より安全なメール配信のための Gmail、Yahoo、Microsoft、Apple のメール送信者要件
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より安全なメール配信のための Gmail、Yahoo、Microsoft、Apple のメール送信者要件

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Article ID: 278555

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Email Security.cloud Messaging Gateway

Issue/Introduction

2023年末、Google、Yahoo、Appleはエンドユーザーにより安全なメール体験を提供するため、新たな送信者認証の要件を導入しました。
Microsoft は2025年半ばにこれに追随し、新たな一括送信者要件を導入しました。
Google は2025年にガイドラインを更新し、要件に準拠しない通信に対する規制を強化すると表明しています。

これらのプロバイダーを利用していない場合でも、これらのプロバイダーにメールを送信する組織には要件が適用されるため、注意する必要があります。

新しい要件は1日あたり5000通以上のメールを送信する組織に適用されます。これらのポリシーの変更は両ユーザーが受信するメールの信頼性を確保し、受信者にメリットをもたらすことを目的としています。多くの送信者にとってはこの新しい要件がそれぞれのEメールのプログラムに影響を与えることはありません。ただし、一部の送信者はこの変更により現在のEメールの認証と送信方法を再検討する必要があります。
これらの要件を満たしていないメールは、プロバイダーによって拒否されたりスパムとしてマークされたりする可能性があります。

Resolution

要件

主な要件は以下の通りです:

  1. SPF、DKIM、DMARCによる送信メールの認証を設定していて、最低でもDMARCポリシーがp=none以上のドメインから送信すること。
  2. 送信IPアドレスに対して有効な正引きおよび逆引きDNSレコードを持つこと。
  3. RFC 5321「Simple Mail Transfer Protocol」およびRFC 5322「Internet Message Format」に準拠すること。
  4. ワンクリックで購読解除できるリンクを提供すること。
  5. 迷惑メールを送信しないこと。

送信者認証の関連情報

SPF、DKIM、DMARCの設定に関する一般的なヘルプはこちらをご参照下さい。

Email Security.cloud経由でルーティングされるすべてのメールに対しては、すでに正引きと逆引きのDNSレコードが設定されています。
ただし、自社のメールサーバーにもこれらのレコードが配置されているか確認することを推奨します。

最新の商用メールソフトウェアやMicrosoft Office 365などのサービスを利用している場合はすでにRFC 5321およびRFC 5322に準拠している可能性が高いですが、カスタム開発したメール送信アプリケーションを使用している場合はその動作がRFCに準拠しているか確認することを推奨します。

Additional Information

参照:

英文文書: 
Gmail, Yahoo, Microsoft, & Apple Email Sender Requirements for Safer Email Delivery