この記事には、ESX/ESXi の VMkernel ネットワーク インターフェイス用に維持されるアドレス解決プロトコル (ARP)およびネイバー検出 (ND) のキャッシュをリストする方法が記載されています。この情報の使用はこの記事の範囲外ですが、トラブルシューティングのときに役立つことがあります。
ARP および ND プロトコルは、ネットワーク層で同一リンク上の他のデバイスを検出するために、それぞれ IPv4 および IPv6 で使用されます。隣接するデバイスの IP および MAC アドレスのキャッシュは、ESX/ESXi ホストの VMkernel ネットワーク スタックにより維持されます。このキャッシュは、VMkernel ネットワーク インターフェイス上の送信トラフィックに対して、論理 IP アドレスをリンク層 MAC アドレスにマップするのに使用されます。
注:この情報は ESX/ESXi 4.1 以降のみを対象としています。それより前のバージョンの ESX/ESXi では、VMkernel インターフェイス上のネットワーク トラフィックをキャプチャしてそれを確認し、ARP トラフィックが発行されていて応答があるかどうかを確認することを検討してください。詳細については、「Capturing a network trace in ESXi 4.x using Tech Support Mode (1031186)」を参照してください。
免責事項: これは英文の記事 「Displaying the ARP and Neighbor Discovery cache for VMkernel network interfaces (2000130)」の日本語訳です。記事はベストエフォートで翻訳を進めているため、ローカライズ化コンテンツは最新情報ではない可能性があります。最新情報は英語版の記事で参照してください。
ESX または ESXi ホスト上で VMkernel ネットワーク インターフェイスの ARP および ND キャッシュを確認するには、ローカルまたはリモートの esxcli コマンドを使用します。このコマンドは ESX/ESXi ホストのローカル コンソールから使用でき、「vSphere Command Line Interface (vCLI)」や「 vSphere Management Assistant (vMA) appliance」からもリモートで使用できます。インストールおよび使用の方法については、関連するマニュアルを参照してください。
esxcli
コマンドが使用可能な場所へのコンソール セッションを開きます。esxcli [--server hostname --username root --password rootpassword] network neighbor list
esxcli [--server hostname --username root --password rootpassword] network ip neighbor list
esxcli
コマンドにサーバ ホスト名、認証は必要ありません。Neighbor Mac Address vmknic Expiry(sec)
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10.5.6.7 xx:xx:xx:xx:xx:xw vmk0 1200
10.5.6.8 xx:xx:xx:xx:xx:xx vmk0 1197
10.5.6.9 xx:xx:xx:xx:xx:xy vmk0 277
10.200.1.10 xx:xx:xx:xx:xx:xz vmk1 979