vSphere への VMware Tools のインストールとアップグレード
search cancel

vSphere への VMware Tools のインストールとアップグレード

book

Article ID: 323786

calendar_today

Updated On:

Products

VMware vSphere ESXi

Issue/Introduction

免責事項:これは英文の記事「Installing and upgrading VMware Tools in vSphere」の日本語訳です。記事はベストエフォートで翻訳を進めているため、ローカライズ化コンテンツは最新情報ではない可能性があります。最新情報は英語版の記事で参照してください。
この記事には、VMware Tools を vSphere へインストールおよびアップグレードする手順が記載されています。
 
VMware Tools は、仮想マシンのゲスト OS のパフォーマンスを強化し、仮想マシンの管理機能を向上させるための一連のユーティリティです。

ゲスト OS は VMware Tools なしで実行できますが、多くの VMware 機能は VMware Tools をインストールするまで使用できません。たとえば、仮想マシンに VMware Tools をインストールしておかないと、シャットダウンまたは再起動のオプションをツールバーから使用できません。使用できるのは電源オプションのみです。
 
:この記事の説明には、VMware Tools を Windows ベースの仮想マシンへインストールまたはアップグレードするための正しい手順が含まれています。サポートされているその他すべてのオペレーティング システムについては、『VMware Compatibility Guide - Guest/Host Search』を参照してください。


Environment

VMware vSphere ESXi

Resolution

ESXi ホストは、定期的な更新が必要となる VMware Tools インストーラを提供します。
それらは、Tools インストーラの単一共有リポジトリをポイントするようにオプションで構成することができます。詳細については、「VMware Tools for hosts provisioned with Auto Deploy」を参照してください。

単一 Windows 仮想マシンへの VMware Tools の手動インストールまたはアップグレード

:サポートされる Windows ゲスト OS はすべて、VMware Tools をサポートします。

最新バージョンの VMware Tools をインストールすることで、仮想マシンのゲスト OS のパフォーマンスを強化し、仮想マシンの管理を改善できます。
仮想マシンをパワーオンしたときに新しいバージョンの VMware Tools が入手可能な場合、ゲスト OS のステータス バーに通知が表示されます。

Windows 2000 以降の場合、VMware Tools によって仮想マシンのアップグレード ヘルパー ツールがインストールされます。このツールでは、仮想ハードウェア バージョン 4 からバージョン 7 以降にアップグレードした場合にネットワーク構成をリストアします。

前提条件
  • 仮想マシンをパワーオンします。
  • ゲスト OS が稼働していることを確認します。
  • 仮想マシンのステータスを表示して、VMware Tools の最新バージョンがあるかどうかを特定します。
  • ユーザーには管理権限が必要です。
VMware Tools のインストール:
  1. 仮想マシンを選択して、VMware Tools 仮想ディスクをゲスト OS にマウントします。

    vSphere Client – [インベントリ] > [仮想マシン] > [ゲスト OS] > [VMware Tools のインストール] をクリックします。
    vSphere Web Client – [すべてのアクション] アイコン > [構成] > [VMware Tools のインストール/アップグレード] をクリックします。
    vSphere Host Client - ドロップダウン メニューから [アクション] > [ゲスト OS] をクリックして、[VMware Tools のインストール] を選択します。
     
  2. ゲスト OS の設定によっては、インストーラが自動的に開始する場合があります。
    • ゲスト OS の CD-ROM ドライブで自動実行が有効になっている場合、VMware Tools のインストール ウィザードが表示されます。
    • 自動実行が有効になっていない場合、ウィザードを手動で起動します。
      • [スタート] > [ファイル名を指定して実行] をクリックします。
      • D:\setup.exe と入力します。
        D: は最初の仮想 CD-ROM ドライブです
      • [OK] をクリックします。
  3. 後は画面の指示に従ってください。デフォルト以外のコンポーネントをインストールするには、[カスタム セットアップ] を選択します。
  4. 新しいハードウェア ウィザードが表示されたら、ウィザードの画面を順に進み、デフォルト値を使用します。
  5. プロンプトが表示されたら、仮想マシンを再起動します。

    インストールが完了すると、[vCenter Server] > [サマリ] タブの VMware Tools が [OK] に変わります。
VMware Tools のアップグレード:
  1. 仮想マシンを選択して、VMware Tools 仮想ディスクをゲスト OS にマウントします。

    vSphere Client – [インベントリ] > [仮想マシン] > [ゲスト OS] > [VMware Tools のアップグレード] をクリックします。
    vSphere Web Client – [すべてのアクション] アイコン > [構成] > [VMware Tools のインストール/アップグレード] をクリックします。
    vSphere Host Client - ドロップダウン メニューから [アクション] > [ゲスト OS] をクリックして、[VMware Tools のアップグレード] を選択します。
     
  2. vCenter Server でアップグレードまたは再インストールを行う場合:

    [VMware Tools のインストール/アップグレード] ダイアログで、[インタラクティブ Tools インストール] または [インタラクティブ Tools アップグレード] を選択し、[OK] をクリックします。
     
  3. ゲスト OS に VMware Tools 仮想ディスクをマウントすると、プロセスが開始します。ゲスト OS の設定によっては、インストーラが自動的に開始する場合があります。
    • ゲスト OS の CD-ROM ドライブで自動実行が有効になっている場合、VMware Tools のインストール ウィザードが表示されます。
    • 自動実行が有効になっていない場合、ウィザードを手動で起動します。
      • [スタート] > [ファイル名を指定して実行] をクリックします。
      • 「D:\setup.exe」と入力します。
        D: は最初の仮想 CD-ROM ドライブです
      • [OK] をクリックします。
  4. 後は画面の指示に従ってください。
  5. プロンプトが表示されたら、仮想マシンを再起動します。

VMware Tools のアップグレード

vSphere のアップグレードの一部として VMware Tools をアップグレードした場合、VMware では仮想マシンの仮想ハードウェア バージョンを使用可能な最新のものにアップグレードすることをお勧めしています。詳細については、「Upgrading a virtual machine to the latest hardware version (multiple versions)」を参照してください。

ESXi ホストが新しい Tools で更新されると、vSphere に次のメッセージが表示されます。

この仮想マシンの VMware Tools は期限が切れています。


これは、必ずしもサポート対象外の状況ではありません。詳細については、『Interoperability Matrix』を参照してください。一般的に、VMware Tools は前後いくつかのバージョンと互換性があります。

1 台の Windows 仮想マシンへの VMware Tools のインストールを自動化する

VMware Tools を多くの Windows 仮想マシンにインストールしている場合は、インストールを自動化することができます。

vCenter Server を使用しているときに、ホストまたはクラスタの [仮想マシン] タブで、VMware Tools をインストールまたはアップグレードする仮想マシンを選択できます。

前提条件
  • 仮想マシンをパワーオンします。
  • ゲスト OS に管理者としてログインします。
  • コマンド ラインで setup.exe を使用して VMware Tools インストールを実行する予定である場合は、仮想 CD/DVD ドライブに接続する仮想マシン設定を編集して VMware Tools ISO イメージに接続します。
  • サイレント インストールに関するオプションを指定する MSI 引数を指定する場合は、MSDN Web サイトの Windows インストーラのページにアクセスし、構文を理解しておいてください。これらの引数を setup.exe コマンドとともに使用するか、vCenter Server ダイアログ ボックスに配置して、自動的にインストールおよびアップグレードすることができます。
  • 一部の VMware Tools コンポーネントをインストールしないようにする場合は、除外するコンポーネントを指定できるように VMware Tools コンポーネントの名前を把握しておいてください。
    詳細については、『サイレント インストールでの VMware Tools コンポーネントの指定』を参照してください。
    VMware Tools の一般的なインストール手順は 『Install VMware Tools in VMware products』 を参照してください。

手順

Windows 仮想マシンでのアップグレードを自動化するには:
  1. [インベントリ] > [ホスト] およびクラスタ ビューで、ホスト、クラスタまたはデータセンターを選択して、[仮想マシン] タブをクリックします。
  2. Ctrl + クリック、または Shift + クリックで、仮想マシンを選択します。
  3. 選択した仮想マシンを右クリックし、[ゲスト OS] > [VMware Tools のインストール/アップグレード] をクリックします。
  4. ウィザードを完了します。
:MSI 引数を指定するか、どの VMware Tools コンポーネントを除外するかを指定するには、setup.exe プログラムと同じ引数とオプションを [詳細] テキスト ボックスに追加します。

複数の Windows 仮想マシンでの VMware Tools のアップグレードを自動化する

VMware Tools は、vSphere PowerCLI、vSphere API、およびその他の方法を使用してアップグレードすることができます。最適なパフォーマンスを得るために、VMware Tools を同時にアップグレードする仮想マシンは 5 台までにしてください。

アップグレードを自動化するには、次のオプションのいずれかを使用します。
  • PowerCLI update-tools cmdlets。詳細については、『VMware PowerCLI - Broadcom Developer Portal』ガイドを参照してください。

    これにより、指定された仮想マシンの VMware Tools がアップデートされます。

    C:\PS> Update-Tools 'myVM'

    :仮想マシンをパワーオンする必要があります。
     
  • vSphere Lifecycle Manager を使用して、VMware Tools および仮想ハードウェア アップグレードを複数の仮想マシンに対し同時に実行することが可能です。詳細については、『vSphere Lifecycle Manager を使用した仮想マシンのアップグレード』を参照してください。
     
  • 仮想マシンは、電源入れ直しのときに VMware Tools をチェックしてアップグレードします。

 

: vCenter Server Appliance 上の VMware Tools (および VM ハードウェア バージョン) の変更はサポートされていません。 

Additional Information

VMware Skyline Health Diagnostics for vSphere - FAQ

 
Linux ゲスト オペレーティング システムのオペレーティング システム固有のパッケージの詳細については、