免責事項: これは英文の記事 「Mapping a virtual machine world number to a virtual machine name (1001101)」の日本語訳です。記事はベストエフォートで翻訳を進めているため、ローカライズ化コンテンツは最新情報ではない可能性があります。最新情報は英語版の記事で参照してください。
VMkernel のログ エントリでは、仮想マシンが仮想マシンの名前ではなくワールド番号で識別されることがよくあります。たとえば、ログの原因となったコンポーネントや仮想マシンを識別するため、ワールド番号がログ メッセージにプレフィックスとして割り振られることがよくあります。ログ メッセージは、次の形式で表されます。
cpu<N>: <world number>) <Severity>: <Component>: <Log message>
これは、通常、特定のワールド番号またはカルテル番号と関連付けられている仮想マシンを識別するのに有効です。カルテルとは、単一の仮想マシンを構成するワールドなどの、既存ワールドのグループのことです。ワールドはプロセスに似ていますが、VMkernel 配下で実行されます。
特定バージョンの ESX/ESXi の VMkernel ログの場所に関する詳細については、「Location of log files for VMware products (1021806)」を参照してください。
仮想マシン名とワールド番号は、いくつかの方法で相関付けることができます。各仮想マシンは、いくつかのワールドから構成されます。多くのユーティリティでは、仮想マシンのカルテル ID、仮想マシンの vCPU 0 のワールド番号のいずれかまたは両方で仮想マシンが識別されます。ここに挙げる方法の一部は、特定バージョンの ESX/ESXi でのみ使用可能です。お使いの環境に適した方法を選択してください。
前提条件
ESX/ESXi 3.0 ~ 5.0 では仮想マシンの起動中、VMkernel により仮想マシンのワールド番号と表示名の両方を含むメッセージがログ記録されます。この情報を検索するには、次の手順を実行します。
cpu<N>: 1264298) World: vm 1268395:<nnnn>: Starting world vmm0:<VirtualMachineName> with flags <mmmm>
1264298
)。2 番目のワールド番号(この例では 1268395
)は、各 vCPU (この例では vmm0
)の Virtual Machine Monitor (VMM) です。起動した仮想 CPU ごとに別々の行が記録されます。 前提条件
ESX/ESXi 3.5 ~ 5.0 では仮想マシンの起動中、仮想マシンにより仮想マシンのワールド番号、表示名、およびその他の構成情報を含むメッセージがログ記録されます。この情報を検索するには、次の手順を実行します。
vmware*.log
ファイルを探します。通常、このファイルは仮想マシンの .vmx
構成ファイルと同じディレクトリに配置されます。 vmware*.log
ファイルを開きます。 VMMon_Start
ログ メッセージで、仮想マシンの仮想 CPU の起動を識別します。このメッセージは、次のように表示されます。<date and time stamp>| vcpu-0| VMMon_Start: vcpu-<N>: worldID=1268395
vcpu0
)の Virtual Machine Monitor (VMM) に関連付けられています。起動した仮想 CPU ごとに別々の行が記録されます。<date and time stamp>| vmx| DICT displayName=<VirtualMachineName>
<date and time stamp>|
vmx| Hostname=<ESXHostname>
前提条件
hostd
管理サービスが実行されている。ESXi 5.0 では、esxcli
コマンドライン ユーティリティをローカルまたはリモートで使用することにより、ホスト上で現在実行されている仮想マシンの一覧を表示できます。この一覧を表示するには、次の手順を実行します。
.vmx
構成ファイルのパスで識別されます。esxcli [connection_options] vm process list
VirtualMachineName
World ID:
1268395
Process ID: 0
VMX Cartel ID:
1264298
UUID:
ab cd ef ...
Display Name: <VirtualMachineName>
Config File:
/path/
<VirtualMachineName>.vmx
1268395
)は、vCPU 0 の Virtual Machine Monitor (VMM) です。2 番目のワールド番号(この例では 1264298
)は、仮想マシンのカルテル ID です。前提条件
ESX/ESXi 3.0 ~ 5.0 では、vmdumper
コマンドライン ユーティリティをホスト コンソールで使用することにより、ホスト上で現在実行されている仮想マシンの一覧を表示できます。この一覧を表示するには、次の手順を実行します。
.vmx
構成ファイルへのパス、表示名、およびカルテル ID で識別されます。/sbin/vmdumper -l
/usr/lib/vmware/bin/vmdumper -l
wid=<nnnnnn> pid=-1 cfgFile="/vmfs/volumes/<path/to/VirtualMachineName>.vmx" uuid="ab cd ef ..." displayName="<VirtualMachineName>" vmxCartelID=<nnnnnn>
wid=1268395 pid=-1 cfgFile="</path/VirtualMachineName>.vmx" uuid="..." displayName="..." vmxCartelID=1264298
1268395
)は、vCPU 0 の Virtual Machine Monitor (VMM) です。2 番目のワールド番号(この例では 1264298
)は、仮想マシンのカルテル ID です。前提条件
ESX 2.0 ~ 4.1 および ESXi 3.5 ~ 4.1 では、vm-support
コマンドライン ログ収集ユーティリティを使用することにより、ホスト上で現在実行されている仮想マシンの一覧を表示できます。この一覧を表示するには、次の手順を実行します。
vm-support -x
Available worlds to debug:
wid=1268395 <VirtualMachineName>
1268395
)は、最初の vCPU (vcpu0
) の Virtual Machine Monitor (VMM) に関連付けられています。カルテル ID は報告されません。