イベントログや SEP クライアントのスキャン完了記録に表示されているファイル数と、OS で確認したファイル数に差がある。
14.3 RU5(SEP バージョンに依存じません)
SEP のスキャン結果として表示するファイル数と OS の画面でカウントしたファイル数は一致しないことがあります。
それは OS から見るとひとつのファイルであっても、内容として複数のファイルを含んでいるものがあるためです。例えば Zip 等の圧縮ファイルや Microsoft Office の xlsx ファイル、pptx ファイルのように複数ファイルで構成されたアプリケーションデータ、アーカイブデータ等です。これらのファイルを SEP がスキャンする際、一つのファイルに格納されたファイルを取り出してスキャンするため、スキャンされたファイル数として複数のものとしてカウントされます。
また OS のファイル属性として隠しファイルとなっている場合、ユーザーの方の画面には表示されないものの、SEP のスキャン対象となっているものもあります。
これらが要因となり、OS のファイル数とスキャンしたファイル数の間に乖離が生じます。
スキャン対象のドライブやフォルダ内のファイル数を OS で確認し、もし SEP クライアントのスキャン記録にあるファイル数の方が多い場合には、上記要因のためと考えられます。その場合、特に対処は不要です。