仮想マシンのネットワーク アダプタを選択する
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仮想マシンのネットワーク アダプタを選択する

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VMware vSphere ESXi

Issue/Introduction

免責事項:これは英文の記事 「Choosing a network adapter for your virtual machine (1001805)」の日本語訳です。記事はベストエフォートで翻訳を進めているため、ローカライズ化コンテンツは最新情報ではない可能性があります。最新情報は英語版の記事で参照してください。

ネットワーク アダプタの選択は、バージョン番号と、仮想マシンで実行しているゲスト OS によって異なります。 この記事では、仮想マシンで使用できる、ネットワーク アダプタの異なるオプションについて説明します。

トラブルシュートに関しては、Troubleshooting virtual machine network connection issues (1003893) を御覧ください。

Resolution

使用可能なネットワーク アダプタ

使用可能なネットワークアダプタの種類は下記に依存します。
  • 仮想マシン互換性。これは仮想マシンを作成した最近更新したホストによって異なります。
  • 現在のホストで仮想マシン互換性を最新のバージョンへ更新したかどうか
  • ゲスト OS

サポートしている NIC はオンプレミスと VMware Cloud on AWS で異なります。つぎの NIC はオンプレミスでサポートしています。
 

E1000E

Intel 82574 ギガビット イーサネット NIC のエミュレート バージョンです。Windows 8 と Windows Server 2012 のデフォルトのアダプタです。


E1000

Intel 82545EM ギガビット イーサネット NIC のエミュレート バージョンです。 Windows XP 以降、Linux バージョン 2.4.19 以降を含む、ほとんどの最近の ゲスト OS で使用可能です。
 

Flexible

Flexible ネットワークアダプタは、仮想マシンの起動時には Vlance アダプタとして認識されますが、初期化され、Vlance アダプタまたは VMXNET アダプタとして機能します(初期化するドライバによる)。 VMware Tools がインストールされていると、VMXNET ドライバは Vlance アダプタを高パフォーマンスの VMXNET アダプタに変更します。
 

Vlance

AMD 79C970 PCnet32- LANCE NIC のエミュレート バージョンです。ほとんどの 32 ビット ゲスト OS で利用可能なドライバを備えた旧型の 10 Mbps NIC です。 このネットワーク アダプタで構成された仮想マシンは、すぐにそのネットワークを使用できます。
 

VMXNET

VMXNET 仮想ネットワーク アダプタには物理的にこれに対応するものはありません。 VMXNET は、仮想マシンのパフォーマンス向けに最適化されています。 オペレーティング システム ベンダーはこのカード用の組み込みドライバを提供していないため、VMware Tools をインストールして、VMXNET ネットワーク アダプタを利用するためのドライバを取得する必要があります。
 

VMXNET 2(拡張)

VMXNET 2 アダプタは VMXNET アダプタを基盤としていますが、最近のネットワークで一般的に使用される高パフォーマンス機能(ジャンボ フレームやハードウェア オフロードなど)を提供します。この仮想ネットワーク アダプタは、ESX/ESXi 3.5 以降にある一部のゲスト OS でのみ使用可能です。 
 

VMXNET 3

VMXNET 3 アダプタは、パフォーマンスのために設計された次世代の準仮想化 NIC で、VMXNET や VMXNET 2 とは関係ありません。 これは VMXNET 2 で利用可能な機能をすべて提供し、マルチキュー サポート(Windows の受信側スケーリングとも呼ばれる)、IPv6 オフロード、および MSI/MSI-X 中断配信などのいくつかの新機能を追加しています。
 

PVRDMA

OFED verb API を通して、仮想マシン間のRDMAをサポートする準仮想化 NIC。全ての仮想マシンは PVRDMA デバイスを持ち、分散スイッチに接続してください。PVRDMA は vMotion やスナップショットなどをサポートします。仮想マシンハードウェアバージョン 13、ゲスト OS の Linux kernel 4.6 以降で使用可能です。


SR-IOV passthrough

SR-IOV サポートしている物理 NIC 上の VF です。仮想マシンや物理アダプタは VMkernel の仲介なしにデータを交換します。このアダプタは遅延が障害の原因となる仮想マシンに適しており、多くのCPU リソースが要求されます。
SR-IOV passthrough は ESXi 6.0 以降の、ゲスト OS Red Hat Enterprise Linux 6 以降、Windows Server 2008 R2(SP2) で使用可能です。OS リリースはデフォルトで VF ドライバを含んでいるかもしませんが、含んでいない場合は、ベンダーから提供されるドライバをダウンロード/インストールする必要があります。

SR-IOV passthrough、PVRDMA の仮想マシンへの割当に関しては、vSphere Networking documentation を御覧ください。
互換性に関しては VMware Compatibility Guide を御覧ください。



レガシーのネットワークアダプタまたは ESXi 仮想ハードウェアバージョン

全てのレガシー仮想マシンのデフォルトネットワークアダプタはゲスト OS で使用可能な互換性のあるアダプタと仮想マシンが作成されたときの仮想ハードウェアバージョンに依存します。
仮想ハードウェアバージョンを使用するように仮想マシンをアップグレードしない場合、アダプター設定は変更されません。 新しい仮想ハードウェアを利用するために仮想マシンをアップグレードする場合、デフォルトのアダプター設定は、ゲスト OS およびアップグレードされたホストハードウェアと互換性があるように変更される可能性があります。

お使いのゲスト OS および vSphere ESXi バージョンでサポートされているかどうかを特定するには、『VMware Compatibility Guide』を参照してください。

Additional Information

フロー制御の設定については、「ESX/ESXi 上のフロー制御を構成する (2079125)」を参照してください。

Windows Server 2008 R2 および Windows 7 にはパッチが必要です。 詳細については、「vmxnet3 を使用した Windows 2008 R2 テンプレートおよび Windows 7 テンプレートをデプロイすると NIC の名前が #2 に変わる (2087014)」を参照してください。