注: この問題は、仮想マシン内にサードパーティのバックアップ エージェントをインストールし、再起動をしていない場合に発生する場合があると報告されています。これに該当する場合は、仮想マシンを再起動して問題が解決されるかどうかを確かめてから、この先のトラブルシューティングに進んでください。
この問題を解決するには、次のいずれかのオプションを実行します。
スナップショット作成中に仮想マシンを静止したくない場合は、いくつかのオプションがあります。環境に基づいて、次のいずれかのオプションを選択してください。
- VMware Consolidated Backup(VCB)をまたは VCB フレームワークに依存するバックアップ製品を使用している場合は、『仮想マシン バックアップ ガイド』 の 「静止メカニズム」 を参照してください。
注: vSphere 5.0 は VCB をサポートしていません。
- ESXi 5.x または ESXi/ESX 4.x で手動でスナップショットを作成する場合は、スナップショットの作成時に vSphere Client の 静止ゲスト ファイル システム オプションを選択解除します。ESXi/ESX 3.5 では、VMware Infrastructure Client から静止スナップショットを作成することができません。
- VMware Tools の機能である pre-freeze および post-thaw スクリプトを使用してバックアップを取る前にアプリケーションを停止し、あとで再起動することもできます。詳細および関連情報については、『仮想マシン バックアップ ガイド』 の 「カスタム静止スクリプトの実行」 のセクションを参照してください。
- vim-cmd コマンドを使用して ESXi ホスト経由でスナップショットを作成する場合は、静止オプションを 0 に設定します。
仮想マシンとその VMID のリストを取得するには、次のコマンドを実行します:
# vim-cmd vmsvc/getallvms
静止を 0 に設定するには、次のコマンドを実行します:
# vim-cmd vmsvc/snapshot.create vmid [snapshotName] [snapshotDescription] [includeMemory] [quiesced]
たとえば、仮想マシンの名前が testVM で、VMID 23 の場合、コマンドは次のようになります:
# vim-cmd vmsvc/snapshot.create 23 "SnapName" "Snap Description" 0 0
- vmware-cmd コマンドを使用して ESX ホスト端末経由でスナップショットを作成する場合は、静止オプションを 0 に設定します。
静止を 0 に設定するには、次のコマンドを実行します:
# vmware-cmd cfg createsnapshot name description quiesce memory
例:
# vmware-cmd /vmfs/volumes/4adecc3a-62b367e8-5b15-001a4be960e0/VMname/VMname.vmx createsnapshot "Snap Name" "Snap Description" 0 0
- 非静止スナップショットを構成できないサードパーティのバックアップ製品を使用している場合は、VMware Tools の一部として提供されている Windows ゲスト OS から VSS を削除します。こうすると、VMware Tools は古い Sync ドライバを使用しようとします。静止スナップショットの要求時に、VMware Tools は VSS ドライバを見つけて利用することができないため、Sync ドライバを使用して静止を試みます。VSS オプションなしで VMware Tools を再インストールするには:
- VMware Tools をアンインストールします。
- システムを再起動します。
- VMware Tools を再インストールします。必ず カスタム インストール をクリックしてください。
- VSS を選択解除します。
注:
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- これには、仮想マシンの再起動が必要です。VMware は、この操作を実行する前にダウンタイムのスケジュール設定をしておくことをお勧めします。
- ESXi/ESX 4.1 以降では、Windows Server 2003 および以降のバージョンの Windows で VSS を選択解除し、Sync ドライバを使用するオプションは利用できなくなっています。静止オプションで作成したスナップショットでは、ゲスト OS 内で Volume Shadow Copy サービスが無効化されている場合を除き、デフォルトで VSS を使用してゲスト OS ファイル システムを静止するようになります。
- インストール後は、たとえ明確に要求された場合でも、静止操作を実行することなく、スナップショットを取ることができるようになります。
注:
- Windows の古いバージョンと VMware ESX 3.5 Update 2 より前にデプロイされたゲストは、静止スナップショットの要求に VSS ではなく Sync ドライバを使用します。
- Microsoft は、Exchange サーバのスナップショットをサポートしていません。スナップショットのサポートの詳細については、次の Microsoft TechNet のドキュメントを参照してください:
注:このリンクは 2015 年 10 月 1 日時点のものです。リンクが切れている場合はフィードバックをお寄せください。VMware の担当者がリンクを更新します。