Windows 10 ホスト上の VMware Workstation で "VMware Workstation とデバイス/認証情報ガードに互換性がありません" のエラーが出る
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Windows 10 ホスト上の VMware Workstation で "VMware Workstation とデバイス/認証情報ガードに互換性がありません" のエラーが出る

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VMware Desktop Hypervisor

Issue/Introduction

この記事では、Windows 10 ホストの Hyper-V を無効にする手順を説明します。

Symptoms:
Windows 10 1909 もしくはそれ以前のWindows 10 バージョンの ホスト上において バージョン 12.5 以降の VMware Workstation で 仮想マシンをパワーオンすると、以下のような場合に起動が失敗します:
  • 認証情報ガード/デバイスガード が有効になっている
  • Windows Sandbox が有効になっている
  • 仮想マシンプラットフォームが有効になっている
  • WSL2 が有効になっている
  • Hyper-V が有効になっている

VMware Workstation では、次のようなエラーが表示されます。

VMware Workstation とデバイス/認証情報ガードに互換性がありません。VMware Workstation は、デバイス/認証情報ガードを無効化してから、実行できませす。(VMware Workstation and Device/Credential Guard are not compatible. VMware Workstation can be run after disabling Device/Credential Guard.)


詳細については、「"VMware Workstation and Device/Credential Guard are not compatible" error in VMware Workstation on Windows 10 host (2146361) 」を参照してください。

Environment

VMware Workstation Pro 16.x (Windows)
VMware Workstation Pro 14.x (for Windows)
VMware Workstation Player 16.x (Windows)
VMware Workstation Pro 15.x (Windows)
VMware Workstation Player 14.x (Windows)
VMware Workstation Player 15.x (Windows)

Cause

この問題は、Hyper-V が Workstation Pro もしくは Workstation Player と互換性がないことが原因で発生します。

Resolution

エラーをトラブルシューティングする手順:
エラーをトラブルシューティングするために下記の手順を実施します: Hyper-V を無効にする手順:
注: 安全対策としてデータをバックアップして復元ポイントを作成しておくことをお勧めします。Hyper-V を無効にすると下記の機能は以降 動作しなくなります。
  • 認証情報ガード/デバイスガード
  • Windows Snadbox
  • 仮想マシンプラットフォーム
  • WSL2
  • Hyper-V
仮想化ベースのセキュリティ (VBS) が有効か有効でないかを確認します:
  1. Windows 10 で msinfo32/システム情報を開きます。
  2. [システムの要約] を選択した状態で 右側のページをスクロールし、[仮想化ベースのセキュリティ] の値が 無効 であることを確認します。
  3. 有効になっている場合には Hyper-V を無効にするために 下記の手順を実行します。
1. Hyper-V を無効にする
  1. [Windows 機能の有効化または無効化] を開きます。
  2. Hyper-V にチェックが入っていないことを確認します。
  3. チェックが入っている場合はチェックを外して[OK] をクリックします。
2. コマンドプロンプトを管理者として開いて下記を実行する
  1. “bcdedit /enum {current}” を実行します。
  2. 変更の必要がある状況では hypervisorlaunchtype の値を書き留めておきます。
  3. hypervisor を無効にするために “bcdedit /set hypervisorlaunchtype off” を実行します。実行後コマンドプロンプトを閉じてシステムを再起動します。
この状態で Workstation から 仮想マシンの起動ができます。

仮想化ベースのセキュリティを無効にする手順:
Windows 10 Home や Pro で仮想化ベースのセキュリティを無効にする手順は下記となります:

Microsoft Windows 10 Pro もしくは それ以上のエディションの場合:
  1. グループポリシー編集画面を開きます(gpedit)。
  2. ローカルコンピューターポリシー > コンピューター構成 > 管理用テンプレート > システム  を開きます。
  3. デバイスガードをダブルクリックします。
  4. 「仮想化ベースのセキュリティを有効にする」をダブルクリックします。
  5. 「未構成」の場合「無効」を選択して[OK] をクリックします。
  6. グループポリシーエディターを閉じます。
  7. システムを再起動します。
Microsoft Windows 10 Home の場合:
注: この手順では Windows レジストリを変更します。レジストリの変更をする際には、現在のかつ有効なレジストリおよび仮想マシンのバックアップを必ず取ってください。レジストリのバックアップとリストアについての詳細は Microsoft社 のドキュメント「Windows registry information for advanced users 」をご確認ください。
  1. レジストリエディタを開きます。
  2. HKEY_LOCAL_MACHINE > SYSTEM > CurrentControlSet > Control > DeviceGuard を開きます。
  3. 右側の画面で 新規のエントリを作成します。
    1. 右クリックから [新規] > [DWORD (32 ビット) 値]を選択します。
    2.  名前を  "EnableVirtualizationBasedSecurity" とします。デフォルトで値は"0"となっていますが、ダブルクリックして値を確認します。
  4. HKEY_LOCAL_MACHINE > SYSTEM > CurrentControlSet > Control > Lsa を開きます。
  5. 右側の画面で新規のエントリを作成します。
    1. 右クリックから [新規] > [DWORD (32 ビット) 値]を選択します。
    2. 名前を "LsaCfgFlags" とします。デフォルトで値は"0"となっていますが、ダブルクリックして値を確認します。
デバイスガードと資格情報ガードについての詳細は Microsoft社の記事「Manage Windows Defender Credential Guard 」をご確認ください。

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