ネストされた仮想ソリューションとして ESXi/ESX を実行するためのサポート
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ネストされた仮想ソリューションとして ESXi/ESX を実行するためのサポート

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Article ID: 327799

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Products

VMware Desktop Hypervisor VMware vSphere ESXi

Issue/Introduction

この記事には、ネストされた仮想化ソリューションとして ESXiを実行するためのサポートに関する情報が記載されています。

免責事項:
免責事項:これは英文の記事「Support for running ESXi/ESX as a nested virtualization solution」の日本語訳です。記事はベストエフォートで翻訳を進めているため、ローカライズ化コンテンツは最新情報ではない可能性があります。最新情報は英語版の記事で参照してください。

Environment

VMware Workstation
VMware vSphere ESXi
VMware Fusion
VMware Player

Resolution

Broadcom は、VMware vSphere ESXi, VMware Workstation, または VMware Fusion 上の仮想マシン内でネストされたハイパーバイザを実行することをサポートしていません。ただし、Hyper-V を Microsoft Windows Client および Windows Server ゲストオペレーティングシステムと組み合わせて使用する以下の場合は例外です:

  • 仮想化ベースのセキュリティ (VBS) の有効化。詳細については「Virtualization Based Security」を参照してください。
  • Microsoft Defender Application Guard の有効化。
  • Windows Subsystem for Linux 2 (WSL 2) のインストール。
  • Azure Kubernetes Service Edge Essentials (Single Machine クラスタ限定)。
  • Azure IoT Edge for Linux on Windows (EFLOW) のインストール。 

AMD プロセッサ搭載ホストの場合:

  • ESXi 7.0 U3o, ESXi 8.0 U1c またはそれ以降のリリースの vSphere が必要です。
  • 推奨されるゲストオペレーティングシステムは、Windows 11, Windows Server 2022 またはそれ以降のリリースです。
  • 最小限のゲストオペレーティングシステムのリリースは、Windows 10 1809 LTSC (64 bit), または最新のパッチが適用された Windows Server 2019 です。

以下は追加の制約です:

  • ホスト OS で Hyper-V を有効化すると同時に、VMware Workstation 上の VM でネストされた仮想化を必要とする上記の機能を有効にすることは、現在のところできません。
    • 例えばホスト OS で VBS を有効にし、VMware Workstation 上の Windows VM で VBS を有効化することはできません。現在のところ、どちらか片方を選択する必要があります。
  • Apple Silicon を搭載した Apple MAC ホストは現在ネストされた仮想化をサポートしていないため、ネスト化された仮想化を必要とする上記の機能は、Fusion 上の VM で実行されている Windows ARM ゲストではサポートされていません。

Broadcom は、本番環境で仮想マシン内にネストされたオペレーティングシステムとしての ESXi をサポートしていません。これには、VMware vSphere ESXi, VMware Workstation, VMware Fusion, またはその他のサードパーティ製ハイパーバイザソリューション上内の仮想マシンで実行される VMware ESXi が含まれます。

  • 1 つの例外は、ネストされた ESXi インストールである vSAN 監視アプライアンスです。これは物理 ESXi ホスト上の VM として実行することのみがサポートされており、VMware Workstation, VMware Fusion, またはその他のサードパーティ製ハイパーバイザソリューションで展開することはサポートされていません。詳細については「Deploying a Virtual SAN Witness Appliance」を参照してください。

サポートされていない構成は Broadcom のサポートおよびサービス レベル アグリーメント (SLA) 契約の対象外です。問題が発生した場合でも、Broadcom は、直ちに確認または調査を行ったり、解決策を提示する義務を一切負わないものとします。

ESXi には厳格なリアルタイム制約があり、ハイパーバイザが物理ハードウェアの制御をホスト OS と共有しなければならない仮想化環境では、この制約を常には満たすことができません。これは特に、VMware Workstation や VMware Fusion のようなホスト型製品で問題になります。このような制約がありますが、VMware vSphere, VMwaer Workstation, VMware Fusion にネストされたゲストオペレーティングシステムとして ESXi を実行することは可能です。また、VMware 製品について学習するといった用途も考えられます。そのため、VMware 認定プロフェッショナル (VCP) やその他のエンジニアは、VMware 製品について学んだり、構成を実験したり、トレーニングを実施したり、デモを表示したり、構成をテストしたりするために、ネストを使用することが推奨されます。

仮想マシンにネストされたゲストオペレーティングシステムとして ESXi を使用する場合の、既知の構成は以下のとおりです (ただし、サポートされていません):

  • ESXi 6.0: ESXi 5.5 以降, Workstation 12.0 以降, Fusion 6.0 以降が必要
  • ESXi 6.5/6.7: ESXi 6.0 以降, Workstation 14.0 以降, Fusion 10.0 以降が必要
  • ESXi 7.0: ESXi 6.7 以降, Workstation 15.5 以降, Fusion 11.5 以降が必要
  • ESXi 8.0: ESXi 7.0 以降, Workstation 16.0 以降, Fusion 12.0 以降が必要
  • ESX 9.0: ESXi 8.0 以降が必要

注意: ネストされた ESXi を実行するユーザーは、ネストされた ESXi のための追加ライセンスを取得する必要があります。

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