vCenter Server 6.0 で ESXi ホストで使用中のライセンスの量が誤って表示される
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vCenter Server 6.0 で ESXi ホストで使用中のライセンスの量が誤って表示される

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Article ID: 313913

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VMware vCenter Server VMware vSphere ESXi

Issue/Introduction

このKBでは、VMware Directory Services データベース上に古いエントリが存在するかの確認と存在する場合の削除方法について説明します。

Symptoms:

免責事項: これは英文の記事 「vCenter Server 6.0 incorrectly displays the amount of licenses in use by ESXi hosts (2115869)」の日本語訳です。記事はベストエフォートで翻訳を進めているため、ローカライズ化コンテンツは最新情報ではない可能性があります。最新情報は英語版の記事で参照してください。


 

  • vCenter Server に、割り当てられたライセンス キーの数がマイナスで表示される。
  • 追加のホストをライセンス キーに割り当てることができない
  • 環境のホスト数がライセンスの容量を下回る


Environment

VMware vSphere 7.0.x

Cause

この問題は、VMware Directory Services データベースの古いライセンス エントリが原因で発生する可能性があります。

Resolution

この問題を解決するには、VMware Directory Service データベースにステール エントリがあるかどうかを判断し、それらを削除します。
 
ステール ライセンス エントリを特定し、削除するには:
 
:このプロセスには、VMware Directory Services データベースの変更が含まれます。続ける前に、データベースのバックアップを行います。詳細については、「List of recommended topologies for VMware.vSphere 6.0.x (2108548)」の「バックアップ」セクションを参照してください。
  1. VMware Secure Token Service と VMware ID 管理サービスを停止します。詳細については、「Stopping, starting, or restarting VMware vCenter Server 6.0 services (2109881)」を参照ください。注: vCenter 7.xは VMware Identity Management Service が存在しないため、この手順は省略してください。
  2. ホストを表示するため、Windows vCenter Server データベース上で select * from VPX_ENTITY where TYPE_ID = 1 を実行します。: 詳細については、「Connecting to the embedded vPostgres Database in a Windows installed vCenter Server 6.x (2108848) 」をご参照ください。
 

vCenter Server アプライアンス:
  1. vCenter Server アプライアンスへログインします。
  2. shell.set --enabled true を入力し、Enterを押下します。
  3. データベースのパスワード取得のため次のコマンドを実行します:

    cat /etc/vmware-vpx/vcdb.properties | grep "password =" | awk '{ print $3 }'
Run this command to retrieve the database password:cat /etc/vmware-vpx/vcdb.properties | grep
  1. 次のコマンドを実行してデータベースへ接続します:
/opt/vmware/vpostgres/current/bin/psql -d VCDB vc
 
: プロンプトが表示されたら、手順 c のパスワードを入力します。
 
Connect to the database by running this command:/opt/vmware/vpostgres/current/bin/psql -d VCDB vc
  1. 次のクエリを実行します:

    SELECT * FROM vpx_entity WHERE type_id = 1;
Run this query: SELECT * FROM vpx_entity WHERE type_id = 1;
  1. クエリの実行結果に表示されたホストと関連する[ID]フィールドをメモします。

    : この手順はvCenter Single Sign-on ドメイン内の各vCenter server毎に繰り返す必要があります。
  2. JXplorer で入手可能な JXplorer をダウンロードし、インストールします。
  3. JXplorer を開き、[ファイル] > [接続] を選択します。
  4. [Open LDAP/DSML] ペインで、次の構成変更を行います。:
    1. ホストに対し、Platform Services Controller の FQDN を入力します。
    2. [ポート] は 389 または 11711 である必要があります。
    3. プロトコルは LDAP v3 です。
    4. ベース DN は dc=vsphere,dc=local となります。
Login to Jxplorer screen
:カスタム vCenter Single Sign-on ドメイン名を使用している場合、vsphere と local を使用しているカスタム ドメイン名に置き換える必要があります。たとえば、vsphere.vmware.corp を vCenter Single Sign-on ドメインとして選択した場合、値は次のようになります:dc=vsphere,dc=vmware,dc=corp
  1. セキュリティ レベルは [User + Password(ユーザーおよびパスワード)] となります。
  2. セキュリティ ユーザー DN は cn=administrator,cn=users,dc=vsphere,dc=local となります。
  3. セキュリティ パスワードは、使用している vCenter Single Sign-on 管理者アカウントの管理者パスワードとなります。
  4. [サービス] > [LicenseService] を展開します。
  5. 手順 2 で vCenter Server データベースから取得した情報に一致しない AssetEntity_host-ID-UUID 値を選択します。
 
Select any AssetEntity_host-ID-UUID values that do not have a corresponding match to the information obtained from the vCenter Server database in step 2.
:両方のソースの [ID] フィールドは一致する必要があります。UUID オブジェクトは、vCenter Single Sign-On 内の各 vCenter Server に対して一意です。
  1. 選択した資産が現在使用中でないことを確認するには、以下を実行します。
  2. オブジェクトの次のプロパティを表示する JXplorer の資産を選択します:

    vmwLicSvcAssetName - 資産のわかりやすい名前。これは資産の完全修飾ドメイン名 (FQDN) または IP アドレスである可能性があります。
    vmwLicSvcAssetScopeID - これは資産に関連するライセンスです。
 
Select the asset in JXplorer to view these properties of the object:
  1. 手順 9a の vmwLicSvcAssetScopeID 値を使用して、対応する LicenseEntry_vmwLicSvcAssetScopeID エントリに移動します(vmwLicSvcAssetScopeID がライセンス エントリに割り当てられている一意の ID である JXplorer 内で [サービス] > [LicenseService] を選択)。
vmwLicSvcLicenseName 値および vmwLicSvcLicenseSerialKeys 値を確認し、使用中の間違ったライセンス量を報告するライセンスのわかりやすい名前とキーを確認します。
 
  1. 影響を受けた AssetEntity_host-ID-UUID を削除します。

    : AssetEntity_host- で始まらないオブジェクトを削除または変更しようとしないでください。これらのオブジェクトを削除または変更すると、vCenter Server および Platform Services Controller のクリーン再インストールが必要になることがあり、その場合は vCenter Single Sign-on データは保持されません。

     
    1. 削除するエントリを右クリックします。
    2. [削除]を選択します。
       
  2. VMware Secure Token Service および VMware ID 管理サービスを起動します。詳細については、「Stopping, starting, or restarting VMware vCenter Server 6.0 services (2109881)」を参照してください。
  3. VMware ライセンス サービスを再起動します。詳細については、「Stopping, starting, or restarting VMware vCenter Server 6.0 services (2109881)」を参照してください。
注: vpxdサービスの再起動が必要となる可能性があります。


Additional Information

/usr/lib/vmware-vmafd/bin/vmafd-cli get-domain-name --server-name localhost

Impact/Risks:
警告: JXplorerを使用し、古いライセンスの削除や変更をおこなう前に、SSOドメインのスナップショットを取得していることを確認してください。
これは、同時にSSOドメイン内の全てのvCenterとPSCをシャットダウンした後に、スナップショットを取得し、再度パワーオンする必要があることを示します。
これらのスナップショットの1つへ戻す必要がある場合、全てのノードをシャットダウンした後に、そのスナップショットへと戻す必要があります。
これらの手順実行の失敗は、PSCデータベース全体のレプリケーションの問題を引き起こします。