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データ保護 (DP) ポリシーを実行するときに使用する便利なデータ要素は IP です。メールに含まれる IP に基づいて電子メールを制限または識別する必要がある場合があります。あるいは IP または IP レンジに基づいてポリシーの除外を作成することもできます。現在、データ保護はネイティブに IP による条件を提供していないため、代わりに正規表現を使用します。
IP 条件は正規表現を使用します。 Email Security.cloud では、DP 正規表現エンジンは Java 7 ベースの表現をサポートしています。
重要: 正規表現を記述するときは、式をテストして、意図したとおりに機能することを確認してください。次のページを使用して、正規表現をテストします。
Oracle Summary of Regex Constructs で構文の説明を確認することをお勧めします。ポリシーの [大文字と小文字を区別しないオプション] は有効にしてください。
文法: | |||
---|---|---|---|
. (dot) a a|b [abx-z] a+ a{4,8} \w \b |
改行を除いた任意の文字列 文字 a a または b 次の1文字: a, b または x-z の範囲 1個以上の文字 a 4個以上8個以下の文字 a アルファベット、アンダーバー、数字。[_a-zA-Z0-9] と同じ。 語の区切り。非境界言語の語は識別されない。 |
\ ab a* a? a{4} a{9,} \d |
特殊文字の打ち消し 文字列 ab 0個以上の文字 a 1個以上の文字 a 4個の文字 a 9個以上の文字 a 数字。[0-9] と同じ。 |
\b123\.123\.123\.123\b
(?:Your Comment Here)?
を IP の後に追加する。123.23.80.1
123\.23\.80\.1 になります。ただし最後のバイトが
0 から 25 の間になるため、\b を追加して \b123\.23\.80\.1\b となります。
そうしないと IP 123.23.80.1
, 123.23.80.10
から .19
, 123.23.80.100
から 123.23.80.199 もマッチすることになり、期待の結果と異なります。
\b123\.23\.80\.1\b(?:IP from ABC)? のように記述します。
195.168.1.0/23
^195\.168\.(0\.([1-9]|[1-9][0-9]|1([0-9][0-9])|2([0-4][0-9]|5[0-5]))|(([0-1])\.([0-9]|[1-9][0-9]|1([0-9][0-9])|2([0-4][0-9]|5[0-5])))|1\.([0-9]|[1-9][0-9]|1([0-9][0-9])|2([0-4][0-9]|5[0-4])))$
^ $
を \b
に置き換えます(この構文を使用)。\b195\.168\.(0\.([1-9]|[1-9][0-9]|1([0-9][0-9])|2([0-4][0-9]|5[0-5]))|(([0-1])\.([0-9]|[1-9][0-9]|1([0-9][0-9])|2([0-4][0-9]|5[0-5])))|1\.([0-9]|[1-9][0-9]|1([0-9][0-9])|2([0-4][0-9]|5[0-4])))\b
\b195\.168\.(0\.([1-9]|[1-9][0-9]|1([0-9][0-9])|2([0-4][0-9]|5[0-5]))|(([0-1])\.([0-9]|[1-9][0-9]|1([0-9][0-9])|2([0-4][0-9]|5[0-5])))|1\.([0-9]|[1-9][0-9]|1([0-9][0-9])|2([0-4][0-9]|5[0-4])))\b(?:IP Range from ABC)?
通常、メールヘッダーにメールが通過した経路に関わる情報が含まれていますが、記述される形式はメールサーバーによって異なるため、異なる経路を経由して配信される様々なメールについて、必ずしも IP アドレスを用いてメールの判定ができるとは限りません。設定したポリシーを適用する際はデータ保護で設定したポリシー動作の確認手順により確認を行うことを推奨します。