ネットワーク上で仮想マシンをデプロイする時のパフォーマンスが低下する

Products

VMware Aria Suite VMware Cloud Director VMware vSphere ESXi

Issue/Introduction

Symptoms:

免責事項：これは英文の記事「Poor performance while deploying virtual machines over the network (2052302)」の日本語訳です。記事はベストエフォートで翻訳を進めているため、ローカライズ化コンテンツは最新情報ではない可能性があります。最新情報は英語版の記事で参照してください。

（仮想マシンが共有ストレージに配置されていない）ネットワーク上に仮想マシンをデプロイしようとすると、次の症状が発生します。

デプロイに大量の時間がかかる。これには、vCloud Director (vCD) および vCenter Automation Center (vCAC) からのデプロイも含みます。
共有ストレージからの仮想マシンのデプロイが短時間で完了する。
/var/log/vmkernel.log ログファイルに、次のようなバッファキャッシュ枯渇エラーが表示される。

BC: 3115: Blocking due to no free buffers. nDirty = 62 nWaiters = 1

Environment

VMware vCloud Automation Center for Desktop 6.0.x
VMware vSphere ESXi 5.0
VMware vCloud Automation Center for Server 6.0.x
VMware vCloud Automation Center for Desktop 5.2.x
VMware vCloud Automation Center for Server 5.1.x
VMware Cloud Director 5.5.x
VMware Cloud Director 5.1.x
VMware vSphere ESXi 5.1
VMware vCloud Automation Center for Desktop 5.1.x
VMware vCloud Automation Center for Server 5.2.x

Cause

非共有ストレージに配置された仮想マシンを他の ESXi ホストにデプロイする場合、デプロイはネットワークを介して実行されます（NFC/hostd を使用）。これはファイルシステムのバッファキャッシュに影響を与え、大量のバッファを消費するため、デプロイ時間に著しい遅延をもたらす場合があります。

Resolution

この問題を回避するには、仮想マシンテンプレートをすべての ESXi ホストに表示される共有ストレージに再配置します。

この問題を回避するには、バッファサイズを増やし、フラッシュの間隔を短くします。

注：この回避策を適用する前に、ESXi 5.0 ホストが Update 2 以降を実行している必要があります。

バッファサイズを増やし、フラッシュの間隔を短くするには：

ESXi ホストの Local Tech Support Mode コンソールにログインします。詳細については、「Using Tech Support Mode in ESXi 4.1 and ESXi 5.x (1017910)」を参照してください。
バッファサイズを 2048 から 4096 に増やすには、次のコマンドを実行します：

# esxcfg-advcfg -s 32768 /BufferCache/MaxCapacity

注：上の変更を実行しても改善が見られない場合は、フラッシュの間隔を短くしてください。
バッファキャッシュのフラッシュの間隔を 30 秒から 20 秒にするには、次のコマンドを実行します：

# esxcfg-advcfg -s 20000 /BufferCache/FlushInterval

注：

大規模な仮想マシンではバッファキャッシュの枯渇の問題が引き続き発生する場合がありますが、通常その頻度は大幅に少なくなります。
バッファのサイズを増やすのにホストの再起動は必要ありませんが、バッファをより小さな値またはデフォルト値まで減らすには、変更を有効にするためにホストの再起動が必要です。

Additional Information

Poor performance while deploying virtual machines over the network