PIM/PAMSC: サポートマトリックスに記載のないOS/カーネルパッチのサポート状況について
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PIM/PAMSC: サポートマトリックスに記載のないOS/カーネルパッチのサポート状況について

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Article ID: 267976

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Products

CA Privileged Access Manager - Server Control (PAMSC) CA Privileged Identity Management Endpoint (PIM)

Issue/Introduction

Privileged Access Manager Server Control ( 以下 PAMSC) のサポートマトリックスで例えば Solaris 11.4 についていくつかの SRU については記載がある。
記載以外のSRUについてはサポート対象外となるのか?
その他、Windows、Linuxなど他のプラットフォームについてもOSパッチに対するサポート方針があれば教えてほしい。

参考:

Environment

Product: Privileged Access Manager Server Control
Release : 14.1

Product: Privileged Identity Manager
Release : 12.8 SP1

Resolution

基本的なサポートバージョンはすべてのプラットフォームについて共通で "OS Version" に記載のメジャーリリースのバージョンとなります。
同じ行の "Build Number" または "Cumulative Patch"のバージョン からサポート対象となります。
( 以下については2023年4月18日更新版を元に説明させていただきます。 )

  • Solaris
    uname -v で確認される OSバージョンが 11.4.xx.xx.xx になっている場合、サポートされる対象となります。
    サポートマトリックス内、同じ行の "Build Number" または "Cumulative Patch"のバージョン からサポートされます。
    例えば、11.4.49.126.2 以降であれば PAMSC 14.1 CP05ですべてのSRU適用環境がサポートされます。
    ただし、以前にSRU 30,31に関してはOS側の不具合のためサポート対象外となっていますのでご注意ください。
  • AIX
    oslevel -r で確認される OSバージョンが  7200-xx または 7300-xx がサポートされる対象となります。
    サポートマトリックス内、同じ行の "Build Number" または "Cumulative Patch"のバージョン からサポートされます。
    例えば、AIX 7.3 TL1 SP1 (7300-01-01-xxxx) であれば、PAMSC 14.1 14.10.50.78 以降でサポートされます。
  • Linux
    ディストリビューションごとのメジャーバージョンのリリースの記載があることに加えてカーネルバージョンが記載のバージョンのマイナーアップデートであることがサポートされる対象となります。
    サポートマトリックス内、同じ行の "Build Number" または "Cumulative Patch"のバージョン からサポートされます。
    例えば、RHEL 9.1 Kernel 5.14.0-162.6.1.el9_1.x86_64 以降であれば、PAMSC 14.1 CP05ですべてのカーネルバージョンおよびパッチがサポートされます。
    ただし、5.14.0-284.x.x は RHEL 9.2 に相当するカーネルバージョンとなるため、サポート対象外となります。
  • Windows
    OS名が記載のある場合、サポートされる対象となります。
    サポートマトリックス内、同じ行の "Build Number" または "Cumulative Patch"のバージョン からサポートされます。
    言い換えればOSのバージョン番号 ( 22H2など ) には依存せず、全てのパッチ (KBxxxxなどの更新プログラム) の適用があってもサポート対象になります。
    ただし、セキュアブートの環境に関しては別途記載がないものに関してはサポート対象外です。
    例えば Windows Server 2019 は PAMSC 14.1 CP02 からサポートされますが、 Windows Server 2019 (セキュアブート環境) はPAMSC 14.1 バージョン 14.10.40.48 以降でのサポートとなります。

注:
UNIX系OSにおいて、お客様が使用されているカーネルバージョンがサポートマトリックスにおいて記載のないものについても、基本的にはサポートされますが、弊社内での検証は行われません。
また、Windows では個々の更新プログラムや新規バージョンに関して弊社内での検証は行われません。
このため、OSパッチ適用により、OS内部の動作が変更されることによって何らかの不具合が出る可能性は否定できませんので、最初に本番環境でのOSのパッチ適用は避けていただくようお願いします。

Additional Information

こちらのサポートポリシーは旧製品の Privileged Identity Manager (以下、PIM) のサポートポリシーに基づいています。

CA Privileged Identity Manager Endpoint Platform Classification and SLA Guidelines