仮想マシンの MAC アドレスを手動で変更できない
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仮想マシンの MAC アドレスを手動で変更できない

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Article ID: 309945

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Products

VMware vSphere ESXi

Issue/Introduction

この記事には、ESX/ESXi 4.0 および ESXi 5.1 Patch 2 で、再起動後も保持されるように手動で MAC アドレスを変更する手順が記載されています。



Symptoms:

免責事項: これは英文の記事 「Unable to manually change MAC address for virtual machine (2007042)」の日本語訳です。記事はベストエフォートで翻訳を進めているため、ローカライズ化コンテンツは最新情報ではない可能性があります。最新情報は英語版の記事で参照してください。


  • 仮想マシン内でネットワーク カードの MAC アドレスを変更できません。
  • 仮想マシンのネットワーク アダプタで、NetworkAddress または Locally Administered Address パラメータを変更するオプションが使用不可になっています。詳細については、「Changing a MAC address in a Windows virtual machine (1008473)」を参照してください。
  • vSphere Client から手動で MAC アドレスを変更しようとすると、次のエラーで失敗します。

    入力された MAC アドレスは有効な範囲にありません。有効な値は xx:xx:xx:xx:xx ~ xx:xx:xx:xx:xx です。

  • 仮想マシンの .vmx 構成ファイルで MAC アドレスを変更すると、次のエラーで失敗します。

    ethernet0 用の静的なイーサネット アドレスを指定してください。ethernet0 の構成に失敗しました。


Environment

VMware ESX 4.0.x
VMware ESXi 4.0.x Installable
VMware ESXi 4.0.x Embedded
VMware vSphere ESXi 5.1

Resolution

: ESX/ESXi 環境では、静的な MAC アドレスと動的な MAC アドレスのアドレス範囲が異なります。動的 MAC アドレスが割り当てられていた以前の仮想マシンの MAC アドレスをそのまま流用して静的に割り当てようとすると、問題が発生することがあります。
以前に使用していた動的 MAC アドレスを使用して仮想マシンを構成しない</u>ようにしてください。以前に使用していた動的 MAC アドレスを使用して仮想マシンを構成すると、その構成が修正されるまで、vCenter の当該仮想マシンの構成を変更できなくなることがあります。
再起動後も MAC アドレスの変更が保持されるようにするには、仮想マシンの .vmx 構成ファイルの MAC アドレス情報を追加または変更します。

ESX/ESXi ホスト上の .vmx ファイルに対する MAC アドレス情報の追加または変更

仮想マシンの MAC アドレスを追加または変更するには、次の手順を実行します。
  1. 仮想マシンをシャットダウンします。
  2. 仮想マシンを右クリックして、インベントリから削除 をクリックします。
  3. ESX/ESXi ホスト上のコンソール セッションに root ユーザーとしてログインします。詳細については、Tech Support Mode for Emergency Support (1003677) を参照してください。
  4. 仮想マシンのホーム ディレクトリに移動します。

    # cd /vmfs/volumes/DatastoreName/VMFolderName

  5. 次のコマンドを使用して、既存の仮想マシンの .vmx 構成ファイルのバックアップを作成します。

    # cp vmname.vmx vmname.vmx.old

  6. vi または nano などのエディタで .vmx 構成ファイルを開いて、次のエントリを追加または変更します。

    ethernetN.checkMACAddress = “false”
    ethernetN.addressType = “static”
    ethernetN.Address = “XX:XX:XX:XX:XX:XX

    ここでXX:XX:XX:XX:XX:XX は、仮想マシンの新規 MAC アドレスです。

    :詳細については、「Editing files on an ESX host using vi or nano (1020302)」を参照してください。

  7. 仮想マシンをインベントリに再登録します。詳細については、「Registering or adding a virtual machine to the inventory (1006160)」を参照してください。
  8. 仮想マシンを起動します。


GUI 経由の .vmx ファイルの編集

GUI を使用して仮想マシンの MAC アドレスを変更するには、次の手順を実行します。
  1. 仮想マシンをシャットダウンします。
  2. 仮想マシンを右クリックして、インベントリから削除 をクリックします。
  3. データストア ブラウザを使用して、仮想マシンの .vmx 構成ファイルをデスクトップにダウンロードします。
  4. プレーン テキスト エディタで .vmx 構成ファイルを開いて、次のエントリを追加または変更します。

    ethernetN.checkMACAddress = “false”
    ethernetN.addressType = “static”
    ethernetN.Address = “XX:XX:XX:XX:XX:XX


    ここで、XX:XX:XX:XX:XX:XX は、仮想マシンの新規 MAC アドレスです。

  5. データストア ブラウザを使用して、新規の(変更された).vmx ファイルを元の場所(データストア)にアップロードします。
  6. vmname.vmx.old などの名前で、元の .vmx ファイルのバックアップ用コピーを作成しておきます。
  7. 仮想マシンをインベントリに再登録します。詳細については、「Registering or adding a virtual machine to the inventory (1006160)」を参照してください。
  8. 仮想マシンを起動します。


Additional Information

静的な MAC アドレスと動的な MAC アドレスのアドレス範囲が異なる場合に、動的 MAC アドレスが割り当てられていた以前の仮想マシンの MAC アドレスをそのまま流用して静的に割り当てようとすると、エラーが発生します。Unable to manually change MAC address for virtual machine