この問題は、ESXi/ESX 4.1 Update 1 で解決されており、修正は ESXi 5.0 にも含まれています。
この問題は ESX 4.0 のパッチ リリースで修正されました。 詳細については、「
VMware ESX 4.0, Patch ESX400-200912401-BG: Updates vmkernel, vmklinux, tools, CIM, and perftools (1016291)」を参照してください。
注:
回避策
ESXi/ESX 4.x は、検出するすべての LUN およびそれらの LUN の状態をリストすることができます。 ストレージ デバイスへのパスがどれもアクティブ状態でない場合、ESXi/ESX はデバイスが全パス ダウンの状態であると判断します。 全パス ダウン状態が存在する場合、それが再スキャンが発生するときに一定期間または永久的に LUN が応答しない問題を引き起こしている可能性があります。 詳細については、「
VMware ESX/ESXi を操作するときのディスクの識別 (2078761)」を参照してください。
仮想マシンが ESXi/ESX 4.0 ホスト上で応答しない場合は、次のコマンドを実行して全パス ダウン状態が存在するかどうかを判断します。
# esxcfg-mpath --list-paths --device device_naa | grep state
または
# esxcfg-mpath --list-paths --device device_mpx | grep state
ここでは、
device_naa
はフル ストレージ デバイスに対するネットワーク アドレス権限 (NAA) の一意のアドレスです device_mpx
は NAA ID が利用可能でない場合の識別子です
注: ESXi でコマンド ラインを使用する場合の詳細については、「
緊急サポート用の Tech Support モード (2092655)」を参照してください。
ESXi/ESX 4.0 Update 1 以降、vCenter Server クラスタのすべてのホストで詳細構成オプションを設定することができます。それにより、スキャン時間を節約し、仮想マシンが応答しなくなるのを回避することができます。 このオプションは、デフォルトでは無効になっています。
警告: すべての全パス ダウン状態が永久的なわけではありません。 ネットワークの再構成中に短時間発生するような全パス ダウン状態は一時的なものです。 このオプションを有効にすると、一時的な全パス ダウン状態にあるデバイスが利用できなくなる場合があります。 再スキャンの操作が完了したら、このオプションを無効化することを推奨します。
このオプションを有効化するには、次のコマンドを実行します。
# esxcfg-advcfg -s 1 /VMFS3/FailVolumeOpenIfAPD
ダウンタイムを発生させずに無効化してデフォルト値にリセットするには、次のコマンドを実行します。
# esxcfg-advcfg -s 0 /VMFS3/FailVolumeOpenIfAPD
このオプションの値をチェックするには、次のコマンドを実行します。
# esxcfg-advcfg -g /VMFS3/FailVolumeOpenIfAPD
仮想マシンが応答しない時間を最小限にするには、次のパッチを適用します。
注: これは ESXi/ESX 4.0 Update および 4.1 には適用されません。パッチはこれらのバージョンに統合されています。
ESX 4.1 Update 1 および ESX 4.0 Update 3 では、詳細設定に対する変更は必要ありません。 APD ボリュームに関連付けられていない仮想マシンは再スキャン時に応答しなくなることはありません。
詳細については、次を参照してください。