ESXi/ESX のコマンド ラインから vSwitch または vNetwork Distributed Switch を構成する
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ESXi/ESX のコマンド ラインから vSwitch または vNetwork Distributed Switch を構成する

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Article ID: 312387

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VMware vSphere ESXi

Issue/Introduction

この記事には、正しい vmnic インターフェイスを使用して管理ネットワーク接続をリストアするためのコマンドおよび情報が記載されています。

Symptoms:

免責事項: これは英文の記事Configuring vSwitch or vNetwork Distributed Switch from the command line in ESXi/ESX (1008127)の日本語訳です。記事はベストエフォートで翻訳を進めているため、ローカライズ化コンテンツは最新情報ではない可能性があります。最新情報は英語版の記事で参照してください。


  • アップリンク(vmnic)が変更されているか、順序が正しくないため、ネットワーク経由で ESXi/ESX ホストに接続できない
  • ルーティングできないネットワーク上でプライマリ サービス コンソール/VMkernel 管理インターフェイスがスイッチから分散スイッチに移動する
  • 管理ネットワークの VLAN が変更される、またはアップリンクのスイッチ ポートで不適切に構成される


Environment

VMware ESXi 4.0.x Embedded
VMware ESXi 6.0.x
VMware ESXi 4.1.x Installable
VMware ESXi 5.1.x
VMware ESXi 4.1.x Embedded
VMware ESXi 5.5.x
VMware ESXi 5.0.x
VMware ESXi 4.0.x Installable

Resolution

  • ESX 4.0 Update 2 には、ESX サービス コントロールでネットワークを簡単に作成またはリストアできる新しいコマンドライン ツール console-setup が導入されています。詳細については、Configuring or restoring networking from the ESX service console using console-setup (1022078) を参照してください。
  • ESXi 4.x および 5.x で、ダイレクト コンソール ユーザー インターフェイス(DCUI)のコンソール画面(コンソールから F2 を押す)で 標準スイッチのリストア オプションを使用して、ネットワークを標準 vSwitch にリストアできます。これを行うと、ESXi ホストに空のネットワーク構成 (vSwitch 1 つと vmkernel ポート グループ 1 つ) が生成されます。既存の vSwitch、ポートグループ、および VMkernel 情報は削除されます。VMware では、このオプションを使用する前に vSphere Client からネットワーク構成のスクリーンショットを撮るか、esxcfg-vswitch -l および esxcfg-vmknic -l コマンドの出力を保存することをお勧めします。

ESXi 5.x の場合:

注:4.x で使用していた大部分のレガシー コマンドは、ESXi 5.x でも引き続き機能します。レガシーの esxcfg コマンドは今後のリリースで廃止されるため、可能であれば同等の esxcli コマンドを使用することをお勧めします。

管理 vmkernel インターフェイスを正しい vmnic インターフェイスにリストアするには:

  • 次のコマンドを使用して、現在の vSwitch 構成および vmkernel インターフェイス構成を表示します。

esxcli network vswitch standard list # list current vswitch configuration
esxcli network vswitch dvs vmware list # list Distributed Switch configuration
esxcli network ip interface list # list vmkernel interfaces and their configuration
esxcli network nic list # display listing of physical adapters and their link state

  • 次のコマンドを使用して、標準 vSwitch のネットワーク カード(vmnic と呼ばれる)を追加または削除します。

esxcli network vswitch standard uplink remove --uplink-name=vmnic--vswitch-name=vSwitch # unlink an uplink
esxcli network vswitch standard uplink add --uplink-name=vmnic--vswitch-name=vSwitch # add an uplink

  • 次のコマンドを使用して、vNetwork Distributed Switch(vDS)のネットワーク カード(vmnic と呼ばれる)を追加または削除します。

    esxcfg-vswitch -Q vmnic -V dvPort_ID_of_vmnic dvSwitch # unlink/remove a vDS uplink
    esxcfg-vswitch -P vmnic -V unused_dvPort_ID dvSwitch # add a vDS uplin

    :管理ネットワークを Distributed Switch に移行するときに接続が失われた場合、既存の管理 vmkernel インターフェイスを削除または無効にし、同じ IP 構成を使用して標準 vSwitch ポート グループに再作成する必要が生じる可能性があります。
     
  • vSphere Distributed Switch(vDS)で、次のコマンドを使用して既存の VMkernel ポートを削除します。

esxcli network ip interface remove --interface-name=vmkX

注:管理に使用される vmk インターフェイス番号は、esxcli network ip interface list コマンドを実行して特定できます。

アクセスできない vmkernel ポートを削除したら、標準スイッチで再作成できます。

  • 既存の標準スイッチが存在していない場合、使用する新しい標準スイッチおよびポートグループを次のコマンドで作成できます。

esxcli network vswitch standard add --vswitch-name=vSwitch
esxcli network vswitch standard portgroup add --portgroup-name=portgroup --vswitch-name=vSwitch
 

注:デフォルトでは、仮想スイッチを作成するときに vmnic はリンクされていません。この記事の上記で説明したように vmnic をリンクする必要があります。

  • VMkernel ポートを作成して、標準 vSwitch のポートグループに追加するには、次のコマンドを実行します。

esxcli network ip interface add --interface-name=vmkX --portgroup-name=portgroup
esxcli network ip interface ipv4 set --interface-name=vmkX --ipv4=ipaddress --netmask=netmask --type=static

注:デフォルトでは、ESXi(管理 vmkernel ポート)は vmk0 で、管理ネットワークと呼ばれる標準スイッチ ポートグループにあります。

  • 管理ネットワークに関連付けられている vmnic が VLAN トランクである場合、必要に応じて管理ポートグループの VLAN ID を指定します。標準 vSwitch の管理接続で必要な VLAN ID を設定または修正するには、次のコマンドを実行します。

esxcli network vswitch standard portgroup set -p portgroup --vlan-id VLAN

  • 構成は正しいのにネットワーク接続がリストアされない場合、ホストの管理エージェントを再起動する必要があります。

services.sh restart

ESXi 3.x および 4.x の場合:

管理 vmkernel インターフェイスを正しい vmnic インターフェイスにリストアするには:

  • 次のコマンドを使用して、現在の vSwitch 構成および vmkernel インターフェイス構成を表示します。

esxcfg-vswitch -l # list current vswitch configuration
esxcfg-vmknic -l # list vmkernel interfaces and their configuration
esxcfg-nics -l # display listing of physical adapters and their link state

  • 次のコマンドを使用すると、標準 vSwitch のネットワーク カード(vmnic と呼ばれる)を追加または削除できます。

esxcfg-vswitch -U vmnic vSwitch # unlink an uplink
esxcfg-vswitch -L vmnic vSwitch # add an uplink

  • 次のコマンドを使用すると、vNetwork Distributed Switch(vDS)のネットワーク カード(vmnic と呼ばれる)を追加または削除できます。
esxcfg-vswitch -Q vmnic -V dvPort_ID_of_vmnic dvSwitch # unlink/remove a vDS uplink
esxcfg-vswitch -P vmnic -V unused_dvPort_ID dvSwitch # add a vDS uplink
 
管理ネットワークを Distributed Switch に移行するときに接続が失われた場合、既存の管理 vmkernel インターフェイスを削除または無効にし、同じ IP 構成を使用して標準 vSwitch ポート グループに再作成する必要が生じる可能性があります。
  • vSphere Distributed Switch(vDS)で、次のコマンドを使用して既存の VMkernel ポートを削除します。

esxcfg-vmknic -d -s DVswitchname -v virtual_port_ID

注:仮想ポート ID および Dvswitchname は、esxcfg-vswitch -l コマンドを使用して取得できます。

  • アクセスできない vmkernel ポートを削除したら、標準スイッチで再作成できます。既存の標準スイッチが存在していない場合、使用する新しい標準スイッチおよびポートグループを次のコマンドで作成できます。

esxcfg-vswitch -a vSwitch
esxcfg-vswitch -A portgroup vSwitch

注:仮想スイッチを作成する場合、デフォルトでは vmnic はリンクされていません。この記事の上記で説明したように vmnic をリンクする必要があります。

  • VMkernel ポートを作成して、標準 vSwitch のポートグループに追加するには、次のコマンドを実行します。

esxcfg-vmknic -a -i IP_address -n netmask -p portgroup

:デフォルトでは、ESXi(管理 vmkernel ポート)は vmk0 で、管理ネットワークと呼ばれる標準スイッチ ポートグループにあります。

  • 管理ネットワークに関連付けられている vmnic が VLAN トランクである場合、必要に応じて管理ポートグループの VLAN ID を指定します。標準 vSwitch の管理接続で必要な VLAN ID を設定または修正するには、次のコマンドを実行します。

esxcfg-vswitch -v VLANID -p portgroup vSwitch

  • 構成は正しいのにネットワーク接続がリストアされない場合、ホストの管理エージェントを再起動する必要があります。

services.sh restart

ESX 3.x および 4.x の場合:

注:ESX は、管理ネットワーク接続にサービス コンソール インターフェイスを使用しますが、ESXi のようにこの目的で vmkernel ポートを使用することはありません。そのため、esxcfg-vswif コマンドは ESX にのみ適用されます。

管理 vmkernel インターフェイスを正しい vmnic インターフェイスにリストアするには:
 

  • 次のコマンドを使用して、現在の vSwitch 構成および vmkernel インターフェイス構成を表示します。

esxcfg-vswitch -l # list current vswitch configuration
esxcfg-vmknic -l # list vmkernel interfaces and their configuration
esxcfg-nics -l # display listing of physical adapters and their link state

  • 次のコマンドを使用すると、標準 vSwitch のネットワーク カード(vmnic と呼ばれる)を追加または削除できます。

esxcfg-vswitch -U vmnic vSwitch # unlink an uplink
esxcfg-vswitch -L vmnic vSwitch # add an uplink

  • 次のコマンドを使用すると、vNetwork Distributed Switch(vDS)のネットワーク カード(vmnic と呼ばれる)を追加または削除できます。

esxcfg-vswitch -Q vmnic -V dvPort_ID_of_vmnic dvSwitch # unlink/remove a vDS uplink
esxcfg-vswitch -P vmnic -V unused_dvPort_ID dvSwitch # add a vDS uplink

管理ネットワークを vSphere Distributed Switch に移行するときに接続が失われた場合、既存のサービス コンソール インターフェイスを削除または無効にし、同じ IP 構成を使用して標準 vSwitch ポート グループに再作成する必要が生じる可能性があります。
  • vSphere Distributed Switch(vDS)で、次のコマンドを使用して既存のサービス コンソール ポートを削除します。

esxcfg-vswif -d -V DVSwitch_Name -P DVPort_ID vswifX

注:仮想ポート ID および Dvswitchname は、esxcfg-vswitch -l コマンドを使用して取得できます。

  • アクセスできない vmkernel ポートを削除したら、標準スイッチで再作成できます。既存の標準スイッチが存在していない場合、使用する新しい標準スイッチおよびポートグループを次のコマンドで作成できます。

esxcfg-vswitch -a vSwitch
esxcfg-vswitch -A portgroup vSwitch

注:仮想スイッチを作成する場合、デフォルトでは vmnic はリンクされていません。この記事の上記で説明したように vmnic をリンクする必要があります。

  • サービス コンソール ポートを作成して、標準 vSwitch のポートグループに追加するには、次のコマンドを実行します。

esxcfg-vswif -a -i ipaddress -n netmask -p portgroup vswif0

注:デフォルトでは、ESXi サービス コンソール ポートは vswif0 で、サービス コンソールと呼ばれる標準スイッチ ポート グループにあります。

  • 管理ネットワークに関連付けられている vmnic が VLAN トランクである場合、必要に応じて管理ポートグループの VLAN ID を指定します。標準 vSwitch の管理接続で必要な VLAN ID を設定または修正するには、次のコマンドを実行します。

esxcfg-vswitch -v VLANID -p portgroup vSwitch

  • 構成は正しいのにネットワーク接続がリストアされない場合、ホストの管理エージェントを再起動する必要があります。

    service network restart
ESXi 4.x および 5.x コマンドの場合は、『vSphere Command-Line インターフェイスのインストールおよびスクリプト ガイド』を参照してください。

:vNetwork Distributed Switch を使用して esxcfg-vswitch コマンドを実行する場合、コマンドライン ツールの機能は制限されます。たとえば、このコマンドを使用して dvportgroup を作成したり、VLAN ID を dvportgroup に割り当てたりすることはできません。一部のタスクは、vSphere Client または vSphere Web Client を使用して vCenter から実行する必要があります。

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