範囲
このドキュメントは、ESX/ESXi バージョン 4.x および 5.0 を実行しているホストと、詳細設定
Misc.APDHandlingEnable に値 0 が設定された ESX/ESXi バージョン 5.1 および 5.5 にのみ適用されます。
注:デフォルトでは、値 1 が設定されます。
ESXi 5.1 以降では、デフォルトの APD 処理が異なります。
詳細については、
vSphere 5.1 ドキュメント センターの「
一時的な APD 状態の処理」を参照してください。
検証
ESXi/ESX ホスト上に全パス ダウン (APD) 状態の LUN があるかどうかを判別します。
- ESXi/ESX ホストのコンソールを開きます。詳細については、Unable to connect to an ESX host using Secure Shell (SSH) (1003807) または Using Tech Support Mode in ESXi 4.1 and 5.0 (1017910) を参照してください。
esxcfg-mpath
コマンドを使用して、すべてのデバイス パスのリストを取得し、デバイスの状態を基準にフィルタリングします。
# esxcfg-mpath --list-paths --device <device mpx/naa name> | grep state
問題のデバイス ID がわからない場合、またはデバイス数が多い場合は、次のコマンドを使用して無効なパスを識別すると、より効率的に作業できる可能性があります。
# esxcfg-mpath -b | grep -C 1 dead
- いずれかのパスで状態
dead
が報告されたが、同一デバイスの他のパスで状態 Up
が報告された場合は、再スキャンを実行して、古いデバイス エントリを削除します。詳細については、Performing a rescan of the storage on an ESXi/ESX host (1003988) を参照してください。 - LUN のすべてのパスで状態
dead
が報告された場合は、LUN が全パス ダウン状態になっています。
予防的な回避策