vSphere 環境でスナップショットを使用するベスト プラクティス
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vSphere 環境でスナップショットを使用するベスト プラクティス

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VMware vSphere ESXi

Issue/Introduction

この記事では、仮想マシンのスナップショットを使用する上でのベスト プラクティス情報を説明します。

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免責事項:これは英文の記事「Best practices for using snapshots in the vSphere environment (1025279)」の日本語訳です。記事はベストエフォートで翻訳を進めているため、ローカライズ化コンテンツは最新情報ではない可能性があります。最新情報は英語版の記事で参照してください。

Environment

VMware vSphere ESXi 7.0.x
VMware vSphere ESXi 8.0.x

Resolution

vSphere 環境でスナップショットを使用する場合は、以下のベスト プラクティスに従ってください。
  • スナップショットをバックアップとして使用しません。

    スナップショット ファイルは、元の仮想ディスクの変更ログでしかありません。これによりプレース ホルダー ディスク virtual_machine-00000x-delta.vmdk が作成され、スナップショット作成時以降のデータの変更が保存されます。ベース ディスクが削除されると、スナップショット ファイルは仮想マシンをリストアするのに十分ではなくなります。
     
  • VMware では、チェーン内のスナップショットを最大で 32 個にすることをお勧めしています。ただし、優れたパフォーマンスを得るには、2 つか 3 つのスナップショットのみを使用します。
     
  • 1 つのスナップショットを 24 時間から 72 時間以上にわたって使用しないでください。

    長期間にわたって保持すると、スナップショット ファイルのサイズは継続的に大きくなります。これにより、スナップショットの保存場所が空き容量不足となり、システムのパフォーマンスに影響する場合があります。
     
  • サードパーティのバックアップ ソフトウェアを使用する場合は、バックアップに成功した後にスナップショットを削除するようにします。

    :サードパーティ ソフトウェアで(API を介して)作成したスナップショットは、スナップショット マネージャに表示されない場合があります。定期的に、コマンド ラインからスナップショットを確認してください。
     
  • パワーオン/パワーオフ状態のVMがスナップショットで実行されている間は、仮想マシンディスクのサイズを増やすことはできません。スナップショットで実行されているVMDKディスクの拡張はCLIを使用しても絶対に行わないでください。
     
  • 次の操作を行う前に、スナップショットがないことを確認します。
    • スナップショットで実行されているVMのStorage vMotion を実行して正常に完了すると、スナップショットも統合されて仮想マシンはベースディスクを参照するようになります。
      詳細については「仮想マシンのスナップショット使用の特定 」を参照してください 。

      :vSphere 5.0 以降では、仮想マシン上でのスナップショットを使用した Storage vMotion がサポートされます。
       
  • 仮想マシン ディスクのサイズまたは仮想 RDM を増やす。
    スナップショットが引き続き使用可能な場合にディスク サイズを増やすと、スナップショットが破損して、データが失われます。


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