VMware Tools 5.1 にアップグレードすると次のメッセージが報告される:RPC 受信ループでエラーが発生しました:RpcIn:送信できません
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VMware Tools 5.1 にアップグレードすると次のメッセージが報告される:RPC 受信ループでエラーが発生しました:RpcIn:送信できません

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Article ID: 340223

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VMware vCenter Server VMware vSphere ESXi

Issue/Introduction

Symptoms:
免責事項: これは英文の記事「Upgrading to VMware Tools 5.1 causes log spew with the message: Error in the RPC receive loop: RpcIn: Unable to send (2036350)」の日本語訳です。記事はベストエフォートで翻訳を進めているため、ローカライズ化コンテンツは最新情報ではない可能性があります。最新の内容については、英語版の記事を参照してください。

ターミナル サーバまたはターミナル サーバ ベースの Citrix XenApp 仮想マシンを VMware Tools 5.1 にアップグレードすると、次のような症状が現れます。
  • Windows アプリケーション イベント ログに、次のエラーが立て続けに何度も表示される(ログの大量出力)。

    Error in the RPC receive loop: RpcIn: Unable to send.

  • Linux ゲスト OS では、次のログが大量に出力される。

    vmusr[2116]: [warning] [vmusr] Error in the RPC receive loop: RpcIn: Unable to send.

    または

    [warning] [vmsvc:guestinfo] Conversion to UTF-8 failed
    [warning] [vmsvc:guestinfo] Failed to get vmstats

  • vmtoolsd のユーザー インスタンスが次のエラーで失敗する。

    Access violation (0xC0000005)

  • ネットワーク ドライブをマッピングできない。
  • ターミナル セッションの切断が発生する。
:この問題は、ターミナル サーバ以外(Windows 2008、Windows 2003 および各種 Linux ディストリビューションなど)でも発生することがあります。

Environment

VMware vSphere ESXi 5.1
VMware vCenter Server 5.1.x

Cause

この問題は、VMware Tools デーモン (vmtoolsd) が 3 つ以上のターミナル セッションを処理した場合に発生します。ユーザーが Windows 仮想マシンに接続する場合、各ターミナル セッションで 1 つの vmtoolsd を実行する必要があります。しかし、vmtoolsd を同時に実行できるセッション数は 2 つに制限されています。

このため、セッションあたりの合計接続数が 3 以上になるまで、Windows アプリケーション イベント ログが次のような警告メッセージでいっぱいになります:

[vmusr:vmusr] Error in the RPC receive loop: RpcIn: Unable to send.

Resolution

この問題は、VMware ESXi 5.1 Patch 3 で解決され、VMware Downloads から入手できます。詳細については、「VMware ESXi 5.1, Patch Release ESXi510-201310001 (2053402)」を参照してください。

この問題を回避する場合は、VMware Tools のイベント ログへの出力、および仮想マシンによる vmware.log ファイルへの全般的なログ出力をオフにします。

:VMware Tools で問題が発生した場合は、トラブルシューティングを実行するために出力を再度オンにする必要があります。

VMware Tools アプリケーションのイベント ログへの出力をオフにするには:
  1. テキスト エディタで tools.conf ファイルを開きます。tools.conf ファイルは次の場所にあります。

    • Windows XP および Windows Server 2000/2003:

      C:\Documents and Settings\All Users\Application Data\VMware\VMware Tools\

    • Windows Vista、Windows 7 および Windows Server 2008:

      C:\ProgramData\VMware\VMware Tools\

    • Linux:

      /etc/vmware-tools/tools.conf

    詳細については、「ゲスト OS 内の VMware Tools のデバッグ ログを有効にする (2081832)」の「構成ファイルの場所」セクションを参照してください。

    tools.conf ファイルが存在しない場合は、プレーン テキスト エディタを使用して手動で作成してください。

  2. このセクションを tools.conf ファイルに追加します。

    [logging]
    vmusr.level = error
    vmsvc.level = error

  3. ファイルを保存して閉じます。
  4. VMTools サービスを再起動します([管理ツール] > [サービス])。

    :2 つ以上のセッションにログインしているユーザーがいる場合は、VMTools サービスを再起動しただけでは不十分です。すべてのインスタンスで vmtoolsd.exe プロセスを強制終了する必要があります。

仮想マシンの全般的なログ出力をオフにするには:
  1. インベントリで仮想マシンをクリックします。
  2. 仮想マシンの [サマリ] タブの [設定の編集] をクリックします。
  3. 仮想マシンの [プロパティ] ダイアログ ボックスで [オプション] タブをクリックします。
  4. [詳細] の下にある [全般] をクリックして、[ログの有効化] を選択解除します。
  5. [OK] をクリックして変更内容を保存します。
  6. 変更内容を有効にするには、仮想マシンをいったんパワーオフしてから再度パワーオンする必要があります。
  7. 以上の手順を実行しても問題が解決しない場合は、VMware Tools をアンインストールしてから再度インストールしてみてください。

    :ログをオフにするために仮想マシンをパワーオフしたくない場合は、設定を変更した後、vMotion を使用して仮想マシンを移行してください。


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