vmkfstools を使用した仮想マシン ディスクのクローン作成および変換
search cancel

vmkfstools を使用した仮想マシン ディスクのクローン作成および変換

book

Article ID: 323156

calendar_today

Updated On:

Products

VMware vCenter Server VMware vSphere ESXi

Issue/Introduction

この記事には、vmkfstools コマンドを使用して仮想マシン ディスクをあるタイプから別のタイプへ変換する手順が記載されています。

免責事項: これは英文の記事 「Cloning and converting virtual machine disks with vmkfstools」の日本語訳です。記事はベストエフォートで翻訳を進めているため、ローカライズ化コンテンツは最新情報ではない可能性があります。最新情報は英語版の記事で参照してください。

Environment

VMware vSphere ESXi 6.x

VMware vSphere ESXi 7.x

VMware vSphere ESXi 8.x

Resolution

vmkfstools コマンドでは、仮想マシンの内容をクローン作成し、ある仮想マシン ディスク フォーマット (.vmdk) を別のフォーマットに変換することもできます。

: 変換の実行に選択されたホスト オペレーティング システムは、定義された出力フォーマットでの仮想マシンの実行をサポートしているとは限りません。 vmkfstools では、代替ディスク フォーマットをサポートするほかの VMware 製品で使用するために仮想ディスクをエクスポートする可能性が考慮されています。

  1. 次の手順で、仮想マシン ディスクをあるタイプから別のタイプに変換します
    1. 仮想マシンをシャットダウンします。 仮想マシン ディスク ファイルは、実行中の仮想マシンで使用されている間はロックされます。
    2. ESXi Shell にログインします。詳細は「Using ESXi Shell in ESXi」を参照してください。
    3. 次の vmkfstools コマンドを実行して、ディスクをあるフォーマットから別のフォーマットにクローン作成します:
  2. ESX/ESXi のターミナルの場合:
    • vmkfstools -i input output -d format -a adaptertype
    • たとえば、examplevm.vmdk を Datastore から Datastore 2 にクローン作成し、ターゲット コピーをシン プロビジョニングするには:
  3. ESX/ESXi のターミナルの場合:
    • vmkfstools -i "/vmfs/volumes/Datastore/examplevm/examplevm.vmdk" "/vmfs/volumes/Datastore 2/newexamplevm/newexamplevm.vmdk" -d thin 
      • 注:vSAN 上にある仮想マシンには、-W vsan オプションも指定します。
      • 注:クローン作成前に、新しいターゲット ディレクトリが作成されていることを確認します。
      • 注:必ず絶対パスを使用してください。絶対パスを指定しない場合、次のようなエラーが表示されることがあります:
        • OBJLIB-VSANOBJ: VsanGetCOntainerIDByPath: Prefix /vmfs/volumes not found in path
警告: 仮想マシンのスナップショットまたは差分ディスクが存在する場合、選択したソースが現在のスナップショット差分ディスクであることを確認してください。 ソースがこれ以外の場合、古いターゲット コピーが作成されます。 ただし、コマンドを使用する場合、対応する最新の差分ディスクの記述子ファイルをディスクのクローン作成時に使用する必要があります。

たとえば、スナップショットが作成された仮想マシン ディスク(差分ディスク)examplevm-000001.vmdk で、上記のように Datastore から Datastore 2 へのクローン作成や変換を行い、ターゲット コピーをシン プロビジョニングするには、次のコマンドを実行します。
         
ESX/ESXi ターミナルからの場合:
 
vmkfstools -i "/vmfs/volumes/Datastore/examplevm/examplevm-000001.vmdk" "/vmfs/volumes/Datastore 2/newexamplevm/newexamplevm.vmdk" -d thin 
 
この例では、入力ファイルに examplevm.vmdk ではなく examplevm-000001.vmdk を選択しています。 スナップショット差分ディスク ファイルには、各スナップショット差分ディスクの反復数またはレベルを区別するために、順序付けされた番号が追加されます。 最新の差分ディスクを選択すると、最新の保存データがターゲットにクローン作成されます。

注:

  • vmkfstools -i コマンドを実行すると、ソース ディスクで VMware 準仮想化を使用している場合でも、LSI コントローラ搭載ドライブのクローンが作成されます。 このため、仮想マシンが起動しなくなります。 この問題を解決するには、ソース ディスクと同じコントローラ タイプに変更します。
  • この手順はコマンドで指定されたディスクをクローンするだけです。新しくクローン作成されたディスクや仮想マシンをインベントリに登録するには、.vmx ファイルが必要です。クローン元の .vmx ファイルを手動でコピーし、その .vmx ファイルの中身を編集して新しくクローン作成されたディスクへのパスを提供するか、もしくは、UI から新しい仮想マシンを作成しハードディスク セクションでクローン作成されたディスクを選択します。
 

Additional Information