仮想ディスクを Raw デバイス マッピングに変換する

Products

• VMware vSphere ESXi

Issue/Introduction

免責事項： これは英文の記事「Converting a virtual disk into a Raw Device Mapping (3443266)」の日本語訳です。記事はベストエフォートで翻訳を進めているため、ローカライズ化コンテンツは最新情報ではない可能性があります。最新情報は英語版の記事で参照してください。

• この記事には、仮想ディスク(vmdk)を ESXi/ESX 環境の Raw デバイス マッピング （RDM） に変換するコマンドが記載されています。
• VMDK を RDM に、あるいはその逆の変換作業は、ブロック間コピーですので、パーティションタイプ(gpt, mbr, msdos, etc.) やディスク上のファイルシステム(NTFS, EXT4, etc) には関係ありません。

Environment

VMware vSphere ESXi (すべてのバージョン)

Resolution

仮想ディスクを RDM で使用するために Raw LUN にインポートするには、次の手順を実行します。

1. コンソールまたは SSH セッション経由で ESX ホストに root としてログインします。
2. 次のコマンドを実行します。
   
   # esxcfg-mpath -L|grep <ストレージ上に作られる RDM 用 LUN のシリアル番号#>
   
   出力は次のようになります。
   
   vmhba33:C0:T0:L0 state:active naa.6090a#######################909b vmhba33 0 0 0 NMP active san iqn.1998-01.com.vmware:bs-tse-i137-35c1bf18 00023d000001,iqn.2001-05.com.equallogic:0-8a0906-516ecdf03-9b9000004644a365-bs-lab-vc40,t,1
    
3. LUN 番号（赤字の部分）と識別子（青字の部分）を書き留めます。
   
   注： ディスクの識別子は、ご使用のプラットフォームやツールによって異なる場合があります。 詳細については、「VMware ESX/ESXi を操作するときのディスクの識別」を参照してください。
    
4. 仮想互換モードまたは物理互換モードに適したコマンドを実行します。

• • 仮想互換モードの場合は、次のコマンドを実行します。
    
    # vmkfstools –i srcfile -d rdm:/vmfs/devices/disks/identifier /vmfs/volumes/datastore/vmdir/vmname.vmdk
    
    注： identifier の値は、手順 3 で記録した値を表しています。
    
    例：
    
    # vmkfstools -i olddisk.vmdk -d rdm:/vmfs/devices/disks/naa.0600034392874872788777273 /vmfs/volumes/TestDatastore/TestVM/rdmdisk.vmdk
     
  • 物理互換モードの場合は、次のコマンドを実行します。
    
    # vmkfstools –i srcfile -d rdmp:/vmfs/devices/disks/identifier /vmfs/volumes/datastore/vmdir/vmname.vmdk
    
    注： identifier の値は、手順 3 で記録した値を表しています。
    
    例：
    
    # vmkfstools -i olddisk.vmdk -d rdmp:/vmfs/devices/disks/naa.0600034392874872788777273 /vmfs/volumes/TestDatastore/TestVM/rdmdisk.vmdk