GmailとYahooはユーザーにより安全な電子メール体験を提供するために新しい送信者認証要件を導入します。GmailやYahooを使用していないとしても、この要件はGmailやYahooに送信する組織にも適用されるため注意する必要があります。
新しい要件はGmailとYahooのメールボックスに1日あたり5000通以上のメールを送信する組織に適用されます。これらのポリシーの変更はGmailとYahooのユーザーが受信するメールの信頼性を確保し、受信者にメリットをもたらすことを目的としています。多くの送信者にとってはこの新しい要件がそれぞれのEメールのプログラムに影響を与えることはありません。ただし、一部の送信者はこの変更により現在のEメールの認証と送信方法を再検討する必要があります。
これらの要件を満たしていないメールは、GmailやYahooによって拒否されたりスパムとしてマークされたりする可能性があります。この要件は2024年の第1四半期に発効するとされています。
主な要件は以下の通りです:
Symantec Email Fraud Protection ソリューションは DMARC エンフォースメントの実施を簡単かつ利用しやすくする完全自動の送信者認証ソリューションを提供します。お客様は新しい要件に簡単に準拠しお客様のドメインから送信されるメールを管理することができます。Email Security.cloudをご利用のお客様には Email Fraud Protectionのモニタリングサービスを提供しているので、お客様のドメインのEメールトラフィックを100%可視化することが可能です。Email Fraud Protectionソリューションの詳細については以下のリンクをご参照下さい。
Email Fraud Protection サービス以外のSPF、DKIM、DMARCの設定に関する一般的なヘルプはこちらをご参照下さい。
Email Security.cloud経由でルーティングされるすべてのメールに対しては、すでに正引きと逆引きのDNSレコードが設定されています。
ただし、自社のメールサーバーにもこれらのレコードが配置されているか確認することを推奨します。
最新の商用メールソフトウェアやMicrosoft Office 365などのサービスを利用している場合はすでにRFC 5321およびRFC 5322に準拠している可能性が高いですが、カスタム開発したメール送信アプリケーションを使用している場合はその動作がRFCに準拠しているか確認することを推奨します。
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