管理者が Symantec Endpoint Protection Manager (SEPM) コンソールにログインしようとすると「予期しないサーバーエラー」が発生してログインできない。
<SEPM インストールフォルダ>\tomcat\logs\scm-server-x.log には、次のエラーが繰り返し記録されている。
java.sql.SQLException: Cannot create PoolableConnectionFactory (ドライバーが SSL (Secure Sockets Layer) 暗号化による SQL Server への安全な接続を確立できませんでした。エラー: "NotAfter: <日時> ". ClientConnectionId:xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx)
Caused by: com.microsoft.sqlserver.jdbc.SQLServerException: ドライバーが SSL (Secure Sockets Layer) 暗号化による SQL Server への安全な接続を確立できませんでした。エラー: "NotAfter: <日時> ". ClientConnectionId:xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
念のため Endpoint Protection のディザスタリカバリのベストプラクティス の [ディザスタリカバリに備えるための高レベルの手順] に記載の各種バックアップを取得後、SQL サーバーの証明書の問題を修正するために、以下の手順のいずれかを実施してください。
[管理] -[サーバー] を選択し、[ローカルサイト] の下のホスト名をクリックして、タスク一覧の [サーバー証明書の管理] を選択します。
サーバー証明書の管理ウィザードが起動したら [次へ] を選択します。
[新しいサーバー証明書を生成する (自己署名付き)] をクリックし、[新しいキーの生成] のチェックを必ず外してから [次へ] を選択します。
重要な注意: [新しいキーの生成] のチェックをつけたまま進めると、既存の SEP クライアントが SEPM に接続できなくなりますので、必ずチェックを外してください。
[新しい証明書を生成しますか] で [はい] を選択します。
[完了] をクリックしてウィザードを終了します。
OS のサービス一覧で、以下の 3 つのサービスを再起動します。
Symantec Endpoint Protection Manager
Symantec Endpoint Protection Manager API Service
Symantec Endpoint Protection Manager Webserver
OS のスタートボタン - [Symantec Endpoint Protection Manager] - [管理サーバーの設定ウィザード] を選択します。
[管理サーバーの設定ウィザード] の最初のページで、[回復ファイルを使って、前に配備したクライアントとの通信を復元します] のチェックを必ず外してから [次へ] を選択します。以降はウィザードを最後まで進めます (既定値のままで問題ありません)。ウィザードが完了すると、SEPM が使用している新しい証明書に SQL 証明書が更新され、強制暗号化が再度有効になります。
注: root.xml を変更しても SEPM とデータベース間の TLS が無効にならない場合は、<SEPM ディレクトリ>\Tools\ にある SetSQLServerTLSEncryption.bat スクリプトを使用する必要があります。このツールの説明は <SEPM ディレクトリ>\Tools\SetSQLServerTLSEncryption.html に記載があります。一時的に TLS を無効にするには OFF オプションをつけて管理者権限で実行します。