vSphere 環境でスナップショットを使用するベスト プラクティス
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vSphere 環境でスナップショットを使用するベスト プラクティス

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Article ID: 324574

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Updated On: 04-30-2025

Products

VMware vSphere ESXi VMware vCenter Server

Issue/Introduction

この記事では、仮想マシンのスナップショットを使用する上でのベストプラクティスを紹介します。

Symptoms:
免責事項:これは英文の記事「Best practices for using VMware snapshots in the vSphere environment (318825)」の日本語訳です。記事はベストエフォートで翻訳を進めているため、ローカライズ化コンテンツは最新情報ではない可能性があります。最新情報は英語版の記事で参照してください。

Environment

VMware vSphere ESXi 7.0.x
VMware vSphere ESXi 8.0.x

Resolution

vSphere 環境でスナップショットを使用する場合は、以下のベストプラクティスに従ってください。

  • スナップショットをバックアップとして使用しないでください。

    スナップショットファイルは、元の仮想ディスクの変更ログでしかありません。これによりプレース ホルダーディスク virtual_machine-00000x-delta.vmdk が作成され、スナップショット作成時以降のデータの変更が保存されます。ベースディスクが削除された場合、スナップショットファイルだけでは仮想マシンをリストアできません。
     
  • 1 つのチェーンで最大 32 のスナップショットがサポートされています。 ただし、より良いパフォーマンスを得るには、2 ~ 3個のスナップショットにとどめてください。
     
  • 1 つのスナップショットを 72 時間以上にわたって使用しないでください。

    スナップショットファイルは、長期間にわたって保持されるとサイズが継続的に大きくなります。これにより、スナップショットの保存場所の空き容量が不足し、システムのパフォーマンスに影響を与える可能性があります。
     
  • サードパーティのバックアップソフトウェアを使用する場合は、バックアップ成功後にスナップショットが削除されることを確認してください。

    :サードパーティのソフトウェア(API 経由)で作成されたスナップショットは、スナップショットマネージャに表示されない場合があります。定期的に、コマンドラインからスナップショットを確認してください。
     
  • パワーオン/パワーオフ状態の仮想マシンがスナップショットで実行されている間は、仮想マシンディスクのサイズを増やすことはできません。スナップショットで実行されている VMDK ディスクの拡張は CLI を使用しても絶対に行わないでください。
  • 次の操作を行う前に、スナップショットがないことを確認します。
    • 仮想マシン ディスクのサイズまたは仮想 RDM を増やす。 
      スナップショットがまだ利用可能な状態でディスクサイズを拡張すると、スナップショットが破損し、データが失われる可能性があります。
  • 実行中のスナップショットの削除/統合 タスクをキャンセルしないで下さい。データの破損につながる可能性があります。

 

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