tcpdump-uw コマンドを詳細表示オプション (-v) 付きで実行してネットワークトレースのファイルへのキャプチャを行うと失敗する

Products

• VMware vSphere ESXi

Issue/Introduction

Symptoms:
免責事項：これは英文の記事「Capturing a network trace to a file using the tcpdump-uw command fails when the verbose option is enabled (2102455)」の日本語訳です。記事はベストエフォートで翻訳を進めているため、ローカライズ化コンテンツは最新情報ではない可能性があります。最新情報は英語版の記事で参照してください。

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ESXi 5.x で tcpdump-uw コマンドを使用したネットワークトレースをキャプチャしようとすると、次の事象が発生します：

• 詳細表示オプション (-v) と pcap ファイルへの書き込みオプション (-w) の両方を有効化して tcpdump-uw コマンドを実行すると失敗します。
• tcpdump-uw -v -w コマンドを実行すると、次の出力結果が返されます：
  
  tcpdump-uw: pcap_loop: recvfrom: Interrupted system call
  

Environment

VMware vSphere ESXi 5.5
VMware vSphere ESXi 5.1
VMware vSphere ESXi 5.0

Cause

tcpdump-uw コマンドの実行時に、pcap ファイルに出力結果をキャプチャする -w オプションと詳細表示オプション (-v) をともに使用すると、キャプチャしたパケット数を出力するシグナルハンドラに関連付けられている SIGALRM が毎秒発生します。この pcap_read_packet() を監視する SIGALRM シグナルインタフェースによって tcpdump-uw プロセスが終了し、pcap ファイルへの書き込みが停止します。

出力例：

~ # tcpdump-uw -i vmk0 -v -w /tmp/file.pcap
tcpdump-uw: listening on vmk0, link-type EN10MB (Ethernet), capture size 96 bytes
tcpdump-uw: pcap_loop: recvfrom: Interrupted system call
8 packets captured
8 packets received by filter
0 packets dropped by kernel

Resolution

これは、ESXi 5.x ホストにおける既知の問題です。現在のところ、解決策はありません。

pcap ファイルに出力したい場合は -v オプションなしで tcpdump-uw コマンドを使用することにより、この問題を回避してください。

Additional Information

tcpdump-uw コマンドの詳細は ESXi で Tech Support モードまたは ESXi Shell を使用してネットワーク トレースを取得する (2088511) を参照してください。
Capturing a network trace in ESXi using Tech Support Mode or ESXi ShellCapturing a network trace to a file using the tcpdump-uw command fails when the verbose option is enabled