Email Security.cloud を経由せずにメールを送受信する
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Email Security.cloud を経由せずにメールを送受信する

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Article ID: 254105

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Email Security.cloud

Issue/Introduction

なんらかの理由により Email Security.cloud を使用できない事象が発生した場合に、サービスを経由せずにメールを送受信するための一時的な回避策を記します。

Resolution

以下の手順は Email Security.cloud をバイパスしてメールの配信を継続するための設定となります。

インバウンドメール:
ドメインの DNS MX レコードを Email Security.cloud のサーバー(clusterX.us.messagelabs.com) からお客様のメールサーバーに変更します。
※「お客様のメールサーバー」は通常はインバウンド経路に設定していたサーバーです。

なお、お客様のメールサーバーは Email Security.cloud のサーバーのみ接続許可と設定することを推奨しているため、一時的にすべてのサーバーからの接続を許可するように設定変更が必要な場合があります。メールサーバーおよびファイアウォールの設定をご確認ください。

DNS MX の変更が、送信元のメールサーバーに伝播するまで数時間程度かかる場合があります。伝播が完了したメールサーバーから送信されたメールはお客様のメールサーバーに直接配信されるようになります。

アウトバウンドメール:
アウトバウンドメールを弊社サービスを経由して配信するように設定していた場合は、変更が必要です。お客様のメール送信サーバーがメールを送信する際、弊社サーバー(clusterXout.us.messagelabs.com) にリレーするのではなく、送信先ドメインの MX レコードを参照するように設定を変更してください。設定を変更しますと、メールサーバーはメールを送信先に直接配信するようになります。

注意:SPF レコードをドメインのDNSに設定している場合は、ドメイン認証が成功するようにお客様のメールサーバーを SPF レコードに追加してください。
例:

  • 現在の SPF レコード: "v=spf1 include:spf.messagelabs.com -all"
  • メールサーバーのIP 192.0.2.1 を追加した SPF レコード: "v=spf1 ip4:192.0.2.1 include:spf.messagelabs.com -all"

Email Security.cloud のサービスが復旧したことを確認できた場合は、上記と逆の手順で設定を元に戻してください。