ESXi/ESX で hostd および vpxa 管理エージェントの syslog ログを構成する
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ESXi/ESX で hostd および vpxa 管理エージェントの syslog ログを構成する

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Article ID: 302564

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VMware vSphere ESXi

Issue/Introduction

VMware ESXi/ESX 3.5 ~ 4.1 の hostd および vpxa 管理エージェントは、/var/log/vmware/ ディレクトリにあるそのエージェント用のローカル ログに加えて、ローカル syslog デーモンにそのログを送るように構成することができます。

注意:管理エージェントは詳細なログを実行します。管理エージェントのログをローカルの syslog 機能に送信すると、/var/log/messages が満杯になってローテーションが加速する可能性があります。これにより、問題をトラブルシューティングする能力が低下する可能性があります。VMware では、ESXi/ESX のローカル syslog サービスがログ メッセージをネットワークを介してリモート syslog ログ コレクタに経路指定するように構成されている場合にのみ、この構成を使用するようお勧めします。

リモートの syslog コレクタにログを記録するように ESXi/ESX ホストを構成する方法の詳細については、Enabling syslog on ESX (1005030) または Enabling syslog on ESXi 3.5 and 4.x (1016621) を参照してください。

状況によっては、デフォルトの構成では不適切な場合もあります。例:
  • リモート syslog サービスを使用する ESX。リモート syslog サービスにより、カーネル ログだけでなく、管理エージェント ログの一元的な分析または恒久的ストレージが容易になる可能性があります。

  • リモート syslog サービスを使用しない ESXi。ローカル syslog デーモンは 8 MB のログを保存およびローテーションしており、詳細な管理エージェント ログによってすぐに使い果たされてしまいます。具体的な例については、The vpxa management agent fills local logs in ESXi 4.1 (1030672) を参照してください。
各コンポーネントの詳細さの程度は、同じ構成ファイル内で管理されます。管理エージェントのログ レベルの変更に関する詳細については、Increasing vCenter Server and ESXi/ESX logging levels (1004795) を参照してください。

Symptoms:

免責事項: これは英文の記事 「Configuring syslog logging for hostd and vpxa management agents on ESXi/ESX (1017658)」の日本語訳です。記事はベストエフォートで翻訳を進めているため、ローカライズ化コンテンツは最新情報ではない可能性があります。最新情報は英語版の記事で参照してください。


Environment

VMware ESXi 4.0.x Installable
VMware ESXi 4.1.x Installable
VMware ESXi 4.1.x Embedded
VMware ESX 4.0.x
VMware ESX 4.1.x
VMware ESXi 3.5.x Installable
VMware ESXi 4.0.x Embedded
VMware ESXi 3.5.x Embedded
VMware ESX Server 3.5.x

Resolution

ローカル syslog サービスへの hostd および vpxa 管理エージェントのログの経路指定は、一対の構成ファイルによって管理されます。

:構成を変更するには、管理エージェントを再起動する必要があります。構成の変更を行う前に、もう一度 Restarting the Management agents on an ESXi or ESX host (1003490) を参照してください。

デフォルトの構成は、ESX と ESXi 間、およびバージョン間で異なります。ESXi 3.5 ~ 4.1 の場合、hostd 管理エージェントはデフォルトで syslog にログを出力しますが、ESX 3.5 ~ 4.1 の場合には出力されません。vCenter Server 4.1 以上によって管理される ESXi の場合、vpxa 管理エージェントはデフォルトで syslog にログを出力しますが、4.1 より前の vCenter Server や ESX のすべてのバージョンの場合には出力されません。

ESXi/ESX 3.5 以上での hostd および vpxa の場合は、各管理エージェントの XML 構成ファイルを変更することにより、この機能を個別に有効または無効にすることができます。構成ファイルは、vSphere コマンド ライン インターフェイス ユーティリティ vifs.pl を使用してホストからコピーし、ローカルで変更してから、コピーしてホストに戻すことができます。あるいは、その場所でファイルを ESX ホストのコンソールから変更することもできます。これらのオプションの詳細については、Editing configuration files in VMware ESXi and ESX (1017022) を参照してください。

いずれかのエージェントの構成を変更するには:

  1. テキスト エディタで管理エージェントの構成ファイルを開きます。vCLI の vifs.pl または別のリモートでの手法を使用する場合は、ESXi/ESX ホストから構成ファイルをコピーします。詳細については、Editing configuration files in VMware ESXi and ESX (1017022) を参照してください。

    • hostd 管理エージェント
      • 構成ファイルは /etc/vmware/hostd/config.xml にあります。
      • API および vCLI を介して /host/hostAgentConfig.xml として公開されます。

    • vpxa 管理エージェント
      • 構成ファイルは /etc/opt/vmware/vpxa/vpxa.cfg にあります。
      • API および vCLI を介して /host/vpxa.cfg として公開されます。

  2. 構成ファイルの <config> 内で <log> セクションを見つけます。例:

    <config>
    ...
    <log>
    ...
    <level>verbose</level>
    ...


  3. 構成ファイルの <log> セクション内に行を 5 行追加するか、または変更し、次の 3 つのオプションを指定します。

    • /config/log/outputToSyslog

      管理エージェントが syslog にログを記録するかどうかを指定します。true または false を使用します。

    • /config/log/syslog/ident

      各ログ メッセージに接頭辞として付加されるサービス識別子。Hostd または Vpxa を使用します。

    • /config/log/syslog/facility

      各ログ メッセージに割り当てられる syslog 機能。ESX 3.5 の場合は local3 を、他のすべてのバージョンの ESXi/ESX の場合は local4 を使用します。

      : ESX 3.5 では、storageMonitorlocal4 機能を利用します。そのため代わりに local3 を使用してください。詳細については、Basic SCSI Storage Troubleshooting (1010213) の「storageMonitor を使用した SCSI レイヤー内の問題の調査」セクションを参照してください。

    :デフォルトで syslog に出力しないエージェント バージョンの場合、これらのタグは構成ファイル内に存在せず、追加する必要があります。

    例:

    <config>
    ...
    <log>
    ...
    <level>verbose</level>

    <outputToSyslog>true</outputToSyslog</STRONG>>
    <syslog>
    <ident>Hostd</ident>
    <facility>local4</facility>
    </syslog>

    </log>


  4. 構成ファイルを保存します。vCLI の vifs.pl または別のリモートでの手法を使用する場合は、変更した構成ファイルをコピーして ESXi/ESX ホストに戻します。

  5. ESXi では、構成の変更がシャットダウン時または正時にバックアップされます。構成の変更をすぐに保存するには、TSM コンソールを使用して次のコマンドを実行します。

    /sbin/auto-backup

  6. 管理エージェントを再起動して構成を再ロードします。詳細については、Restarting the Management agents on an ESXi or ESX host(1003490) を参照してください。

: ESXi 4.1 Update 2 以降のリリースの場合、vpxa および hostd ログは /var/log/messages に書き込まれません。この動作は、/etc/syslog.conf ファイルで logall=non_zero_value を設定し、syslogd サービスを再起動することによって有効にすることができます。たとえば、前の動作に戻すには、logall=1 オプションを /etc/syslog.conf に追加します。詳細については、The vpxa management agent fills local logs in ESXi 4.1(1030672) を参照してください。



Additional Information

リモートの syslog コレクタにログを記録するように ESXi/ESX ホストを構成する方法の詳細については、Enabling syslog on ESX (1005030) または Enabling syslog on ESXi 3.5 and 4.x (1016621) を参照してください。

ESXi 4.1 でのログに関する詳細については、The vpxa management agent fills local logs in ESXi 4.1 (1030672) を参照してください。Configuring syslog logging for hostd and vpxa management agents on ESXi/ESX