この記事では、VMFS 上のファイルとしてコアダンプを生成するように ESXi を構成する手順について説明します。
注: ESXi 7.0 は VMFS-L ベースの ESX-OSData ボリュームを作成し、ボリュームが 4 GB より大きい場合は、コアダンプファイルをそのボリュームに保存するように構成します。ESXi が USB/SD カード デバイスにインストールされている場合は、ESXi を起動する前に、ブート オプション allowCoreDumpOnUsb=TRUE も設定する必要があります。この記事で説明されている手順を使用して、より大きなコアダンプ ファイルまたは代替コアダンプ ファイルを構成することができます。
VMware vSphere ESXi 8.x
VMware vSphere ESXi 7.x
VMware vSphere ESXi 6.x
警告: コアダンプのターゲットが設定されていません。ホストのコアダンプを保存できません
使用可能なコア ダンプパーティションのサイズが不十分な場合は、診断情報に VMFS データストア上のファイルを使用するように ESXiを構成できます。
注: ソフトウェア iSCSI およびソフトウェア FCoE は、コアダンプの場所としてはサポートされていません。
ESXi をコアダンプを VMFS 上のファイルとして生成するよう構成するには:
オプション |
説明 |
--datastore | -d datastore_UUID or datastore_name |
指定しない場合は、十分なサイズのデータストアがシステムによって選択されます。データストアは VMFS または VMFS-L ボリュームにすることができます。 |
--file | -f file_name |
指定しない場合は、システムがコアダンプファイルに一意の名前を指定します。 |
--size |-s file_size_MB |
指定しない場合は、システムはホストにインストールされているメモリに適したサイズのファイルを作成します。 |
Path Active Configured Size
------------------------------------------------ ------ ---------- ---------
/vmfs/volumes/52b021c3-.../vmkdump/test.dumpfile false false 104857600
このコマンドには次のオプションがあります。
オプション |
説明 |
--path | -p |
使用するコアダンプファイルのパス。ファイルは事前に割り当てられている必要があります。 |
--smart | -s |
このフラグは、--enable | -e=true でのみ使用できます。これにより、スマート選択アルゴリズムを使用してファイルが選択されます。 例えば、 esxcli system coredump file set --smart --enable true |
次のような出力は、コア ダンプ ファイルがアクティブで構成されていることを示します。
Path Active Configured Size
------------------------------------------------ ------ ---------- ---------
/vmfs/volumes/52b021c3-.../vmkdump/test.dumpfile True True 104857600
出力は、ファイルのアクティブおよび構成済みのステータスが True であることを示します。
注: コアダンプファイルの構成の詳細については、「VMFS データストアでの ESXi コア ダンプの設定」を参照してください。