注意: MSCS で使用する RDM の LUN では、[ラウンドロビン] のパス選択ポリシーはサポートされません。詳細は 『
フェイルオーバークラスタリングと Microsoft Cluster Service のセットアップ』 を参照してください。
サポートされる構成にするためには、"VMW_SATP_ALUA_CX" および "VMW_SATP_SYMM" の SATP で検出されるすべてのデバイスのパス選択ポリシーを [固定] (VMW_PSP_FIXED) に変更する必要があります。
この問題を解決するには、コマンドラインまたは vSphere Client を使用してパス選択ポリシーを [最近の使用] もしくは [固定] に変更してください。
vSphere Client を使用してパス選択ポリシーを変更する方法:
vSphere Client で ESX ホストまたは vCenter Server に接続してください。
- 左ペインでホストを選択し、[構成] タブをクリックします。
- [ハードウェア] 配下で [ストレージアダプタ] をクリックします。
- 一覧からファイバチャネル HBA を選択します。
- パス選択ポリシーを変更したい LUN を右クリックして、[パスの管理] をクリックします。
- 使用しているストレージ装置に応じて [パスの選択] ドロップダウンメニューから [固定] または [最近の使用] を選択します。
- MSCS クラスタノードの仮想マシンが動作しているすべてのホストの LUN でこれらの手順を繰り返します。
- コマンドラインを使用してパス選択ポリシーを変更するには、Changing a LUN to use a different Path Selection Policy (PSP) (1036189) を参照してください。
vSphere Web Client を使用してパス選択ポリシーを変更する方法
- [vCenter ホーム] から、[インベントリツリー] を展開し [ホストおよびクラスタ] へ移動します。
- 適切なデータセンタまたはクラスタをクリックし、管理したい ESXi ホストを選択します。
- [管理] タブをクリックします。
- [ストレージ] をクリックして [ストレージデバイス] をクリックします。
- マルチパス PSP ポリシーを変更したいストレージデバイスを選択します。
- [デバイス詳細] 配下の [プロパティ] をクリックします。
- [マルチパスポリシー] 配下の [マルチパスの編集] をクリックします。
- ドロップダウンメニューで [固定] または [最近の使用] を選択し [OK] をクリックします。
コマンドラインからマルチパス PSP を変更する方法
- 次のコマンドを実行して、現在のデバイスのマルチパス PSP を表示します:
esxcli storage nmp device list -d naa.xxxxx
- 次のコマンドを実行して、PSP を 固定 (VMW_PSP_FIXED) または 最近の使用 (VMW_PSP_MRU) に変更します:
esxcli storage nmp device set -d naa.xxxx --psp=VMW_PSP_FIXED