この問題は、元のソース マシンからの boot.ini ファイルにパラメータ /burnmemory = <number> が含まれている場合に発生します。このパラメータは、Windows オペレーティング システムで使用可能なメモリを特定の量だけ削減するためのものです。
たとえば、物理サーバの RAM メモリが 8 GB であり、その boot.ini ファイルの構成パラメータとして /burnmemory = 4096 が設定されている場合、RAM は 4 GB に削減されます。その結果、変換された仮想マシンの RAM メモリは、4 GB になります。仮想マシンの起動時に burnmemory = 4096 パラメータが依然として boot.ini ファイルに設定されていると、RAM がさらに 4 GB 削減され、仮想マシンの RAM は 0 GB になります。
この問題を解決するには、次の手順に従って、boot.ini ファイルから /burnmemory = <number> パラメータを削除します。
注:詳細な手順については、Windows のドキュメントを参照してください。
- 変換された仮想マシンの仮想ディスクを別の仮想マシン(ヘルパー仮想マシンと呼ばれる)に接続します。
- Windows が起動したら、boot.ini ファイルから /burnmemory=<number> パラメータを削除します。
- boot.ini ファイルを保存します。
- 仮想ディスクをヘルパー仮想マシンから削除します。
注:ヘルパー仮想マシンとは、新しく変換された仮想マシンの仮想ディスクをヘルパーのインベントリに追加するために使用される任意の仮想マシンのことです。これには、ヘルパーとして使用される仮想マシンのダウンタイムが必要です。