Edge SWG経由の通信でアクセス障害が発生しました。
原因について切り分けを実施したいのですが、有効な方法はありますか?
アクセス問題が起きた場合、切り分け、原因を調べるために 便利な機能 Policy Traceがあります。
これを取得の上ブロードコムサポートセンターへ お送りください。
アクセス問題とは
等を指します。
Policy Traceの取得方法は 条件なしで無制限にとる方法と Policyによりコントロールする方法があります。
常に事象が起きている場合条件なしで取得したほうが早いことがあります
Configuration -> Policy -> Policy Options -> Default Policy Tracing.
Trace proxy traffic policy exception にチェックします。
Applyを押すと Warningがでます。これは 無制限のPolicy Traceによりパフォーマンスが落ちる可能性があることへの警告です。
この状態で 事象の発生を待ちます。 なお Policy Trace ファイルは 1MB程度しか入らないため 事象が頻繁に起きている状態で使います。
policy traceの結果をみるには ブラウザで https://proxy-ip:8082/Policy と実行します
最下部にある default traceをクリックします。 表示された内容を txtファイルへ保存します。
再度取得する場合は Delete all policy traceをクリックし ファイル内容を一度クリアして 再度事象が起きるのを待ちます
上述のように Default Policy Traceは 限られた局面でしか使うことができないため、一般には Policyによる条件下で使用とします。
例1: ICAP Response モードを使用する通信で遅延が生じている。
この場合 ICAP Response モード ということが判明していますので 以下のPolicyを加えます
1. ICAP Response mode ルールの track を右クリック
2. newをクリック
3. Traceを選択
再利用できるように一意の名前を付けます。 trace enableとします。trace fileに わかりやすい名前を付けます
最後に Install Policyをクリックします。
通信を流します。事象が起きたら 以下へアクセスします https://proxy-ip:8082/Policy
icap_troubleをクリックすると をクリックします。 表示された内容を txtファイルへ保存します。
例2: トランザクション中 どこで事象が発生しているかわからない場合
例1ではあらかじめ ICAP response policyにmatchする 通信と特定されていましたが、事象がそもそもどこで起きているかわからない場合、テストクライアントを特定し そこからの全通信を Policy Traceに記録する とします。
この場合、新規でルールを追加しますので VPMよりも CPL(Layer)による設定が簡単です。
*traceファイルは1か所しか設定できません。ここで client_traceを設定する場合、上記で設定した icap_traceは disable あるいは削除してください
通信を流します。事象が起きたら 以下へアクセスします https://proxy-ip:8082/Policy
client_trace をクリックします。 表示された内容を txtファイルへ保存します。