仮想マシンの I/O パフォーマンスをテストする
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仮想マシンの I/O パフォーマンスをテストする

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Article ID: 310762

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VMware vSphere ESXi

Issue/Introduction

この記事には、ESX/ESXi ホストおよび仮想マシンの速度とスループットをテストする方法と、問題を絞り込む手順が掲載されています。


Symptoms:

免責事項: これは英文の記事 「Testing virtual machine storage I/O performance for VMware ESX and ESXi (1006821)」の日本語訳です。

記事はベストエフォートで翻訳を進めているため、ローカライズ化コンテンツは最新情報ではない可能性があります。

最新情報は英語版の記事で参照してください。

  • SAN 上で仮想マシンのパフォーマンスが遅くなる
  • 仮想マシンのパフォーマンスが遅い
  • タスクの完了に長い時間がかかる


Environment

VMware ESXi 4.1.x Embedded
VMware ESXi 3.5.x Embedded
VMware ESXi 4.0.x Embedded
VMware vSphere ESXi 5.1
VMware ESX Server 3.0.x
VMware ESX Server 2.1.x
VMware ESXi 3.5.x Installable
VMware ESX 4.0.x
VMware vSphere ESXi 5.0
VMware ESX Server 2.0.x
VMware ESXi 4.1.x Installable
VMware ESX 4.1.x
VMware ESX Server 3.5.x
VMware ESXi 4.0.x Installable
VMware vSphere ESXi 5.5
VMware ESX Server 2.5.x

Resolution

速度テストは使用している環境およびハードウェアに必ず関係します。

各環境はすべて固有であり、アレイへの負荷の合計が異なるため、この記事では、特定のテスト結果の数値予想は提供できません。

ESX ホストおよび仮想マシンをテストするには、速度の下がる場所が ESX ホスト側なのか、アレイ側なのか、またはその中間なのかを特定する必要があります。ベースライン スループットを確立する必要があります。単一の仮想マシンを実行する ESX ホストと物理ホストとの間で同一条件での比較をする必要があります。両者のハードウェアが同一で、オペレーティング システムのバージョンも物理ホストと仮想マシンで同じ場合、これら 2 つのシステムはきわめて近いパフォーマンスを示します。両者のパフォーマンスが同様でない場合、他の要因(BUSlogic と LSIlogic の違いなど)を考慮にいれて違いを説明する必要があります。

ベースラインを確立するには、以下の手順を実行します。

  1. 仮想マシンを作成し、オペレーティング システムvmdk をローカル ストレージに置きます。このオペレーティング システムは物理ホストと同じにする必要があります。Windowsオペレーティング システムを選択している場合、コントローラ タイプに LSIlogic が選択されていることを確認してください。

  2. 小さい LUN を切り出して RDM を介して仮想マシンに割り当てます。サイズは本来問題にはなりませんが、動作には 5 GB の LUN があれば充分です。すでに使用できる RDM LUN がある場合は、代わりにそれを使用してください。

  3. LUN を RDM モードで仮想マシンに割り当てます。BUS の共有が物理か、仮想か、または使用していないのかは問題になりません。

  4. 仮想マシンを起動したら、仮想マシンにIOMeter(http://www.iometer.org/)やHD_Speed(http://www.steelbytes.com/?mid=20)のようなプログラムをインストールします。

    IOMeter は直感的な操作が可能なアプリケーションで、様々な種類のテストを実行できます。一方、HD_Speed は動作しやすく、見やすく分かりやすい結果を正確に出力します。これらのアプリケーションは両方とも無料でダウンロードして使用できます。


    :VMware は、特定のサード パーティ製のユーティリティを保証あるいは推奨するものではなく、上記も包括的なものではありません。

  5. アプリケーションを起動し、RDM LUN を選択してテストを実行します。以下の手順は HD_Speed をテストに使用しています。

  6. すべての設定をデフォルトのままにして読み込みテストを開始します。

    注意:書き込みテストは RDM LUN のデータを破損します。


  7. このテストには最低でも 60 ~ 300 秒かかります。これでベースラインの数が確立されました。次に以下の手順を実行します。

  8. 仮想マシンをパワーオフします。

  9. 仮想マシンから RDM LUN を削除します。

  10. LUN を物理ホストと比較します。

  11. 手順 4 から 7 までを繰り返します。


同じような結果が得られるはずです。そうならない場合には、理由を確認する必要があります。

以下の要因が考えられます。

  • 仮想マシンのテスト構成が正しくない(LSIlogic の代わりに BUSlogic を使用した)
  • ESX ホストと物理ホストが異なるスイッチに接続されている
  • ESXホストと物理ホストにあるハードウェア/ファームウェアが同一でない
  • SAN の ESX ホストに対するホスト モード設定が正しくない

仮想マシンのパフォーマンスが良くない場合は、パフォーマンス低下の考えられる理由を /var/log/vmkernel から確認します。物理ホストと仮想マシンの両方で同様にパフォーマンスが低い場合は、アレイとスイッチ構成を確認してください。

一般的に、両方で同様にパフォーマンスが低いのは、アレイ コントローラの書き込みキャッシュかアレイのオーバーコミットが理由として考えられます。


この記事の内容は、「そのままの状態で」提供されるものであり、適用法で許可される限り、VMware は、特定の目的に関する適性、商品性あるいは非侵害性を含め、この内容に関する明示的あるいは黙示的な表明および保証を一切放棄します。VMware は、直接的、間接的、結果的損害、事業利益の損失または特別損害を含め、この内容の使用に関連して発生するいかなる損害についても、責任を負うものではありません。これは、VMware が当該の損害の可能性について示唆されていた場合にも適用されます。


Additional Information

Testing virtual machine storage I/O performance for ESX and ESXi