この問題は、VMware Tools に提供されている XPDM(SVGA)ドライバが原因で発生する可能性があります。これは、古い Windows ドライバであり、Windows 7 およびWindows 2008 ゲスト OS ではサポートされていません。
注:XPDM ドライバは、Windows 2008 R2 ではサポートされていません。
解決方法
現在 ESX 4.0 を使用している場合は、ESX 4.0 Update 1 にアップデートしてください。アップデートされた VMware Tools と併せて新しい WDDM ドライバがインストールされ、Windows 7 および Windows 2008 との互換性が得られます。
注:WDDM ドライバは、ハードウェア バージョン(HW)7 以上でのみ動作します。
ESX 4.0 Update 1 にアップデートでき、新しいドライバに変更したあとでも仮想マシンにブラック スクリーンが表示される場合は、設定の編集をクリックし、ビデオ設定を 32 MB に変更してください。
回避策
ESX 4.0 Update 1 より前のリリースでこの問題を回避するには、次のオプションを実行してください。
注:これまでにアップデートしたことがない古いバージョンの VMware Tools を実行している場合は、この回避策は ESXi/ESX 4.x および ESXi 5.0 に適用される場合があります。
- ESX 4.0 に含まれているドライバを選択解除して VMware Tools をインストールし、VMware Tools インストール ウィザードで カスタムまたは 変更を選択し、SVGA(XPDM)ドライバを選択解除します。
注:
- VMware Tools のインストール後に、デバイス マネージャから VMware Tools SVGA ドライバを削除することもできます。
- ドライバを問題なくインストールするために、仮想マシンのハードウェア バージョンが 7 以降であることを確認してください。
- 仮想マシンに VMware Tools がインストールされていることを確認します。それでもマウスまたはビデオのパフォーマンスが改善されない場合は、仮想マシン内のディスプレイ アダプタのデフォルトでインストールされたドライバを wddm_video フォルダに含まれているドライバに置き換えます。
wddm_video フォルダは仮想マシン上にあります。あるいは、vCenter Server 4.1(Windows 2008 OS 用)の場合は、C: \Program Files\Common Files\VMware\Drivers にあります。これを、問題なく動作している仮想マシンからコピーするというオプションもあります。
- 管理者またはすべての権限を持つユーザーとしてログインしていることを確認します。
- C:\Program Files\Common Files\VMware\Drivers へ移動し、ドライバを仮想マシンの任意の場所にコピーします(たとえば C:\)。
- 仮想マシン内で コンピュータ > 管理 > 診断 > デバイス マネージャを右クリックし、ディスプレイ アダプタのセクションを展開します。
注:ディスプレイ アダプタのセクションが表示されない場合は、表示 メニューの 非表示のデバイスを表示を有効化します。
- インストール中のドライバを右クリックし、ドライバ ソフトウェアの更新をクリックします。vCenter Server からコピーしたフォルダを参照して選択し、ウィザードにしたがいます。
- ウィザードが終了したら仮想マシンを再起動します。
注:拡張グラフィックスに関する明らかな要件がある場合を除き、Windows Server 2008 の優先ドライバは、Microsoft が提供する VESA ドライバです。
関連情報については、 ESX 4.x、ESXi 5.x、Workstation 7 および 8、Fusion 3 および 4 での WDDM および XPDM グラフィックス ドライバのサポート(1016770)(WDDM and XPDM graphics driver support with ESX 4.x, ESXi 5.x, Workstation 7 and 8, and Fusion 3 and 4 (1016770))</u>
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