PVOPTのUPGRADEパラメータにUPGRADE=(COMMAND,NO,NO)を設定しています。
デフォルト設定(UPGRADE=(NO,NO,NO))との違いは何ですか?
また、新規Panvaletライブラリは、UPGRADE=(NO,NO,NO)、UPGRADE=(COMMAND,NO,NO)の設定に関わらずR14.6で作成されますか?
Release : 14.6
デフォルト設定の場合、PanvaletライブラリのバージョンをUPGRADEすることができません。
UPGRADE=(COMMAND,NO,NO)の場合、++UPGRADEコマンドを使う事によってPanvaletライブラリのバージョンをアップグレードすることが可能です。
新規でPanvaletライブラリを作成した場合、PAN#4で使用したロード・ライブラリのバージョンで作成されます。
UPGRADE = ( NO , NO , NO ) , MESSAGE
( COMMAND , AFTERDUMP , PAN1OPEN )
COMMAND/NO
COMMAND:これは、PAN#2の++UPGRADEコマンドを用いてUPGRADE機能を実行します。
NO: (デフォルト)++UPGRADEコマンドを実行できないように設定します。
++UPGRADEコマンドを実行を実行した場合、PV001エラーが発生します。
AFTERDUMP/NO
AFTERDUMP:(デフォルト)++DUMPコマンドが正常終了した後、自動的にPanvaletライブラリのバージョンをアップグレードします。
NO: ++DUMPコマンドの後にUPGRADE機能は実行されません。
PAN1OPEN/NO
PAN1OPEN:PAN#1でPanvaletライブラリをオープンした後にライブラリのバージョンをアップグレードします。
NO: (デフォルト)PAN#1がライブラリをオープンしてもUPGRADE機能は実行されません。
MESSAGE:
(オプション)このサブパラメータを設定した場合、SYSPRINTファイルとオペレータ・コンソールに特定のPanvaletライブラリの
バージョンがアップグレードされた旨のメッセージを出力します。