vCenter Server で多数の localhost_access ログ ファイルが /storage/log/vmware/eam/web/ に生成される

Products

• VMware vCenter Server

Issue/Introduction

これは、ESX Agent Manager (EAM) サービスとログ ファイルのローテーションに関して発見された既知の問題に関する情報記事です。

Symptoms:
免責事項：これは英文の記事「vCenter has a large number of localhost_access log files generated under /storage/log/vmware/eam/web/ 」の日本語訳です。記事はベストエフォートで翻訳を進めているため、ローカライズ化コンテンツは最新情報ではない可能性があります。最新情報は英語版の記事で参照してください。

vCenter Server 7.0 Update 1 以降では、次のディレクトリに多数のファイルが置かれる可能性があります。

• パス：/storage/log/vmware/eam/web/
• ファイル：localhost_access.*.log

Environment

VMware vCenter Server 7.0.x

Cause

これは、デフォルトでは EAM にログ ファイル ローテーションのパラメータがないために発生します。クリーンアップが呼び出されず、古いファイルが残されることになります。

7.0 Update 1 内の vSphere クラスタリング サービスの新機能が原因で、EAM で発生するポーリングの量が多い場合、これらのログ ファイルが急速に生成され、大量のログ ファイルが作成される可能性があります。

Resolution

この問題は、VMware vCenter 8.0 GA（ビルド番号 20519528）で解決されています。
VMware vCenter 7.0 Update 3（ビルド番号 18700403）では、localhost_access.*.log ファイルは圧縮のみされ、削除はされません。

Workaround:

vCenter Server 7.0 Update 1 または Update2 の場合

vCenter Server シェル（または SSH セッション）で

1. 次のファイルのバックアップを作成します。/usr/lib/vmware-eam/web/conf/server.xml
2. 次の行を特定します。<Valve className="org.apache.catalina.valves.AccessLogValve"
3. 次のパラメータ maxDays="<numberOfDays>" を編集します。もし該当パラメータがない場合は新規に追加します。
   1. 下のスクリーンショットの例を参照してください
4. 変更を保存し、ESX Agent Manager サービスを再起動します。
   1. service-control --restart vmware-eam

例のスクリーンショット：

vCenter Server 7.0 Update 3 およびそれ以降の 7.0 のリリースの場合

localhost_access.*.log は vCenter Server 7.0 Update 3 以降のリリースで圧縮されます。
ただし圧縮ファイルされたファイルの自動削除は実行されません。
/storage/log の容量が不足した場合は、手動で圧縮ファイルを削除してください。

 

vCenter Server 8.0 以降の場合

vCenter Server 8.xでは、localhost_access*.zipファイルが多数生成されますが、ファイルの合計サイズが128MBに達すると古いファイルが削除されます。

Additional Information

vSphere クラスタ サービスの詳細については、メインのナレッジベースの記事を参照してください。
vSphere Cluster Services (vCLS) in vSphere 7.0 Update 1 and newer versions

Impact/Risks:
影響/リスクとして、/storage/log ディレクトリがいっぱいになり、1 つ以上のサービスが機能しなくなる場合があります。これにより、vCenter Server が不安定になる可能性があります。