本文書では Email Security.cloud の承認/遮断送信者リストについて説明します。
EmailSecurity.cloudでは組織の承認送信者または遮断送信者のリストを定義することができます。
承認送信者と遮断送信者は以下のレベルで定義できます。
一部のユーザーに対して、自身のリストの管理と他のユーザーのリストの管理を許可することができます。最初にユーザーのリストを定義してから、個々のユーザーが Email Quarantine でこれらのリストを管理することもできます。
承認/遮断送信者リストは次のように定義します。
承認/遮断送信者リストはドメインレベルでは定義できません。ポータルでは以下の形式のリストエントリが許可されています。
承認/遮断送信者リストはエンベロープの送信者メールアドレス (RFC 5321 Mail From アドレス) に対してのみ適用されます。
注意: "X-Env-Sender" ヘッダーにエンベロープの送信者の情報が出力されます。
「スパム対策の承認/遮断送信者リストの有効性確認ルール」を参照してください。
ユーザーの承認送信者リストにドメイン名を含めないでください。ドメイン名を含めると組織のセキュリティ上の弱点を知らせることになります。
スパムメール送信者が、スパム対策スキャンをバイパスさせるために送信元メールアドレスを、送信先のドメイン (ユーザーのドメイン) に一致するように詐称する場合があるためです。
相手の送信 IP アドレスを代わりに含めるようにしてください。