vSAN パフォーマンス診断には、次のユーザー入力が必要です。
- 目的:これは、パフォーマンス評価に対するコンテキストまたはユーザーの考え方を定義します。1 秒あたりの最大 I/O (Max IOPS)、最大スループット (Max Throughput)、または最小待ち時間 (Min Latency) から、希望する評価タイプを選択します。これらの評価は、それぞれ異なる結果をもたらすことに注意してください。たとえば、最大 IOPS の要件と最小待ち時間の要件は異なります。目的は、「Max IOPS」、「Max Throughput」、または「Min Latency」に設定することができます。診断評価では、分析のために選択された目的を前提とします。
- 時間範囲:これは、vSAN のパフォーマンス診断が必要な期間を指定します。デフォルトの時間範囲は直近の 1 時間です。この期間は直近の 24 時間まで増やすことができます。あるいは、過去 90 日間のカスタムの時間間隔を選択することもできます。このクラスタで vSAN のプロアクティブ ベンチマークを実験した場合、プロアクティブな実験の時間範囲がドロップダウン メニューに表示されます。同様に、HCIBench v1.6.2 を使用してクラスタをベンチマークすると、HCIBench が実行された時間範囲がドロップダウン メニューに表示されます。別のベンチマークを実行している場合は、ベンチマークが少なくとも 1 時間実行されることを確認し、ベンチマークの開始時間と期間(ベンチマークが実行された時間数)を選択します。パフォーマンス診断では、アイドル状態のクラスタのパフォーマンス問題は報告されません。代わりに、アイドル状態のクラスタの場合は、「問い合わせの期間内で実行されるベンチマークがありません (No benchmark is seen to be running during the queried period)」というメッセージが表示されます。