ESXi ホストは、定期的な更新が必要となる VMware Tools インストーラを提供します。それらは、ESXi パッチまたは Customer Connect からのダウンロードをとおして配布されます。
それらは、Tools インストーラの単一共有リポジトリをポイントするようにオプションで構成することができます。詳細については、「VMware Tools for hosts provisioned with Auto Deploy (2004018)」を参照してください。
単一 Windows 仮想マシンへの VMware Tools の手動インストールまたはアップグレード
注:サポートされる Windows ゲスト OS はすべて、VMware Tools をサポートします。
最新バージョンの VMware Tools をインストールすることで、仮想マシンのゲスト OS のパフォーマンスを強化し、仮想マシンの管理を改善できます。仮想マシンをパワーオンしたときに新しいバージョンの VMware Tools が入手可能な場合、ゲスト OS のステータス バーに通知が表示されます。
Windows 2000 以降の場合、VMware Tools によって仮想マシンのアップグレード ヘルパー ツールがインストールされます。このツールでは、仮想ハードウェア バージョン 4 からバージョン 7 以降にアップグレードした場合にネットワーク構成をリストアします。
前提条件
- 仮想マシンをパワーオンします。
- ゲスト OS が稼働していることを確認します。
- 仮想マシンのステータスを表示して、VMware Tools の最新バージョンがあるかどうかを特定します。
- ユーザーには管理権限が必要です。
VMware Tools のインストール:
- 仮想マシンを選択して、VMware Tools 仮想ディスクをゲスト OS にマウントします。
vSphere Client – [インベントリ] > [仮想マシン] > [ゲスト] > [VMware Tools のインストール/アップグレード] をクリックします。
vSphere Web Client – [すべてのアクション] アイコン > [構成] > [VMware Tools のインストール/アップグレード] をクリックします。
vSphere Host Client - ドロップダウン メニューから [アクション] > [ゲスト OS] をクリックして、[VMware Tools のインストール] を選択します。
- ゲスト OS の設定によっては、インストーラが自動的に開始する場合があります。
- ゲスト OS の CD-ROM ドライブで自動実行が有効になっている場合、VMware Tools のインストール ウィザードが表示されます。
- 自動実行が有効になっていない場合、ウィザードを手動で起動します。
- [スタート] > [ファイル名を指定して実行] をクリックします。
- D:\setup.exe と入力します。
D: は最初の仮想 CD-ROM ドライブです - [OK] をクリックします。
- 後は画面の指示に従ってください。デフォルト以外のコンポーネントをインストールするには、[カスタム セットアップ] を選択します。
- 新しいハードウェア ウィザードが表示されたら、ウィザードの画面を順に進み、デフォルト値を使用します。
- プロンプトが表示されたら、仮想マシンを再起動します。
インストールが完了すると、[vCenter Server] > [サマリ] タブの VMware Tools が [OK] に変わります。
VMware Tools のアップグレード:
- 仮想マシンを選択して、VMware Tools 仮想ディスクをゲスト OS にマウントします。
vSphere Client – [インベントリ] > [仮想マシン] > [ゲスト] > [VMware Tools のインストール/アップグレード] をクリックします。
vSphere Web Client – [すべてのアクション] アイコン > [構成] > [VMware Tools のインストール/アップグレード] をクリックします。
vSphere Host Client - ドロップダウン メニューから [アクション] > [ゲスト OS] をクリックして、[VMware Tools のアップグレード] を選択します。
-
- vCenter Server でアップグレードまたは再インストールを行う場合:
[VMware Tools のインストール/アップグレード] ダイアログで、[インタラクティブ Tools インストール] または [インタラクティブ Tools アップグレード] を選択し、[OK] をクリックします。
- ゲスト OS に VMware Tools 仮想ディスクをマウントすると、プロセスが開始します。ゲスト OS の設定によっては、インストーラが自動的に開始する場合があります。
- ゲスト OS の CD-ROM ドライブで自動実行が有効になっている場合、VMware Tools のインストール ウィザードが表示されます。
- 自動実行が有効になっていない場合、ウィザードを手動で起動します。
- [スタート] > [ファイル名を指定して実行] をクリックします。
- 「D:\setup.exe」と入力します。
D: は最初の仮想 CD-ROM ドライブです - [OK] をクリックします。
- 後は画面の指示に従ってください。
- プロンプトが表示されたら、仮想マシンを再起動します。
VMware Tools のアップグレード
vSphere のアップグレードの一部として VMware Tools をアップグレードした場合、VMware では仮想マシンの仮想ハードウェア バージョンを使用可能な最新のものにアップグレードすることをお勧めしています。詳細については、「
Upgrading hardware of a virtual machine to the latest version (1010675)」を参照してください。
ESXi ホストが新しい Tools で更新されると、vSphere に次のメッセージが表示されます。
この仮想マシンの VMware Tools は期限が切れています。
これは、必ずしもサポート対象外の状況ではありません。詳細については、『
Interoperability Matrix』を参照してください。一般的に、VMware Tools は前後いくつかのバージョンと互換性があります。
1 台の Windows 仮想マシンへの VMware Tools のインストールを自動化するVMware Tools を多くの Windows 仮想マシンにインストールしている場合は、インストールを自動化することができます。
vCenter Server を使用しているときに、ホストまたはクラスタの [仮想マシン] タブで、VMware Tools をインストールまたはアップグレードする仮想マシンを選択できます。
前提条件
- 仮想マシンをパワーオンします。
- ゲスト OS に管理者としてログインします。
- コマンド ラインで setup.exe を使用して VMware Tools インストールを実行する予定である場合は、仮想 CD/DVD ドライブに接続する仮想マシン設定を編集して VMware Tools ISO イメージに接続します。
- サイレント インストールに関するオプションを指定する MSI 引数を指定する場合は、MSDN Web サイトの Windows インストーラのページにアクセスし、構文を理解しておいてください。これらの引数を setup.exe コマンドとともに使用するか、vCenter Server ダイアログ ボックスに配置して、自動的にインストールおよびアップグレードすることができます。
- 一部の VMware Tools コンポーネントをインストールしないようにする場合は、除外するコンポーネントを指定できるように VMware Tools コンポーネントの名前を把握しておいてください。
詳細については、『Installing and Configuring VMware Tools』の「サイレント インストールで使用される VMware Tools のコンポーネントの名前」セクションを参照してください。
VMware Tools の一般的なインストール手順は 『VMware Tools のインストール方法 (1014294)』 を参照してください。
手順Windows 仮想マシンでのアップグレードを自動化するには:
- [インベントリ] > [ホスト] およびクラスタ ビューで、ホスト、クラスタまたはデータセンターを選択して、[仮想マシン] タブをクリックします。
- Ctrl + クリック、または Shift + クリックで、仮想マシンを選択します。
- 選択した仮想マシンを右クリックし、[ゲスト] > [VMware Tools のインストール/アップグレード] をクリックします。
- ウィザードを完了します。
注:MSI 引数を指定するか、どの VMware Tools コンポーネントを除外するかを指定するには、setup.exe プログラムと同じ引数とオプションを [詳細] テキスト ボックスに追加します。
複数の Windows 仮想マシンでの VMware Tools のアップグレードを自動化する VMware Tools は、vSphere PowerCLI、vSphere API、およびその他の方法を使用してアップグレードすることができます。最適なパフォーマンスを得るために、VMware Tools を同時にアップグレードする仮想マシンは 5 台までにしてください。
アップグレードを自動化するには、次のオプションのいずれかを使用します。
- PowerCLI update-tools cmdlets。詳細については、『vSphere PowerCLI Documentation』ガイドを参照してください。
これにより、指定された仮想マシンの VMware Tools がアップデートされます。
C:\PS> Update-Tools 'myVM'
注:仮想マシンをパワーオンする必要があります。
- Update Manager を使用して、VMware Tools および仮想ハードウェア アップグレードの、複数の仮想マシンに適用できるベースラインを提供することができます。詳細については、『vSphere Update Manager Administration Guide』を参照してください。
- 仮想マシンは、電源入れ直しのときに VMware Tools をチェックしてアップグレードします。
注:[電源サイクル時に Tools をチェックしてアップグレード] 機能は、ESXi 5.0 では使用できません。詳細については、『VMware vSphere 5.0 Release Notes』の「既知の問題」のセクションを参照してください。
- vSphere Client インベントリで、仮想マシンを右クリックし、[設定の編集] をクリックします。
- [オプション] タブをクリックします。
- [VMware Tools] をクリックします。
- [電源入れ直しのときに VMware Tools をチェックしてアップグレード] を選択します。
詳細については、「
Installing VMware Tools in a Windows virtual machine (1018377)」を参照してください。