sectors = "<sectors>"
ddb.adapterType = "<adapter_type>"
ddb.adapterType の行を見つけます。
lsilogic または buslogic のどちらかのパラメータを指定します。

次の表に、ゲスト OS のアダプタタイプを示します。

ゲスト OS

アダプタタイプ

Windows 2003、2008、Vista

lsilogic

Windows NT、2000、XP

buslogic

Linux

lsilogic

注：PVSCSI コントローラを使用するのがその仮想マシンで適切なセットアップである場合は、ddb.adapterType を lsilogic に設定してください。ddb.adapterType を PVSCSI に設定すると、ストレージ vMotion が停止します。
変更を .vmdk ファイルに保存します。
仮想マシンをパワーオンします。仮想マシンに割り当てたアダプタタイプを変更するよう求めるプロンプトが表示された場合は、その変更を行ってください。

GUI オプションを使用した SCSI コントローラの変更方法の詳細については、 Changing the virtual SCSI controller of a virtual machine (1002149)を参照してください。

Additional Information

トラブルシューティング関連の詳細については、次を参照してください。

Adjusting the virtual SCSI adapter type in a VMDK file